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藤原万璃子, 鳳麗華 / シャレード文庫 (1件のレビュー)
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彩波(いろは)
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ハルキの甥・タケシがハルキの学舎であるユニバーサル・アカデミーに前触れもなく入学してきた。 大好きな叔父との邂逅にはしゃぐタケシ。ハルキも実の兄弟よりも年の近いタケシはハルキにとって弟のようなもの、驚きこそすれ懐かれて悪い気はしていない。 ところが、そこに突然、シャルルまでルポライターに変装し、聴講生として現れた―― 情報部の辣腕工作員がわざわざ出張って来るとは、一体、欧州一の最高学府の内部で何が起きているのか、疑問に思い、シャルルから話を聞こうとするハルキだが、シャルルはタケシに対してどうしうわけだか、冷ややかな態度で……。 というような話。 今回は、ハルキの家族が総出で出て来る話……ですね。 家族のいないシャルルには理解できない感情があって、シャルルがみっともない嫉妬をしているように見える……んですが、今回は殆ど、シャルル視点の話じゃないので、シャルルの内心は伺い知れず。 そして、ユニバーサル・アカデミーの内部で起こっている事件っていうのが、何てことはない。 学長選挙に関する不正入学問題……。 いやまぁ、大学の規模が段違いに大きいのと、シャルルのボスが全くアカデミーと関係ない人ではないので、しょうがないのかもしれないけど、そんなくだらないことでシャルルを呼び出さなくても……と思ってしまう。 どうも、最近のシャルルはハルキの絡む事件に自分からくちばしを突っ込みたがっているように見えてしょうがないんですが、違うんですよね……? そして、2つ目の話は、長らく帰っていなかった実家に里帰りするハルキとそこに突然現れるシャルル……という話。 シャルルは順調にご家族のみなさんに気に入られたようで、地盤固めですか……? と言いたくなるような気もしましたが。 そういう訳で、段々、ハルキにはまだ自覚は無いですが、ハルキに振り回されつつあるシャルル……という様相がどんどん色濃くなっていきます。 この話って、シリーズのどの辺りで終わってるんでしょうか? まだ、かなり続きを持っているんですが、ちっとも終わってる気配がないので…… ついつい華美で装飾過多な文章にだけ気を取られてしまいがちですが、恋愛面だけ見たら、実は相当まどろっこしいよなー……ということに今更ながら気が付いた。 主に、シャルルの自覚の無さの点において……
投稿日:2011.11.11
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