青鬼 異形編
noprops(原作)
,黒田研二(著)
,鈴羅木かりん(挿画)
/PHP研究所
作品情報
累計30万部突破の『青鬼』公式ノベル第3弾がついに発売!青鬼との鬼ごっこが、3度、繰り広げられます。今作では原作ゲームの完成版とされるver6.23をベースに小説化。物語は大きな展開を迎え、更に加速していきます!【あらすじ】前回の惨劇から2週間。ひろしたちは日常を取り戻しつつあった。しかし、ジェイルハウスの権利を持つ卓郎の父親が、卓郎の説得を拒み、屋敷の内部調査に向かうことが判明。シュンは、これ以上の犠牲を阻止すべく、自作ゲームのヴァージョンアップに奮戦する。ひろしたちが日常を取り戻したのとは逆に、青い怪物に襲われる悪夢にうなされ、眠れぬ日々を過ごすたけし。彼は悪夢の原因を、ジェイルハウスに住む怪物だと考え始め・・・・・・。
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この作品のレビュー
平均 3.7 (3件のレビュー)
-
「青鬼シリーズ」第三巻。
ー青鬼って、姿を変化できるんですよ。
いえ、できるようになった、と言った方が正しいでしょうか。
もし、この中の誰かが青鬼だったとしたら…
彼らの闘いをぜひお楽しみ下さい。投稿日:2023.01.06
このレビューはネタバレを含みます
再び起こった惨劇。多くの犠牲を払い、平和な日常を取り戻した。シュンはゲームとジェイルハウスが連動していることを確信し、館に迷いこんだ人間が外部と連絡をとれるようにプログラミングを施す。しかし、その行動…が更なる悲劇を巻き起こす……。 *** 卓郎の活躍により前回の惨劇から脱出し、さらに一週間ほどが経ったある日。依然登校拒否を続けるシュンのもとを再び訪れる杏奈。その際、シュンはジェイルハウスが取り壊され、卓郎の父がホームセンターを建てるという話を聞かされる。あの館は初めからそのつもりで購入していたのだから、今更驚くことではないが、あの館に誰かが侵入する事態は避けなければならない。卓郎も説得を試みたが、父親は聞き入れてくれなかったようだ。もはや館の解体は止めようがないが、予想される惨劇を指をくわえて見ているわけにはいかない。館に侵入するのを止めるのは無理でも、侵入し、閉じ込められた後のフォローはできるはずだとシュンは急いでゲームのバージョンアップを進めていく。幾多のバグを乗り越え、無事ゲームを完成させたシュンであったが、この時はまさかこのバージョンアップが今後にかかわるほどの問題を孕んでいたとは、文字通り命を懸けて、惨劇を乗り越え主人公たちが人間的に成長している一方で青鬼もまた進化している様子。前作までは人間を食らうことしか頭にない、力ばかりがある野蛮な生き物という様に描かれていた青鬼であったが、ここにきて飛躍的な進化を遂げていた。知性はもちろんだが、その知性を応用する能力を持ち合わせていることも驚き。館から無事脱出できた人間や、ゲームの作成者であるシュンが過去の出来事から学習し、青鬼に対抗する能力を少しずつつけていっているように、青鬼もまた過去の出来事を覚えているのか?
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この度は、事前にシュンが対抗策を打ち出し青鬼の上手を行けたと思ったのだが、現実はそんなに甘くはなかった。最初の部分で、青鬼が学習し、習得した内容をさわりだけではあるが知ることができたのだが、その部分だけでもなかなか絶望的だった。そんな力を使われたらどうしたらいいのだろう。さて、今まで以上の悲劇が予想される今作だが、主要人物として取り上げられているのは、やはりたけしだった。ゲームではキャラクターアイコンが一人だけ微妙、ビビりでクローゼットに閉じこもり、がたがた震えるさまを『マナーモード』とネタにされていた彼。小説版でも体は小さく、卓郎の腰巾着で、肝が小さく極度に憶病……。と小説版でもなかなか不遇な立場に置かれている。小説の第一巻、第二巻でも他の登場人物の足を引っ張り、ひどい言い方なのは百も承知であるが、割とお荷物といった感じ。そんな彼がどの様な活躍を見せてくれるのかと、楽しみに読み進めていった。今回もたけしという人物について掘り下げられており、彼という人物が果たしてどういう人物であるのかを知ることができた。
卓郎とつるんでいるせいで、変にチンピラのようなポジションについているが、その根っこはやや気弱で、人を思いやれる人物らしい。非常に家族思いだとも感じた。心根は優しいはずなのに、やや過剰ともいえる憶病な性格のせいで、卓郎のような強力な後ろ盾がないと不安で仕方がないせいでずいぶん損をしている。たけし自身もその古語をよく理解しており、心の中にある葛藤を見て読んでいて苦しかった。 本編でも、その性格のせいで随分不憫な役回りだった。
やっぱり活躍できるのは行動力のある卓郎と頭脳派のひろしなのかなと思って読んでいてが、最後の最後でやっと皆を見返せるだけの活躍をできたことはうれしかった。(しかし、活躍するまでのいきさつとその結末を考えると素直に大喜びはできない)今作は今まで以上に様々な要素が絡み合っている。絡み合いすぎて混乱したが、やがて一つの結末に至りその結末も予想できていたとはいえ、現実のものとなりショッキングだった。
今までは犠牲を払ったが、なんとか元通りになって、はーやれやれといった感じだったが今回は丸く収まらなかった。果たして犠牲者たちはどうなったのか、今後どうなるのか……。不安ばかりが残る最後だった。続きを読む投稿日:2021.03.13
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