【感想】近代異妖篇 岡本綺堂読物集三

岡本綺堂 / 中公文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • きのさん

    きのさん

    文明開花の世の中、その影、人たちが古い因習に引きづられながら新しい世を戸惑いながら迎えている心情が伝わってきて、当時の人の心が伝わる。

    投稿日:2023.07.05

  • ちよ

    ちよ

    幕末、明治、関東大震災直後…時代の空気が濃い怪談集。
    こういうのがいいんだよなぁ…。
    中央西線から長野へむかう旅行の途中で読んでいたけれど、奈良井のあたりを通った時に、ちょうど奈良井を舞台にした話にさしかかっていた。
    それを含めていい読書体験。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.17

  • ao-neko

    ao-neko

    「鬼談」や「奇談」を集めた短編集。当然カテゴライズするならそのどれもが「怪談」にはなるのですが。恐ろしく感じるもの、少し不思議に思うもの、様々です。
    お気に入りは「水鬼」。因縁の物語もさながら、絡みつく幽霊藻のビジュアルがイメージとして思い浮かぶと、美しく感じると同時にぞっとさせられます。そして呪いだの祟りだのが本当に存在したのか、それとも病んだ神経の生み出したものだったのか、という部分も考えれば考えるほどに恐ろしくって。
    「木曾の旅人」「影を踏まれた女」「指輪一つ」は再読だけれど、こういうのって再読の方がじわじわ来るかも。再読だから知っているんだけれど……ぞくぞく来るなあ。
    続きを読む

    投稿日:2019.08.27

  • あやごぜ

    あやごぜ

    「青蛙堂鬼談」の拾遺集ともいえる怪談・奇談集。

    レトロな文体が雰囲気出しています。

    個人的に印象に残ったのは、「水鬼」「木曽の旅人」「離魂病」です。
    あと、「百物語」は、普通に考えればすごく怖い状況だと思うのですが、滑稽な感じにも取れてしまうのが、また味わい深く思いました。続きを読む

    投稿日:2018.06.28

  • Pukasan

    Pukasan

    『青蛙堂鬼談』の捨遺集。大正10年~15年にいろんな雑誌、新聞へ発表した奇談を集めたもの。
    作品の舞台は、江戸~大正といろんな時代のモノが混在してますが、『聞き書き』の様式による端正な語り口ですいすい読ませる。作品によっては、舞台を現代に置き換えただけでそのまま最近の作品として成立するぐらい、モダンなホラーになってます。
    印象深いのは、綺堂の描くドッペルゲンガーものである『離魂病』(当時、この自分のそっくりさんに出会う系の怪談、流行ったんですかね? この時代のいろんな作家さんの作品でみかける……)、関東大震災と絡めた『指輪一つ』辺りかな。
    続きを読む

    投稿日:2018.06.06

  • pokorit

    pokorit

    収録作品は、
    近代異妖篇: こま犬/異妖編/月の夜がたり/水鬼/馬来俳優の死/停車場の少女/木曽の旅人/影を踏まれた女/鐘ヶ淵/河鹿/父の怪談/指輪一つ/離魂病/百物語、
    附録: 雨夜の怪談/赤い杭。

    投稿日:2016.05.18

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