日本の特別地域 特別編集43 これでいいのか 福岡県 北九州市(電子版)
たむらやすよ(編)
,宮沢玲奈(編)
/日本の特別地域
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
1963(昭和38)年、2月10日に旧五市(門司・小倉・八幡・若松・戸畑)の合併によって誕生した北九州市は、
2013年2月10日に市制50周年を迎えた。
小倉駅周辺の商店街には「市制50周年」のロゴ入りフラッグが飾られ、北九州モノレールには記念ラッピング列車が登場。
市内ではさまざまな記念事業や関連事業が行われるなど、記念すべき年を盛り上げようと市は熱心に活動を続けている。
しかし、そんな市側の思いとは裏腹に市民たちの反応は実にあっさりとしたもの。
「50周年? あ、そう」というつれない声がそこら中にこだまするほど、反応は悪い。
その原因のひとつは、飲食店関係者が刺される、飲食店ビルが放火されるという凶悪な事件が相次ぎ
多数の市民が深刻な被害を受けており、「今はそれどころじゃない!」というムードが漂っていること。
確かに、すっかり人通りが少なくなってしまった夜の繁華街を目の当たりにすると、合併50周年を祝う気分も薄れてしまう。
そして、もうひとつは“北九州市全体の出来事”に、市民はあまり興味を持っていないこと。
もともと個性の強い五市が合併したため、現在でも街の雰囲気は区ごとにバラバラ。
合併から50年経った現在でも“ひとつの市”としてのまとまりに欠けるため、「50周年」と言われてもピンと来ないのだ。
一体、“北九州市”としての個性はどこにあるのだろう?
よく言われる「怖い街」というダークなイメージが本当に北九州市の実像なのだろうか?
本書は、こうした北九州市と市民を徹底的に取材・分析し、真の姿を暴き出した一冊である。
多少、強引な文書も度々登場するが、“北九州市への新たな視点”だと思って、暖かく見守っていただけたら幸いである。
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
この作品のレビュー
平均 3.5 (2件のレビュー)
-
表紙に騙されましたね、いい意味で。
北九州市は2013年2月で市制50周年を迎えました。同じ頃、たくさんの記念本が出ました。本書の発売は2013年3月、周年景気、狙ってます。
ただ、その他の記念本と…あきらかに一線を画しているんです、これが。
「表面的でない」というか、「裏事情」とか「実態」とか、ようするにアングラ感が漂う本でした。表紙も下世話だし。
50周年のお祝いムードに対して、「でもおまいらの招待ってさーwwwww」とせせら笑っている感じがします、思いっきり。
こういう本は、面白いけどちょっと不快になるというのが定番です。でも本書にはそれがない。
確かに、ちょっと小馬鹿にしたスタンスで対象の現状を憂い、未来を悲観するという、こうした本の定番を踏襲しています。
ただし、いい加減な内容ではなく、しっかりとした取材に基づき、僕たち市民が抱いている感覚がきちんと言語化されていると思います。
さらに、市民がその「感覚」を抱くようになった理由を、歴史的観点から解釈したりしてすごいなるほど感。結果として、市民でもあまり知らないような市の歴史的事実や現状を広く深く知ることができます。いやマジで。
でも、いくら丁寧な内容でも、それだけでは「快」に到ることはありません。
本書の最も好感の持てるところは「とほほ」の感覚です。
「とほほ」とは、「悲しいけど、これ戦争なのよね」にも似たあきらめと受け入れの<覚悟>のことです。
筆者は2人いるのですが、ともに北九州市にゆかりのある方です。
おそらく今でも北九州が好きなのでしょう。いいことを書いても悪いことを書いても、どっちも自分を含めた身内のこととして書いているように見えました。
特に、悪口のときに垣間見える「こんなこと言ってるけど、実は私も」という自嘲の感じに心がくらっとしました。
他人事ではなく当事者として北九州市を書ききった本です。僕は好き。
ただ、水環境館について評価が低いのと、到津の森公園が一切出てこないのはなぜだ。
だから悲しいけど★減らしたのよね。とほほ。(T^T)続きを読む投稿日:2013.04.09
「日本の特別地域」シリーズ。
大学4年間を過ごした北九州市なので、購入。
4年間過ごした経験から、特に驚きはなかった。
もっとダークな面もあるので、突っ込んで書いて欲しかったな。
この手のムック…では無理か…。
でも、久々に北九州市に滞在したい気持ちが出てきた。
(ちょっとだけ訪問だったら、あったりするんだけどね)続きを読む投稿日:2013.08.31
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。