【感想】「戦争」に強くなる本

林信吾 / アドレナライズ
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • masaaki.oyabu

    masaaki.oyabu

    この本を読むとすぐ自分が如何に「戦争」に弱いかを実感する。
    というのも「戦争」という歴史的に繰り返される人間の歴史の知識を簡単に手に入れられと思って読み始めたのですが、本のページをめくる度に「この本を読めば更に詳しい」とか、「この解説にはこの本がオススメだ」「この本が別の視点を与えてくれる」等、数々の本が紹介される。TV番組で池上彰氏の教養としての戦争を観ながら、「なるほど.そうだったのか」と感心していた自分が懐かしくなる。
    この本は「戦争」というものをとおして、人間の歴史を探求していこうとする人にはうってつけの戦争のガイドブックなるので是非読んでもらいたい。
    私は”社会の動き”に興味があるので、その視点で読み進めるて行ったが、第三章「軍国主義とはなんだろう」、第四章「軍部独裁」、第五章「戦争は避けられただろうか」で紹介された本をもとにこの敗戦後70年の日本戦争の歴史を振り返り、「戦争と社会」の関係性に強くなろうと考えている。
    余談だが、私がずっと不思議に思っていた「なぜ、日本には空軍がないのか?」という疑問も解消されたし、'零戦'が海軍製造で、'隼'が陸軍製造のものであって陸海軍がそれぞれ別々に戦闘機を開発製造していたという事実には驚きもした。
    でも、こうやって「戦争」を深く見つめているとそれに対比される「平和」が鮮明に浮き上がってくる実感がある。手にとった動機とは違うところに落ち着きそうだけど、いろいろな意味で価値ある一冊だった。
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    投稿日:2015.08.30

  • hhhtmcnerd

    hhhtmcnerd

    非常に分かり易く日本の戦争を紹介してくれていて、入門書としてとてもいい本です。

    まだ自分自身で何故そう感じるようになったのか分からないが、日本の戦争に関して、知識見識を増やしていきたいと急に思うようになった。
    そのために最初に読む本として選んで見ました。ある人の推薦です…

    とても面白く、分かり易い本でした。ただあくまでも、この本は日本の戦争の触りの部分でしか有りません。そこは注意ですね。
    推薦書籍も探して読んでみたいと思います。
    続きを読む

    投稿日:2013.07.26

  • H.Sato

    H.Sato

    軍縮とはリストラ。
    すぐに難しいことを言い出すのが左翼で意味もなく騒ぐのが右翼。
    昭和天皇ですら、一部軍人たちの狂気じみた言動には恐怖を感じていたのだ。
    世間知らずの受験秀才に過ぎないような連中が官僚化した軍組織の中で権力を握り、戦争指導の任にあたったことに悲劇の原因がある。続きを読む

    投稿日:2009.10.28

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