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海野弘 / 文春文庫 (8件のレビュー)
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beniong
面白い、興味深い方向で。読むのに気合がいるかも。まじめに面白い、確かにタイトルで損してるかも。じっくり長い時間をかけて読み返しながら読みたいけど(さっと読むと全部忘れそうなので反芻したい)家族バレが怖…くて手元に置けない、電子で買い直すか。少し古いのかなぁと思うところもある。動物にもみられるがメスの代用でないのは人間だけとあるけれど、違う例もあるような?ボノボとか。それは最近の発見なのか、私の勘違いなのか。あととてもリズムのよい文章なのに素通りすると「ん?な、何だったの今のところ?」とわかり難い部分もあって、内容がちょい複雑なだけに残念。 ギリシャをちょっと読んだけど、なるほどーと感心しまくり。『クリューシッポス』(エウリピデス著)によると、クリューシッポスさんを期限とする愛と憎しみがギリシャ悲劇のネットワークを生み出している、ってホントですかー こう聞くと何がなにやらだけど、↓ ペロプス(ポセイドンに愛された美少年)の息子1クリューシッポスに、客で来たテーバイの王子ラーイオスが惚れて誘拐、クリューシッポスは自殺、父ちゃんのペロプスはラーイオスを呪う。この呪いが!悲劇の始まりなんです! だって、呪われたラーイオスの息子が【オイディプス王】だから。あの、父を殺し母を娶り、事実を知り目を潰して放浪に出る、フロイトの言うエディプスコンプレックス(マザコン)の名前の元となった彼! そしてペプロスの息子2、アトレウス。クリューシッポス殺しの濡れ衣を着せられ、放浪し、ミュケーナイの王になり、その子が【アガメムノン】である…… やれやれ、ほんの少しの抜粋ですが、これで興味を持たれた方は是非読んでみて下さい。分厚いです。続きを読む
投稿日:2018.07.16
bax
このレビューはネタバレを含みます
[ 内容 ] 世界史の中で封印され続けてきたタブー、「同性愛」。 古代ギリシアから、ルネサンスの禁欲、“世紀末”の愛の迷宮、帝国主義と二つの世界大戦、そして、性意識の増大した二十世紀に花開いた美と多様な価値観。 その裏側には、知られざる壮大なホモセクシャル・ネットワークがあった。 今、明かされる、前人未到の裏世界史。 [ 目次 ] 世界史の中の封印されたタブー 第1部 古代から十九世紀まで 近代以前(同性愛の起源;ギリシアの愛;ローマからキリスト教世界へ;ルネサンス ほか) 第2部 二十世紀 性の世紀(ブルームズベリー・グループ;バレエ・リュス・コネクション;太陽の子ら―二つの大戦の間;同性愛の政治学―第二次世界大戦期前後 ほか) そして二十一世紀 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
投稿日:2014.11.21
akkosan
題名と表紙でかなり損してる気がします。ものすごく綿密に書き上げられた世界史の本です。教科書や一般にかかれている歴史の⁇⁇ と感じたかなりの行間の隙間がこの本で埋められます。この表紙は、硬派な内容のこの…作品にはあっていない気がして、残念です。続きを読む
投稿日:2012.05.28
E/p
ホモセクシャルの世界史というより西洋史といった感じです。 古代ギリシアから始められていますが、主眼は19世紀末から20世紀にすえられています。 そのあたりの文化人の名前に詳しくないので、名前が多く出てきて読みづらかったです。 だいたい罪とされていた性の問題が、近代から現代にかけて定義付けられ、罪では無くなったものの、定義付けられ形を得たが故に偏見や差別の対象になる。こういった思想に関して人類は進歩したと言えるのか考えさせられます。
投稿日:2012.01.02
ざじ
歯医者で読むのにとても重宝した(笑)映画「アナザー・カントリー」のガイ・バージェスについて改めて読めたのが良かった。映画を見たくなった。
投稿日:2010.02.22
よん
あっちこっちから集めてきた情報を羅列しただけという感じで、あまり読む気になれなかった。もうすこし深く追求して欲しかったなと思う。 世界史を勉強するうえで知ってても面白いかなというくらい。
投稿日:2009.03.19
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