【感想】放課後保健室 10

水城せとな / プリンセス
(24件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
7
11
5
0
0

ブクログレビュー

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  • まあ

    まあ

    このレビューはネタバレを含みます

    真白が目を覚ますと、体が完全に女の子だった。そしてまわりも、ずっと女の子として扱う。
    いつもの仲良しグループ。彼氏の先輩・・
    あれ?そうだっけ?
    今までのは長い夢?自分の体が男と女だったなんてあるはずないか。

    実は、真白は木曜日の「授業」の夢からまだ覚めてなかった。その世界で女の子として生きていた。
    剣道部の先輩(卒業したハズなので名前が思い出せない)と、気が付いたら保健室で寝ていた「まさか・・やった?」
    隣のベットにも誰かいる。蒼と紅葉?!
    びっくりして飛び出すと、そこに男の真白がいて「人生を変わってほしい」という。それで残っていた珠が割れて、現実に引き戻される。
    さっきの、蒼と紅葉のシーンが焼き付いていて、蒼をさがして「女にしてほしい」と頼み、二人は結ばれる。

    真白が窓の外をみると、黒い月があった。(これ、1巻から消える人だけが見ているという、伏線がある)

    いつものように木曜日の放課後の「授業」を受ける。
    この日、蒼も紅葉も、真白を卒業させようとしていた。
    だが、建物が崩れていく。どうも「授業」がおかしい。壊れていく・・・
    鍵を手にして扉に行こうとすると、また男の真白に阻止される。
    が何者かに助けられて、女の真白が扉を開けようとする。


    一方、どこかの世界。
    真白の保健室の担当の先生によく似た妊婦が、病院でおなかの赤ちゃんは男女の双子だと伝えられる。
    が、妊娠の状態がよくないので入院することとなった。
    その病院で火事が起こる。たまたまベットから落ちた一条という妊婦は煙を吸わずに目が覚めたが、
    他の妊婦たちはベットの上で煙を吸ってしまった。
    声がでない・・でも早くしないと炎がやってくる・・・

    ようやく助けられたが、お腹の中の男の子は死んでしまった。

    実は、ずっといたあの学校は子どもが生まれる前の世界。
    生まれた後の人生のいろんな試練の予行練習をして、耐えられたり乗り越えられたらようやく産まれる。そこで耐えられずに離脱したらもう産まれることはできない。
    真白の場合、一人しか生まれないのに、二人授かってしまったので、
    その世界で男の真白と女の真白が戦ってどちらか一人が産まれる運命だった。
    真白が卒業したあの「授業」で世界が崩壊していったのは、産婦人科が火事になったから。
    そして、ベットの上で煙を吸ってしまった妊婦たちは、真白を行かせた、蒼や紅葉たちの母親だった。つまり・・・

    ってオチ。
    (はい、全部書きましたwww)

    最初に「絵が好きかも」って表紙買いで古本で大人買いした漫画がこんなに面白いとは!!そして、私が初めて買った水城せとなさんの漫画でもありました。

    消える人達だけがみれるあの「黒い月」の正体も最後の最後にうわぁ~~~なるほど~~~って思ったし、
    まじでこういうオチが来るとは思わなかったよ。

    ラスト、真白が産まれて数年たって、高校生?で、駅でハンカチを拾ってくれる男子が蒼に似ていたのは・・・助かったってこと?

    なんかちょっと、救われた~~~

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.08.14

  • naomi33

    naomi33

    最後に展開が180度を通り越して480度くらい回転したような印象を受けました。こう来るとは全然想像出来ませんでした。この世界観、とても好きです。

    投稿日:2016.02.06

  • さま

    さま

    ちまちま読んでやっと最終巻までたどり着いた。この人の書く人間の嫌な所詰まった感じが最高によく出ていた漫画だった。特に主人公。あの黒い月はまだ3cmです→全開ですを表してたのか。月にも意味があった所に感心した続きを読む

    投稿日:2014.04.17

  • akakoko

    akakoko

    綿密な計算。ハラショー。
    水城さんの作品にはまるきっかけ。

    ブラック、エロティック、一筋縄ではいかないユーモア。

    投稿日:2012.12.29

  • はちの

    はちの

    あぁ……あぁ……なんとそういう………

    クライマックスにふさわしい最終巻だった。長かった物語がまさかこんなオチだったんで思いもしなかった。なんて切ない終わり方だろう。

    作品全体が夢のようであり、どこか非現実的な雰囲気のある物語であった。それもこれも全部この終わりのために用意されたものだったなんて。

    読み始めたときから思っていた通り、全10巻全て読み終えた今だからこそこの作品の良さがしっかりと分かる。そういう作品。

    これは何度でも読み直したい
    素敵な作品をありがとうございました!!
    続きを読む

    投稿日:2012.09.24

  • hitsui

    hitsui

    このレビューはネタバレを含みます

    レンタルで夢中になって一気読みしました~怒涛の展開から色んな伏せんが明らかになるあのラスト!ほぉぉぉ~深いです!今文庫版出てるみたいなので買って再読したいな。このダークな世界観テリーギリアムとかティムバートンとかに怪しく映画化してもらいたいです☆それにしてもせとなさんの描く男の子は皆ちょっとSで意地悪でかっこいい…惚れますっ!

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    投稿日:2012.02.04

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