「本当の自分」はどこにいる 自分探しの心理学
加藤諦三(著)
/PHP文庫
作品情報
豊かな社会に生きる日本人は、ただがむしゃらに上昇を求めた経済成長期の日本人とはメンタリティが本質的に違っている。現代に求められているのは、「自己実現」、もっとわかりやすく言えば「夢の実現」である。「自分を生き生きさせてくれる仕事」や「心理的に納得できる生活」を目指して、人々の心は、不確かな道をさ迷っている。経済成長期のように、皆が「上へ!」という共通の価値観を持っていた時代は、コミュニケーションも成立しやすかった。しかし、皆が皆、放射状に歩いていっているような観さえある現代においては、コミュニケーション環境が崩壊してしまった。「自分のことが相手に伝わらない」のだ。このことが、「生きにくい現代」という命題の基本だと著者は言う。そして、それを「自分探し症候群」と名づけ、そこからの脱却のための迷路の出口をわかりやすく指し示してゆく。「自分らしさ」に生き惑う現代人にとっての必読の心理学である。
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商品情報
- シリーズ
- 「本当の自分」はどこにいる
- 著者
- 加藤諦三
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP文庫
- 書籍発売日
- 2005.12.01
- Reader Store発売日
- 2011.06.03
- ファイルサイズ
- 0.3MB
- ページ数
- 304ページ
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この作品のレビュー
平均 5.0 (2件のレビュー)
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本当の自分とはあなたがけして認めたくない物の中に隠れている。
私は若い頃から本当の自分というか、人生の目的みたいな物を探していました。
何処かに幸せになれる青い鳥がいるような気がして、そしていつの日にか
青い鳥を見つけだし、自分は幸福になれるかもしれないと思って…いました。
幸せの青い鳥(本当の自分)を探していたのですが、やっぱり見つからなかった。
幸福の青い鳥は自分の家で飼ってる鳥だと言われてもどうしても違うように思えてならなかった。
何故なら私にとって自分の家に居る青い鳥をもっとも嫌っていたからでした。
ですから青い鳥(本当の自分)が嫌いだったのですから見つからなくて当然だったのかも知れません。
天職という言葉があります。天職というとその天職にさえ出会うことができたら
自分は幸福になれるという思いもありました。この本を読んでいる内に
自分が過去に捨ててきた思いが自分であり、天職も幸福の青い鳥も、何処かに
漠然と存在するのではなく、「自分自身で一から創り上げていくものだと実感しました。」
それはまるで、自分は花に興味がないから花を見ないのではなく、花を頻繁に見て綺麗だなと眺めて行くうちに
花が好きになって行くようなものではないかと思う。
異性に対しての思いも「好きだから付き合う」のではなく、付き合うから好きになっていくのではないでしょうか?
自分探しは、自分は何を認めたくないのか?を本気で考えることである。
それは学生時代に異性と付き合って傷ついてしまった自分が、大人になっても学生時代のように
傷付いてしまう自分を守る為に異性と結婚しなければ自分は傷つかないと思ったことが始まりだったのかもしれない。
けして人前で話せないような自分の姿に本当の自分がいるのかもしれない。
人生で本当は何がしたかったのか分からないあなたは、きっと自分にも他人にも隠していることがあるはずです。
それがいつか誰かにバレないかと恐れてませんか?そういったところにこそ本当の自分が隠れているのだと
この本を読んで感じました。
続きを読む投稿日:2016.07.12
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このレビューはネタバレを含みます
クヨクヨするのも本当の自分。
レビューの続きを読む
自分探しの果てに、すごい才能が見つかるわけでもない。
自分の弱点を認めれば、長所にも気付くことができる。
そうすれば周囲にも貢献できる人になる。
人前で難なく話すこと…が出来る人がいる一方で、難なく文章を書ける人もいる。
自分では当たり前のことなのに、周りからすごいと思われていることだってある。続きを読む投稿日:2011.01.30
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