【感想】ゲーテとの対話 下

エッカーマン, 山下肇 / 岩波文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
3
5
2
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ブクログレビュー

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  • あかた

    あかた

    生前にゲーテと対話したエッカーマンの回顧録。
    多種多様な分野の話で、自身の理解が届かないと感じるのは教養不足なんだろう。
    またしばらく置いてまたチャレンジしてみよう。
    265冊目読了。

    投稿日:2023.10.08

  • Go Extreme

    Go Extreme

    第三部

    まえがき

    一八二二年

    一八二三年

    一八二四年

    一八二五年

    一八二六年

    一八二七年

    一八二八年

    一八三〇~一八三二年

    『ゲーテとの対話』第四部のための草稿より

    ゲーテ年譜
    解  説
    人名索引
    ゲーテ作品名索引
    続きを読む

    投稿日:2022.07.17

  • 坊一郎

    坊一郎

    感嘆させられることが多くて、その度にそれをせっせと書き留めた。
    水木しげるさんが戦場でお守りは落としても、この本だけは肌身離さず持ってたらしい。
    あの人もきっと、ゲーテの優れた、有益な言葉に励まされたんじゃないかと思った。続きを読む

    投稿日:2021.08.24

  • だろあ

    だろあ

    こうした古典を読みつけてないため、読破するのは難しいかと思っていたが、1ヶ月かかって読破した。

    この本を開く前は予想もしなかったが、おもわずふふっと笑ってしまったり、読みながら涙したり…… 様々な感情が自分自身の中で渦巻いた。ゲーテとエッカーマンの戻らないかけがえのない時間がこの本には詰まっている。

    もちろん、私の頭では理解できない部分が多いが、現代にも通じる言葉も多く、線を沢山引いた。
    日頃モヤモヤしていて言葉に出来ないことも、心にスっと入るようにゲーテが表現していて、読んでいて胸がすく思いがした。
    同時に、ゲーテならこのコロナ禍に生きていたらどのような言葉を残したのか?日々起こる出来事にゲーテはどう考えるのか?という新たな問いが自分の中で生まれるようになった。

    ゲーテは聞き手としても素晴らしい。本書はゲーテから著者に語りかける言葉で構成されているが、弓矢と野鳥ヲタのエッカーマンの話を、その分野に明るくないゲーテが聞く場面がある。
    相手を褒めながら、核心をつく質問をして相手をのせてさらに話を聞き出す……様々な専門家から沢山の知識を引き出して、自らの知識そして教養としていたのだと伺わせる場面であった。

    しかし、ICレコーダーが無い時代に、エッカーマンは一体どうやってゲーテの言葉を書き留めることができたのかが不思議である。
    あなたがいたから、私は作品から離れたゲーテ自身が紡ぎ出す素晴らしい言葉の数々に触れることができた。
    あなたは誰よりも一番のゲーテヲタなんだと思う。
    続きを読む

    投稿日:2021.04.09

  • JOEL

    JOEL

    一貫して、
    永遠真理、普遍の法則を探究しているゲーテの深遠な洞察が光るエッカーマンとの対談。

    幸福について
    学びについて
    生きるということについてなど語られる。

    「私は、作家という天職についているが、大衆が何を求めているとか、私が全体のためにどう役立っているかなどということを決して問題にしてこなかった。
    それどころか、私がひたすら目指してきたのは、自分自身というものをさらに賢明に、さらに良くすること、自分自身の人格を高める、自分が善だ、真実だと認めたものを表現することであった。」

    人のためにと自分を犠牲にして行う行為に幸せはなく、全体の幸せとは、自分自身を幸せにし、その上でまわりにも良い影響があり、それをめいめいが行っていった結果であると。

    自分自身を高めていく。
    続きを読む

    投稿日:2021.01.02

  • yoshidamasakazu

    yoshidamasakazu

    岩波文庫 ゲーテとの対話 

    1822年〜1832年のエッカーマンの追補、ゲーテ年譜、人名索引など 下巻が一番充実している。下巻はまた読みたい

    上中巻同様に格言は秀逸。神について、天才論など長めの論調も読み応えある。


    ゲーテが神の恩寵を受けた 天才と認めたのは、モーツァルト、ラファエロ、シェークスピア。ゲーテが影響を受けたのは、シラー、ナポレオン、バイロンだと思う。

    ゲーテ自身、自分の作品のうち「親和力」を最も高く評価している?読んでみたい。

    ゲーテ曰く「本の読み方を学ぶのに〜私は八十年費やした。まだ今も目的に到達しているとはいえない」とのこと。


    格言
    *名声は労苦の泉、隠世は幸福の泉
    *本質的なことに金を惜しむくらい無駄な金使いはない
    *探究と過ちを通して、人は学ぶ
    *同類のものは、われわれを安心させる。反対のものは、われわれを創造的にする
    *人間の蒙昧さと開悟がその運命をつくる
    *天才的な人物には、反復する思春期がある

    神について
    *神は、人々にとって〜たんなる呼び名
    *神の偉大さを確信している人は〜畏敬のあまりその名を呼ぶことさえ憚るだろう







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    投稿日:2020.06.18

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