ミューズの真髄 1
文野紋(著者)
/ビームコミックス
作品情報
美大に落ちたあの日。“特別な私”は、死んでしまったから。仕方がないのです。“凡人”に成り下がった私は、母の決めた職場で、母の決めた服を着て、母が自慢できるような人と母が言う“幸せ”を探すんです。でも、だって、仕方ない、を繰り返しながら。新時代を抉る異才が描く、狂おしく歪な初連載、開幕。
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商品情報
- シリーズ
- ミューズの真髄
- 著者
- 文野紋
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- ビームコミックス
- 書籍発売日
- 2022.01.11
- Reader Store発売日
- 2022.01.11
- ファイルサイズ
- 101.2MB
- シリーズ情報
- 全3巻
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この作品のレビュー
平均 3.5 (2件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
やば!面白い!めっちゃ好き。美大落ちてからお母さんとの関係に亀裂が入る。そして毒親。そんな親の元をある日なけなしに飛び出してたまたま出会ったお兄ちゃんのところに住まわせてもらうことに。合コンで出会った拗らせてる男性も絡み、人間関係の拗れ方絡み方がおもしろい。恋愛の面もありつつ、好きなこと(絵)に向き合う様子も描かれつつ様々な要素が混在していて好きだった。2巻楽しみ
レビューの続きを読む投稿日:2022.06.27
正直な感想が「何か苦手」というものだった。
自分は少年漫画が好きで、このジャンル以外の漫画をあまり読まないので、自身の趣向、嗜好の幅を広げたいと思いネット記事で見かけたこちらを読んだ。
少女漫画の分類…だと思うのだが何か主人公に対して苦手意識が芽生えている。
これが何故なのかを考えていきたい。
まず思ったのが、「恋愛気質」という点だと思った。
鍋島さんに惚れ、龍円さんに惚れる。
男性との人関係性に分かりやすく恋沙汰を絡めてくる話の進み方が苦手だ。
というかこれが少女漫画か
多分だが、女性から見た少年漫画のラブコメも冴えない男性が女性からモテているという、強烈な違和感を感じて苦手意識があるのではないだろうか。
少女漫画テイストのストーリー進行が自分には合わないようだ。
次に、「主人公にとっては自信の要因に足り得ないものが自分にはとてもすごい事で羨ましく思う」という点
まず合コンに参加して男性全員に惚れられるという「容姿」その嫉妬から陰口を言われるレベル
確かに容姿なんて自分の力で獲得できる範囲が限られているから、自信の要因にはならないのかも知れない(主人公はすっぴんをブスだと言っている。メイクして可愛いならメイク上手な自分を誇れないものか、メイクしても骨格を変えられない人だっているのに)が、自分は容姿にひどくコンプレックスを抱いているのでそれで陰口を言われるのが逆に羨ましく思った。
俺も嫉妬されるレベルの容姿を作りたい。
どうしようもない壁があると卑屈になってしまう。
本当にコンプレックスを拗らせていると再認識させてくれた。
それと「自分の好きなものに対して真摯に打ち込んだ、そういったものに出会った」という点
好きで仕方がなく、その道に進みたいと思えたものに出会えていることが何より羨ましい。
これだけでも俺にとってはすごい価値だと思う。
そして、必死に打ち込んだからこそ、壁に当たって挫折してしまう。そこから再起を目指して頑張る。
もうね、嫉妬しかないわ
主人公の「ひたむきさ」や他人に対して正直にいられる、精神の綺麗さとでも呼べばいいのか
眩しくて自分の影を強く自覚させられる。
最後に、主人公を可愛く描きすぎている
なんて言えば良いのか女の子らしい女の子という面が強く前面に押し出されていると感じた。
言い方が悪いが毒親に対する主人公の心理が弱く感じてしまうというか、毒親がちょっとしたスパイス程度にしか感じられないほど恋愛要素が強い。
主人公の葛藤であったり、仕草であったりが全て少女漫画テイストで結局行き着く先が恋愛に直結しているように感じてしまった。
もっと人間ドラマというか、毒親との深い対立を描いて欲しかった。(これからかもしれんが、こう、なんて言えばいいか、胸が詰まるような展開があるかもしれないという想像をさせてくれる描写を入れて欲しかった。)
惚れた張ったで構わないが、一目惚れ過ぎるのを抑えてほしい。
そりゃあイケメンで気持ちを汲み取ってくれるような相手であれば惚れるのは分かるが、もっと恋心を繊細に扱って欲しい。
あかん、これは拗らせているのか?
なんていうか少女漫画苦手
「もっと恋心を繊細に扱って欲しい」
この気持ちはどこから来るんだろうか、惚れやすいのがなんで嫌なんだ?
ラブコメのご都合主義が許せて何故少女漫画のご都合主義は苦手なのか
自分に置き換えた時に、美女が優しく接してくれている。という状況になった場合
惚れてしまい、惚れた事にすら気付かず盲目的になっている自分が想像できた。
酷く滑稽だと思った。
そんな自分がいる事を無意識的に感じているのかもしれない。
少年漫画のラブコメは消費コンテンツとして、女の子カワイイ、ギャグが面白い、感動する時もある。
ちゃんと消費コンテンツとして捉えている。
では少女漫画はどうなのだろうか、俺の中で少女漫画を面白く捉えられていないが、これはこれでコンテンツを消費している。
少年漫画の消費の仕方が娯楽であるのに対して、
少女漫画は自身の思考を見つめるという事のために物語の好き嫌いを過程にしているように思う。
そういえば、少女漫画で思い出したが、
最近だと秋★枝さんの「恋は光」、羽海野チカさんの「3月のライオン」。高校生の頃だがアニメで「orange」と「おれ物語」を見た。
どれもとても面白く感じたが何が違うんだろうか
アニメを見たのは高校の頃なので今見たら同じように苦手だと感じるのだろうか
恋は光、3月のライオンも最高に面白い
何が違うんだろう。
男性と女性だからという括りで趣味嗜好の違いが出るのは当たり前だと思うが具体的に何が違くて、差が生じているのか言語化ができない。
同じ人間でも性差で大きな隔たりがあると分かってはいるが実際にこれを純粋に楽しめるのは男性ではなく女性ではないだろうかと思う。
そして、その楽しみを理解できない事により隔たりを実感した。
想像の範疇ではあるが言葉だけでなく、隔たりがあり、理解出来ない事もあると実感した。
ここからもう一歩踏み込んで、何が面白いかを考えてみたい。
共感は出来ずとも理解をしていきたい。
まず、男性がイケメン
これはいいポイントだろう。
見た目やんちゃだけど、礼儀正しく優しいギャップ系のイケメンと
見た目は正統派で、紳士的な感じだが、毒舌。
内心は素直になれない天邪鬼系なイケメン
多分だが2巻に出てくる米津玄師みたいな髪型の人もイケメンだろう
魅力的なイケメンがいるのはポイント高いんじゃないだろうか。
同性と見た時に主人公が好かれる要素はあるのだろうか、
主人公の性格は
直情的、視野が狭い、思い詰めやすい、真面目、臆病、繊細、優しい、努力家、対人に関しては弱い面が表に出やすいが芯に強いものを持っている感じ。
直情的なのが嫌いだわ、自分と重なる。側から見るとイラつく。
自身の嫌な一面が大々的に主人公の人格として描かれているから好きになれないのか。
一個人の感想で表現が強いけど、嫌いな点がどうしても嫌いだわ
主人公の何が良いんだろうか
感情に捉われたなぁ
多分だが、俺が嫌いな面が好きな人がいるのだろう。(もしくはなんとも思わない)
この直情的というのは言い換えれば、自身の感情を偽らないという事とも言える。それは一種の美徳なのでは無いだろうかとも思う。
視野が狭いのは可愛いから天然やドジっ子とした愛嬌として捉えられなくもないだろう。
母親に対する言動に落ち込んでいるばかりではなく、自身の成長の糧として活かすのはとてもすごい事だと思う。ここは間違いなくこの主人公の良いところだろう。
あと、見た目がカワイイ
物語の展開も起承転結に富んでいるし、相手側の視点も入っていて、一辺倒になっていないと感じる。
鍋島のキャラがいい、物語自体はある程度面白いと思った
が、主人公がどうしても好きになれない。
ウダウダ考えたけどこれだわ
この作品を好きになれない理由は主人公の言動が苦手だから続きを読む投稿日:2022.08.22
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