IT用語図鑑 ビジネスで使える厳選キーワード256
増井敏克(著)
/翔泳社
作品情報
【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご購入前に、無料サンプルにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください】社会人なら知らないと恥ずかしいIT用語を厳選!★1ページにつき1単語を基本にイラスト付きで解説一言での解説とイラストがあるから、IT用語を短時間で学びたい人に最適。★「用語に関連する話」でさらにIT知識が身につく紹介している用語に関連する事項を説明。さらに理解を深めよう。★違いがわかりづらい用語も解説「インターネットとイントラネット」「書体とフォント」など、似ている用語は2章で解説。セットで覚えよう。RPA、IoT、プロトコル、UI、チャネル、EC、LP、コンバージョン、ハッカーとクラッカー、ランサムウェア、暗号化と復号、IC、アルゴリズム……たくさんのIT用語をわかったふりをして聞き流していませんか?本書は、AIなどの話題の用語から、Web用語、セキュリティ用語の他、IT業界で知っておくべき人物についても紹介しています。文系でIT業界に就職した方や、他業種から転職した方など、ITの専門知識のない方でも理解できるようにやさしく解説しています。わからない用語があったら、まずは一言での解説とイラストを見て、概要だけさらっとつかむことをオススメします。巻末には、知りたい用語をさっと引ける索引付き!目次第1章 ニュースがよくわかるIT用語第2章 セットで覚えるIT用語第3章 打合せ・ビジネス会話で使われるIT業界用語第4章 Webサイトの作成やSNSの運営で使われるIT用語第5章 サイバー攻撃と戦うためのセキュリティ用語第6章 IT業界で活躍する人の基本用語第7章 IT業界で知っておくべき人物※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
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商品情報
- 著者
- 増井敏克
- ジャンル
- コンピュータ・情報 - アプリケーション・プログラミング
- 出版社
- 翔泳社
- 書籍発売日
- 2019.05.13
- Reader Store発売日
- 2019.05.13
- ファイルサイズ
- 208.4MB
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
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この作品のレビュー
平均 3.2 (11件のレビュー)
-
IT用語をほとんど知らないので、わからない単語が出てきたときなどに調べるため購入。
イラストと共に1ページごとに文章をまとめてくれているので、楽しく読むことができたが、個人的には「用語の使用例」の欄…と、第7章のIT業界で知っておくべき人物の部分は、いらないかなと思った、その分他の内容をより分かりやすく記載したり増やして欲しかった。
例えば、ホームディレクトリとカレントディレクトリの説明が書いてあるページだが
「ログイン時に最初に表示されるディレクトリをホームディレクトリという。また、〜〜」とあるが、そもそもディレクトリとは何かわからない人に、ディレクトリの意味もわかるように説明して欲しかった。続きを読む投稿日:2020.07.27
このレビューはネタバレを含みます
IT用語図鑑
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ビジネスで使える厳選キーワード256
2019年5月13日初版第1刷発行
増井敏克(ますい としかつ)氏による著作。
1979年奈良県生まれ。
1999年04月 大阪府立大学 総…合科学部 数理・情報科学科入学
2002年04月 大阪府立大学大学院 理学系研究科 数理・情報科学専攻に進学(飛び級)
2004年03月 大阪府立大学大学院 理学系研究科 数理・情報科学専攻修了
2004年04月 大手セキュリティ企業 入社
2011年05月 増井技術士事務所 設立
IT用語に関する図鑑となっている。
ググればええやんと思う人が多いのも分かる。
ただWikipediaも解説者次第でわかりやすいもの、わかりにくいものがある。
また近年のGoogleのアルゴリズムの変化によって役に立たないサイトや広告サイトがトップに表示される事が増えてきた。
今、また本の時代に回帰しつつあるのではないだろうか。
ある程度まとまった知識を得るのは昔から本が効率が良いと池上彰氏も指摘している。
本書が良いのはかわいいイメージ図もつけていること。
人間の記憶の内、右脳のイメージ記憶は左脳の言語記憶よりも10倍はあると言われている。(福井一成氏の著作に記載あり)
その意味でも本書は優れていると言って良いだろう。
本書のはじめにとあとがきに記載のあるように、
インターネットは便利ですが、受動的に情報を待っているだけでは新しい知識に触れることは難しいのです。
幅広い情報収集手段を持ち、「待っているだけで情報が向こうからやってくる」状態を作る必要があります。
例えば、雑誌を定期購読する、インターネット上のニュースをRSSで収集する
Podcastで自動的に受信する、など工夫してみましょう。
この指摘、提言は重要だ。
人間は弱いもので放っておくと自分にとって都合の良い言説ばかりしか受け付けなくなる。自分の見たい現実ばかりしか見えなくなると極めて危険だ。思想的な所でもネトウヨ化する人は大抵この待っているだけで情報が向こうからやってくる状態を作っていないと感じる。
TVは危険だが、TVニュースを時間で区切って見るなども有効だと感じる。
著者の提言するように幅広い情報収集をきちんとする事だろう。
もうひとつ優れているのは索引があること。
野口悠紀雄氏によると、英米ではまともな専門書というものには索引が必ずついているのだという。
索引をつけるのは大変な作業な為、索引がある事は手抜きをしていない本の証となる。
印象に残った部分
アジャイル
仕様の変更を前提に、開発肯定を短く区切って作りながらフィードバックを反映する開発手法をアジャイルと言う。
BYOD
従業員のスマホを活用する
企業が従業員に業務用のスマホを配布するのではなく、従業員が持つ
個人用のスマホなどを業務に活用すること。
企業側は端末を支給する必要が無くなる為、コストを削減できる。
従業員側は端末が1台になり持ち運びが楽になるなどのメリットがある一方、情報漏えいのリスクなどがある。
シャドーIT
企業が把握できない従業員のIT利用
企業の情報システム部門が把握していないようなソフトウェアやサービスを従業員が勝手に使用している事。
インターネット上で提供されているサービスの利用は、情報漏えいのリスクがあるので、禁止している企業も多い。
一方で、禁止するだけでは問題が解決しない為、会社側で利用者の求めるサービスを用意することも求められている。
ストリーミング
ダウンロードしながら再生できる
仮想化
ないものをあるように見せかける
CPUやメモリ、ディスク、ネットワークなどを擬似的にソフトウェアで実現すること。
1つのハードウェアを複数に見せかけたり、逆に複数のハードウェアを1つに見せかけたりできる。例えば、仮想マシンを使うと、1つのコンピューター上で複数のコンピューターやOSを使える為、macOS上でWindows7やWindows10を実行するなどの使い方が可能。
SCM
複数の企業間で物流を総合管理
システムインテグレーター
構築から運用まで一括で請け負う
メインフレーム
基幹システムに使われる大型コンピュータ
メインフレームでのシステム開発ではCOBOLというプログラミング言語が多く使われる。英語に近い記述で、帳票や画面編集などの事務処理機能が得意。
インターネット
複数のネットワークを世界中で繋いだものをインターネットと言う。
また、インターネットで使われている技術を使い、企業や学校など組織の内部だけで使われるネットワークをイントラネットという。
自宅やオフィスなど、同じ建物の中などで使われる内部用のネットワークをLANと言う。
一方同じ会社でも東京と大阪など離れた場所を繋ぐネットワークのようなより広いエリアで使われるネットワークのような、より広いエリアで使われるネットワークをWANと言い、(中略)
インターネットもWANの一種である。
オンプレミス
サーバーやネットワーク機器、アプリケーションなどを自社で購入し、運用するスタイルをオンプレミスという。
クラウド
外部の事業者が提供するサーバーやネットワーク危機、アプリケーションなどをサービスとしてインターネット越しにオンデマンドで利用するスタイル
フロントエンド
利用者が操作する画面など前面の環境をフロントエンド
Web ブラウザ向けのHTMLやCSSなど
バックエンド
利用者には見えない裏側の環境をバックエンド
Webサーバやデータベースの管理
プログラミング言語の著作権
プログラミング言語に著作権があると、その言語を使って作られたソフトウェアも保護されてしまうことから、言語には著作権が認められていない。
工数と人日、人月(こうすう にんにち にんげつ)
ソフトウェアの開発に必要な時間を見積もるときに使われる考え方に、工数がある。
多くの開発者が参加する為、1人で作業すると6日かかる作業でも、2人で作業すると3日、3人で作業すると2日、というように計算し、この場合の工数は「6人日」である。このように、人日や人月という単位が使われる
人月計算の問題点
人月で計算する場合、熟練者と初心者の区別がないことが多く、見積時の想定人員とメンバー構成が変わった場合、納期に間に合わない事がある。
デファクトスタンダード
製品を多くの人に使ってもらうために「標準に準拠する」という考え方があり、
ISOやJISなどの標準規格が定められている。しかし、IT業界ではISOやJISなどの標準になっていなくても多くの人に使われていて、実質的な世界標準になっているものがあり、これをデファクトスタンダード(事実上の標準)と言う。
WBS
大きなプロジェクトを管理する場合、全体を一気に把握するのは困難なため、小さな単位に分割して管理する。この分解された単位を「タスク」と言い、タスクごとに進捗を管理する方法として、WBSがよく使われる。
WBSは各工程を大、中、小のように分割して木構造に表現し、時系列に並べたもので、工程表と呼ばれることもある。
SES
IT業界において、ある現場に常駐して働き、成果物に対してではなく、
時間単位で労働の対価を支払う形態をSESと言う。
トレードオフ
一方を立てればもう一方が立たず
アクセシビリティ
多くの人が使えるように工夫されていることをアクセシビリティと言う。
一般向けの製品では、利用者の年齢層は子供から高齢者まで幅広く、性別の違いや障害の有無、情報機器の違いもある。
そこで、目の不自由な人のために読み上げ機能を用意する、マウスが使えない環境のためにキーボードだけで操作できるようにするなどが該当する。
ユーザビリティ
使いやすさを第一に考える
デフォルト
多くの人がそのまま使っている
しきい値
判断する基準、与えられたデータを分類する時に使われる境界となる値
インターフェイス
人とコンピュータ、機器と機器の間を繋ぐ部分をインターフェイスと言う。
キーボードやマウス、ネットワークのケーブルなど、コンピュータに接続する
機器は決められた形で作られている必要がある。
機器同士ではなく、人とコンピュータの場合は「ユーザーインターフェイス」と言う。
チャネル
効果的に集客する。Webサイトなどを運営している場合、多くの人を集めるためにテレビやらラジオ、実際の店舗などさまざまな媒体を使って宣伝する。
この集客の媒体や経路の事をチャネルと言う。
最近では「オムニチャネル」という言葉が使われるように、ネットも含めてあらゆる媒体を通して連携し、利用者にアプローチすることが求められている。
バズワード
一時的に大流行する言葉
アクセスポイント
無線LANに接続する
無線LANの中継局をアクセスポイントと言う。
アクセスポイントから先は有線のネットワークであることが多く、無線LANと有線LANを相互変換する装置だと言える。無線LANに接続するにはアクセスポイントからの電波が届く範囲に入る必要があり、「親機」と呼ばれることもある。最近は持ち運びが可能なモバイルルーターも登場している。
キャッシュ
一度使ったものは保存しておく
一度読み出した内容を高速な装置に一時的に保管する方法としてキャッシュがある。
CPUに比べ、メモリは遅く、ハードディスクなどの補助記憶装置はさらに遅い為同じデータを遅い装置から読み出す場合にキャッシュを使う。
Webサイトの閲覧でも、一度閲覧したページをWebブラウザのキャッシュに保存することで、次回は高速に表示できる。
キャプチャ
データを取り込む
レガシーマイグレーション
古いシステムを作り変える
RFP(提案依頼書)
システム開発の依頼に必須の文書
EC
インターネット上での取引
キュレーション
特定のテーマに沿ってまとめる
CMS
Webサイトを簡単に更新できるしくみ
オープンソースのCMSとして有名なものにWordPressがあり、
ブログに似た操作性と豊富なデザイン、便利なプラグインで人気を集めている
LP(ランディングページ)
訪問者が最初にアクセスするページ
ファーストビュー
スクロールせずに表示される範囲
インプレッション
掲載している広告が見られた回数
ABテスト
複数パターンを比較して評価
レスポンシブデザイン
画面サイズに応じて自動的にレイアウトが変わる
サムネイル
縮小した画像を一覧で表示する
HTML
Webページを作成するための言語
CSS(スタイルシート)
Webページをデザインする
ミニマルデザイン
必要最低限の機能に絞る
スクレイピング
Webページから情報を抽出する
JPRGとPNG
画像の圧縮技術
OGP
SNS時代のWebサイトに必須の設定
WebページをSNSでシェアするときに、そのページの概要を伝えるための
プロトコル。FacebookやTwitterなどでシェアするとき、URLを紹介するだけでなく、そのページのタイトルや説明文、サムネイル画像などを合わせて表示することで、利用者に対して魅力的な表現ができる。
Webページを作成する時に、適切なOGPの設定は必須だと言える。
ハッカーとクラッカー
姿を見せない攻撃者
攻撃者のことをハッカーと言うことがある。ただ、一般的にはコンピュータやネットワークに詳しい知識を持つ人をハッカー、善良な目的のため技術を使う人をホワイトハッカーと言い、攻撃者はクラッカーと言うことも多い。
他の攻撃者が作ったツールなどを使って攻撃を仕掛けるだけの人をスクリプトギディと言うこともある。
マルウェアとウィルス、ワーム
他のプログラムに感染する
悪意のあるソフトウェアを総称してマルウェアと言う。
マルウェアには、他のプログラムに寄生して動作するウィルスや、単独で自己増殖するワーム、正常なプログラムであるように偽装して自己増殖は行わないトロイの木馬、情報を盗み出すスパイウェアなどがある。
利用者がコンピュータに入力したキー操作を監視・記録するソフトウェアをキーロガーと言う。
ランサムウェア
身代金を要求するウィルス
ソーシャルエンジニアリング
人間の弱点を狙う
コンピュータやネットワークの技術を使わずに、IDやパスワードを物理的な手段で獲得する行為をソーシャルエンジニアリングと言う。
人間の心理的な隙を狙った手法で、技術的な対策を実施するよりも、従業員に対する教育を徹底するなどの対策が求められる。
肩越しに覗き見する ゴミ箱を漁る 電話でパスワードを聞き出す
ゼロデイ攻撃
修正させる前だけ成立する攻撃
VPN
公衆無線LANでも安全な通信を実現
暗号化などの技術を用いて、仮想的に専用線のように安全な通信回線を実現する方法にVPNがある。VPNを使うと、外出先から社内にアクセスしたい場合など、遠隔地からインターネット経由で接続しても、安全な通信を実現できる。最近は公衆無線LANも多く提供されているが、通信内容の安全性に不安を持つ人が多い為、VPNが注目されている。
デジタルフォレンジック
PCに残る記録を分析
機器に残るログだけでなく、保存されているデータなどを収集・分析し、原因究明を行うことをデジタルフォレンジックと言う。
コンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に行われる事が多く、コンピュータやデジタルデータを扱うため、コンピュータフォレンジッグと呼ばれることもある。
シンクライアント
端末にデータを保存しない
サーバーに接続して画面の表示内容だけを転送し、キーボードやマウスの入力だけを送信するなど、データを内部に残さない端末をシンクライアントと言う。
紛失や盗難から情報漏えいを防ぐために使われることが多く、最低限の機能だけを備えた端末で良いため安価に用意できる。
ただし、ネットワークに接続していないと殆ど何も出来ない。
続きを読む投稿日:2021.12.09
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