大人になる前にしなければならない50のこと
中谷彰宏(著)
/PHP研究所
作品情報
年齢だけの大人になら、誰でもなることができます。でも、イキイキとした大人の生き方は、「大人になる前にしなければならないこと」をやった人にしかできません。勉強も遊びも恋愛も、今しかできない“背伸び”をする――それが未来を輝かせるコツ。本書は、本当にやりたいことやなりたい自分を見つけるためのアドバイス集です。仕事も人生もとことん楽しんでいる著者のユニークな体験談が、「大人未満」のあなたを快く刺激します!学校やバイト先を選ぶ時の基準が「ラクそうだから」だったら、すぐに「つまらない大人」になれます。1パーセントでもいいから夢とつながっていることをして、次のチャンスにつなげましょう。ほかにも「頑張ることを照れない」「ウケるかウケないかを大事にしよう」「受験に役に立たない科目の勉強をしよう」「好きな血液型になろう」など、これからの成長と飛躍のヒント満載です。人生を楽しめる大人になりたい人の必読書!
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この作品のレビュー
平均 4.0 (3件のレビュー)
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人間のガキっぽい本能について語った本。
以下抜粋:
■1%でいいから夢とつながっていることをしよう。
↓
楽でわずらわしくないアルバイトを選ぶ学生を見て、なんの不思議さも感じない大人になってしまっ…てはおしまいです。未来の夢とつながっていないことをしてはいけないのです。
■学問のすすめ
↓
勉強をした方が絶対に得です。勉強をすれば、偉くなれるからではありません。勉強をすれば、好きなことができるからです。
■リッチ&フェイマス
↓
外国の女性が男性に求めるものは、生命力です。これほど世界で共通した哲学はありません。リッチ&フェイマス。富と名声です。経済力があって、しかも社会的な力を持っているということです。好きなことを、バリバリできるということです。
■ピンチになったら、燃えよう。
↓
諦めない人が勝ちです。ほかのみんながどんどんおりていくから、最後まで残っていればいいのです。こんなに戦いやすい時代は無いのです。
■革命家を目指そう
↓
何かしようと思って、一生懸命勉強したことは無駄にはなりません。必ず後で、効いてきます。
■遠くへ行こう
↓
子供が親から離れたいと思わないようになったら、その子供の成長は終わっているのです。親というのは、とくに母親は、子供を自分のもとから離さないようにする本能があります。これが、人間が弱くなっていくプロセスです。
■振りかぶらない
↓
人生は、振りかぶったら、もうその時点で負けです。振りかぶることで、遅くなるのです。たいていのひとは、振りかぶってしまう。ケンカだけではなくて、君がこれから何かをしようとするときに、振りかぶってはいけません。
締め切りまでにできたところまで、とりあえず出してしまおうという楽な気持ちでいいのです。今あるところからすぐ出せば、締め切りには絶対、間に合うのです。振りかぶることによって、ケンカならどこを殴ってくるか相手に予測されてしまうし、小説の締め切りを過ぎてしまうのです。
成功するためには、できるだけ行動を乱反射させることです。そういう脈絡のない生き方のほうが面白いのです。
■不純な動機と純粋な動機
↓
最初は不純な動機のほうが、何かを続けようとしたときに一晩続けられるのです。そういう動機でやっているうちに、次第に純粋な動機に変わっていきます。
■後輩になるのが嫌なら、新しいクラブをつくろう
↓
人気のある世界ほど、上下関係は厳しい。上下関係の苦手な人は、誰もがいかない人気のない世界を選べばいいのです。自分が最初に始めてしまえば一番先輩だから、出てくるのは後輩だけで先輩はいないのです。ある意味では大変だけれども、そのほうがずっと楽しい。
新しい学問、新しい会社、新しい分野の研究、芸術の新しいジャンルを作る。これほど楽しいことはないのです。後輩になるなんて、こんなに嫌なことは無いのです。後輩になってもいいかなと思えてくるのは、君の頭がだんだんつまらない大人になってしまっている証拠です。
今人気のあるジャンルの中から選んでいるようでは、ダメです。名前もジャンルもまだ決まっていないようなカテゴリーの世界へ、どんどん入っていくことです。大事なのは、きみが先輩になること、新しい世界を作っていくスタートの人間になることです。
革命家になる、遠くへ行く、もてるために何かをやる、カッコよくなるということは、大学を卒業して社会に出てしまうと、だんだんそんなことはどうでもいいやということになってきます。それを思い出しておくことです。
■ロマンチストになろう
↓
ロマンチストだった10代に持っていたロマンチズムが、大人になるにつれてつまらないリアリズムに置き換えられてしまいます。どんなに大人になっても、ロマンチズムを持ち続けていないと、つまらない人間になってしまいます。続きを読む投稿日:2009.11.24
【印象に残った言葉】
矛盾しているところが、いかにも、思春期っぽいところ。
遠くへいくために勉強をする。
1%でも良いから、夢とつながっていることをする。
女子高生みたいなおしゃべり
何もし…ていないと、自分の時間をムダにしているような気がする。
君の未来を切り売りしない。
香港の場合は、「おいしいものを食べさせてくれる人」が人気NO.1
これは。大学を出ている知的な女性が男性に望む条件。
お金持ちと言わないところがミソ。
いつでも一緒にいてくれる人は、結局、一番もてない。
それでも、人間は働く。
人間が働きたいと思うのは、ごく自然なこと。
いくら儲かっていても、もう働かなくてよくても、働きたいというのが、人間の自然の在り方。
勉強をすれば、好きなことができる。
外国の女性が男性に求めるものは、生命力。
【楽な仕事がいいというのは、好きなことをすることとは反対なのです。
好きなことを、バリバリせよ。】
世界では男性が女性に求める条件が顔。
そうやって、マナーや、メイキャップというものが発達してきた。
そうして、女性はチャンスをつかんできた。
アメリカのナイトクラブで働いている女の子たちは、やけに明るい。
一発チャンスを狙っているからです。
【自分は、チャンスをつかもうと頑張っている。
明日はそういう人に巡り合えるかもしれないと思って頑張っているから、表情が明るい。】
忙しい中で会うから、楽しい→真理やね。
頑張っている人を見ると、涙が出てしまう。
たとえば、芸能界でデビューしようと思っている人は、頑張っています。
何度もオーディションを受けては落ちている人たちは、みんないきいきします。
そういう人たちは輝いているし、偉いと思います。
たとえば、TVドラマで一番盛り上がるところは、どこですか?
主人公が、つらい状況に追い込まれているにも関わらず、ニコニコ笑って頑張っているシーンです。
アメリカ映画では、どんなにムチャクチャな状況に追い込まれても諦めない。
ある年齢から折り返して、人間は子供に帰って行くのです。
クリエイティビティーと体力のあるうちに、子供のころのことを思い出すのです。
【何かしようと思って一生懸命勉強したことは、ムダになりません。】
必ず、後で効いてきます。
人前で話すことで、大人になる。
キタキツネは、子別れという儀式をします。
ある時突然、母親は子供にエサをやらなくなるのです。
巣に入ってこようとすると、わが子を咬むのです。
でも、その瞬間、子供はショックを受けます。
なぜだろうと、精神的なショックを受けるのですが、
そうすることによって、キタキツネの子供は大人になっていけるのです。
10分が面倒くさくなっては、生物的には弱い存在になってしまいます。
走るなと言われても、走ろう。
カッコよくなるために、コツコツ努力しよう。
もてたいということが、大事な衝動の1つです。
好きな子にもてるためにはどうしたらいいか、必死で考える。
その子にふりかえってもらうために、何か業績をあげようとする。
【カッコよさを求めるためのプロセスは、やけにみっともないものです。】
今はすごくみっともないけれども、何かを成し遂げる方向へ向かっていくのが大事。
人生は、振りかぶったら、もうその時点で負けです。
振りかぶることで、遅くなるのです。
成功するためには、できるだけ行動を乱反射させるのです。
最初は不純な動機のほうが、何かを続けようとした時に一番続けられるのです。
そういう動機でやっているうちに、次第に純粋な動機に変わっていきます。
強くなければ生きていけない。
子供の時、どんなあだ名で呼ばれていたかを思い出してみると、その理由がどこにあるかがわかってくる。
そうしたら、子供の時にいつもやっていて、今はしなくなっていることをきっと思い出します。
あだ名は勝手にはつきません。
何か理由があってついているのです。
西欧人が東洋人の顔を見ていかに怖がっているか、君たちは知らないのです。
予備校時代は、武田鉄矢さんが語る司馬遼太郎さん原作の「竜馬がゆく」
を聴いてドキドキしました。
言い換え言葉のリフレイン。
人気のある世界ほど、上下関係は厳しい。
なぜわざわざ後輩にならなければいけないのかと考えた。
新しい学問、新しい会社、新しい分野の研究、芸術の新しいジャンルをつくる。これほど楽しいことはない。
革命家になる。遠くへいく。もてるために何かをやる。カッコ良くなるということは、大学を卒業して社会に出てしまうと、だんだんそんなことはどうでもいいやということになってきます。
先生もサラリーマンだと気づいた時、少年は一歩成長して大人になります。
先生がいつまでも君の味方でいる、やさしくしてくれると思っていると、君は自立できないのです。
東大に向かっている人たちのエネルギーを感じろ。
その時まで僕は、すべてのものを我慢して東大へいこうと思っていました。
その目標をなくしたら、これから僕は何をしていけばいいのか。
そこで、一番n我慢していたことをやろう。
僕は小説が好きだった。
【いったん親と決別したという意識があるかどうかが重要です。】
人間というのは、抑えられれば抑えられるほど、それを突き抜けたときhあ、すごいエネルギーになります。
本当は、その極端のところはいつまでも残しておかないとダメ。
極端なところがなくなっていけばいくほど、つまらない大人になっていきます。
ほかのあらゆるものを犠牲にしたうえでの、1つのことへの極端な集中力は、とても大きなものを生み出す力になってゆく。
少年は、グレることで大人になります。
ムダだからこそ、好きになるのです。
好きなことをやるのは、結局効率の悪いこと。
スピーチには、聞いた人が自分たちは何年に卒業したかがはっきりわかる時代性が入っていとおかしい。
なぜかリーダーやヒーローはO型。
僕は、理科の教科書を書いているのではなく、物語を書いているのです。
逆上がりというのは、価値観の逆転です。
人間は、振り返ってもらうために複雑なことはしません。
そんなことに何の意味があるのだろうかと思うような、無意味で単純なことを一生懸命やってしまう。
何がダメかというと、要はやりすぎなのです。
10代のお琴は、過剰にロマンチストです。
うまくいかないのは、あまりにもロマンチストになりすぎるからです。
度を超すとひかれてしまうのが男の悲しさです。
何かうまい逃げ道を覚えていくのも10代です。
言語や論理は大脳ですが、運動神経は小脳です。
小脳の特徴は、失敗したことを忘れ、成功したことは覚えるということ。
人間の記憶は、以外に小脳のほうが、大脳よりも大きいのでは。
10代の頃の思い出は、結局ほめられたことが支えになっています。
つらかった記憶も確かにありますが、そのつらかった記憶に対しては、カバーするものを必ず見つけていけるのです。
子供の頃の作文や、絵、残しておくと、きっと宝物になります。
小椋佳「俺たちの旅」
僕は10階まで平気で階段を上がっていきます。
人間の遠くへ行きたいという気持ちが、そもそもモノをつくる根本精神なのです。
僕たちの先祖は水の中で生まれた魚でした。
陸上へ出てきたのも、遠くへいきたいという気持ちからなのです。
宇宙へ行きたいけれども、そこは快適な場所ではないでしょう。
宇宙へ行きたいというのは、
「遠い宇宙はどんなどころか出てみたい」という気持ちです。
自宅にずっといた女の子が、「ひとり暮らしがしたいわ」というのと同じです。
一番自分の居心地の良いお母さんのところから、ちょっとでも離れたところへ行きたい。
これが、僕はいろんなことをしている1つの原点なのです。
これが、大人になるということなのです。続きを読む投稿日:2009.11.01
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