沢田研二
中川 右介(著者)
/朝日新書
作品情報
1966年、京都の若者5人が芸能界にデビュー。沢田研二は、たちまち大スターに。だが、「時代の寵児」であり続けるためには、競争に生き残らなければならない。熾烈なヒットチャート争いと賞レースを、いかに制したか。頂点を極めるまでのジュリーの全軌跡。圧巻の情報量で、歌謡曲黄金時代を描き切る。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 沢田研二
- 著者
- 中川 右介
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 掲載誌・レーベル
- 朝日新書
- 書籍発売日
- 2023.12.13
- Reader Store発売日
- 2023.12.13
- ファイルサイズ
- 12.9MB
- ページ数
- 528ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.7 (3件のレビュー)
-
昭和カルチャーのアームチェアディテクティブ、中川右介の今回のテーマは、沢田研二。島崎今日子が週刊文春で連載していた「ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒」と重なって、今なぜかジュリー来てます。島崎本…(単行本は未読、週刊誌連載時に読んだだけですが…)は、関係者へのインタビューで構成されていますが、中川本は相変わらず,当時の雑誌のインタビューとかヒットチャートとか膨大な資料の再構成だけで沢田研二というスターの物語を描いて行きます。前に読んだ「阿久悠と松本隆」とか「松田聖子と中森明菜」と同じ「歌謡曲が輝いていた時代」を蘇らせています。ただし、作詞家とかアイドルとかという視点とは違うのは、スーパースターというフィルターで見た時代であること。そこには日本レコード大賞と紅白歌合戦という2大ステージの物語であり、著者のに二項対立フレーミングで語ると「レコード大賞と紅白」という本かもしれません。自分の中ではジュリーは日本で一番メジャーなロッカー(デビット・ボウイもなにするものぞ!)なのですが、ロッカーというより日本で一番ロックなエンターティナーに感じてくるのは、熱い一等賞へのこだわりがあるから。タイガースもPYGも、いいロックバンドとして大きく成長できたはずなのに…という残念な気持ちもありますが、エンターティナー沢田研二が歌謡曲のヒットチャートで踠きまくったからこそ、井上堯之や大野克夫の音楽は時代を作り、ショーケンはそれとは違う道を進めた気もします。沢田研二が自分の音楽に固執するのではなく時代の才能たちがジュリーというプラットフォームで己のアートを輝かせたいと思った、それがジュリーの時代なのだと思います。それにしても改めて感じるのは渡辺プロというプロダクションの存在の大きさです。テレビ局のみならず、政治まで巻き込んで芸能をビジネスにしていくプロセスはジャニーズや吉本興業のロールモデルになっています。これも二項対立テーマでフレーミングすると「ジュリーとワベプロ」という本でもありました。お互いに利用し合った(?)沢田研二とナベプロの関係の終わりは、どういう物語だったのでしょうか?エンターティナーとして、例えばシナトラみたいな存在にはなってない訳だから…そういえば去年、BS-TBSで録画した「沢田研二 華麗なる世界 永久保存必至!ヒット曲大全集」あったな…観なくちゃ!続きを読む
投稿日:2024.02.05
このレビューはネタバレを含みます
何かの書評で見て、図書館で予約
レビューの続きを読む
沢田研二の「勝手にしやがれ」の頃には私はちょうど小学校高学年か。
タイガースの頃はもちろんリアルタイムでは知らず、知っているのは「勝手にしやがれ」を挟んだ数曲に過ぎない…のだが、タイトルを見ると曲の一部が自然と頭に浮かんでくる。
見ていないようで見ていた、聴いていないようで聴いていたのだなと自分に驚いた。
この頃の歌謡界の状況、ヒット曲、売れてた歌手、賞取りに対する事務所の動き、テレビ局の動きなど、歌謡史、テレビ史としても興味深く読めた。ジャニーズに限らず、テレビ局との癒着は昔からあったのね〜など。
沢田研二の声は当時はなんと表現するのか分からなかったけど、「色気のある声」なんだろうな。久々に聴きたくなった。
続きを読む投稿日:2024.03.31
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。