塞王の楯
今村翔吾(著)
/集英社文芸単行本
作品情報
越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける――。どんな攻めをも、はね返す石垣。どんな守りをも、打ち破る鉄砲。「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!
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商品情報
- シリーズ
- 塞王の楯
- 著者
- 今村翔吾
- 出版社
- 集英社
- 掲載誌・レーベル
- 集英社文芸単行本
- 書籍発売日
- 2021.10.26
- Reader Store発売日
- 2021.10.26
- ファイルサイズ
- 0.6MB
- ページ数
- 560ページ
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この作品のレビュー
平均 4.4 (367件のレビュー)
-
第166回直木賞受賞作。
図書館で一度は借りようと予約を入れたら40人待ちで、購入しました。時代小説が好きな人が周りにいないので、次は、なるべく高値がつくうちにブックオフに持っていくので、帯からスト…ーリーを引用させていただきます。
「最強の盾」対「至高の矛」
幼い頃、落城によって家族を失った石工の匡介(きょうすけ)。彼は「絶対に破られない石垣」を造れば、世から戦を無くせると考えていた。
一方、戦で父を喪った鉄砲職人の彦一郎(げんくろう)は「どんな城も落とす砲」で人を殺し、その恐怖を天下に知らしめれば、戦をする者はいなくなると考えていた。
秀吉が死に、戦乱の気配が近づく中、琵琶湖畔にある大津城の城主・京極高次は、匡介に石垣造りを頼む。攻め手の石田三成は、彦九郎に鉄砲造りを依頼した。
大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、信念をかけた職人の対決が幕を開ける。
以上、帯より引用。
時代小説は苦手で、前半はなかなか読み進みませんでした。
ところが551ページあるうち400ページをすぎたあたりからページをめくる手が止まらなくなりました。
最後の大筒で彦九郎に大津常の匡介らが砲撃される場面は迫力がありました。
「城が落ちるということは生殺与奪の権を敵に与えるということ。命を懸けて約定を取り付けても、それが守られなかった例もごまんとあります」
戦はとても恐いと思いました。今のウクライナの人たちの心情が想われました。
「彦九郎が問うたのは心である。この距離で大筒を放たれたことはあるまい。恐れが心を支配し、二度と立ち上がれないのではないか。それで決着がつくのだから、少なくともお前たちは死なずに済むのだから」
これはプーチン政権の論理と同じではないかと思いました。とても恐いことだと思いました。
武器を造ることを生業とした者たちも私たちと同じ日常生活を送っている一人の人間なのに。毎日何を考えながら武器を造っているのでしょうか。
最後に、今の平和な日本に生まれて幸せだと思いました。外から攻撃されることはなきにしもあらずですが、少なくとも今は国内での争いはありませんから。続きを読む投稿日:2022.04.23
いや、眠い。
直木賞受賞作なのになぁ~。
ほんとに眠くてダメだった。
主人公がなぜかペラッペラの書き割りみたいにしか思えなくて。
そんなほぼゼロの感情移入で読んでもダメだね。
この手の話なら和田…竜さんの「のぼうの城」のほうがまだ良いと思うわ。
相性悪いな~、今村翔吾さん。これで2冊目だけど、さっぱりだわ。
しばらくはいいかな。
お好きな人にはごめんなさいm(__)m続きを読む投稿日:2024.04.08
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