にっさんさんのレビュー
参考にされた数
30
このユーザーのレビュー
-
酔眼の剣 酔いどれて候
稲葉稔 / 角川文庫
久しぶりに巡り会えた傑作!
1
主人公 「曾路里新兵衛」
なんと魅力的な人物だろう。
久しぶりに巡り会えた傑作。
池波正太郎の時代小説にはまって久しいが、これからは稲葉稔氏に期待したい。投稿日:2014.04.09
-
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下
白石一文 / 講談社文庫
考えることの大切さと、考えることの無意味さ
1
「死」それも「無」ということへの恐怖について、イロイロな本を読んでみたりしたが、白石一文さんの作品からは何か心の琴線に触れるモノがある。
この作品は現代のアメリカ型資本主義の終焉、救われない人間の業…とかについて出版社勤務のエリート編集者が主人公として語り、経験し、感じていく話。
主人公に現実社会での悲惨な状況であるとか、科学的で霊的なモノの否定的な意見を語らせ、一方で霊的な体験をし、結果的には否定でも肯定でもない新たな思いが語られている。
考えることの大切さと、考えることの無意味さに考えさせられた。 続きを読む投稿日:2014.11.18
-
沈黙の檻
堂場瞬一 / 中公文庫
沈黙の檻
1
一気に読ませる筆力はさすが。
ただ、今回のラストは心情的には肯定したいが、どうなんだろう?
警察小説というよりもサスペンスとしてとらえて面白いという評価ならあり?
今ひとつ納得がいかない気がする。
が…、取り上げた題材からするとスッキリしない点は仕方ないかも知れない。 続きを読む投稿日:2013.10.01
-
闇夜 警視庁失踪課・高城賢吾
堂場瞬一 / 中公文庫
-
真夜中のマーチ
奥田英朗 / 集英社文庫
面白い!
0
この作家の作品にはまず間違いなく満足させられる。
軽妙なタッチで最後まであっという間に読み終えてしまった感が強く、続編があるのかなぁ~と期待。
クロチェの父親「白鳥」と精神科伊良部のキャラが重なって…みえたのは私だけかな・・・ 続きを読む投稿日:2014.11.20
-
日輪の遺産
浅田次郎 / 講談社文庫
混沌ととしたこの時代、そうあってもなんの不思議もない。
0
映画化されていることを知らなかった。
早速DVDで見てみたい。
読み応えあり。
最終章は涙が・・・永遠のゼロ以来。
日本、日本人はすばらしい。投稿日:2014.09.16