【感想】龍は乱れる

真堂樹 / 集英社コバルト文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • 彩波(いろは)

    彩波(いろは)

    このレビューはネタバレを含みます

     飛は、大龍と尊夫人の間に生まれた子供ではないのか……?
     その疑惑に気がついたマクシミリアンは、確証を得るために、過去の書類を探り始める。
     一方の飛は、自分とマクシミリアンの因縁から、何とか白龍から距離を置こうとする。
     それを許せないマクシミリアンが、いくら呼んでも来ようとしない飛の代わりに、今度は東州茶房主人を囲棋の相手に……と呼び寄せる。
     それを勘違いした飛は、白龍屋敷へと乗り込み、大立ち回りを演じてしまう。

     何とか花路へと帰り着いた飛だったが、それを花路を守るために、飛の下した結論は!?

     という話でした。
     いやー……なんかもう、つらくて見てられないので、なかなか読むのがはかどらないんですが……。
     一回、読んでるからこそ、この辺りがとってもつらいターンなのがわかっていて、本当になかなか進まなくて困ります。

     そういうわけで、飛が何とかマクシミリアンから逃げようと必死で、マクシミリアンはそんな飛を逃がしたくなくて必死で、のすれ違い。
     挙句、最後の最後に、飛を攫って逃げ出したマクシミリアンは逃げ出してしまう……という。

     そして、本当の黒幕であった、東州茶房主人が動き出して……と。
     飛の懊悩に胸が痛くてしょうがないですが、そこを乗り越えれば、まぁまぁなハッピーエンドが待っているので、飛には頑張ってもらいたいです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.06.10

  • kirimark

    kirimark

    飛は大龍と尊夫人の息子。そのことに気づいたマクは戸籍を調べたりと飛の身辺を探り始める。王老人を本土から呼び寄せ話を聞き、そしてついに東州茶房主人を白龍屋敷へ呼び出した。
    それを聞いた飛は一目散に屋敷へ向かいマクに刃を向ける。そして翌日、ついに飛は仲間たちに頭を下り、花路を抜けることを宣言する。続きを読む

    投稿日:2008.05.30

  • 羽翼 圭

    羽翼 圭

    もしかすると出会ってすぐのマクシミリアンに手を焼いてた頃や、翡翠を耳に刺し込まれた頃の方が、何だかんだで飛にとっては幸せな日々だったんじゃ? と思ってしまう展開になってきた四龍島シリーズ。それでも読みたい思いが消えないのが不思議なシリーズですが。
    マクシミリアンが飛の出自に気付いたらしく、飛の出自に関する調べを密かに始める。そんな中、黒龍では、飛の言葉に背を押され、元家当主の梨樹が黒龍屋敷へ上がり、猫が玲泉を始末するようにと黒党羽老頭から言われて…。
    自分の居場所を花路に見い出そうとしながら、街の為を思い、身を退こうとする飛。そんな飛に戸惑う羅漢と葉林の想いに深く頷きながら、マクシミリアンの強行に注目です。
    そして、ついに動き出した師父達の動きにも大注目ですよ。
    続きを読む

    投稿日:2004.11.05

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