良い意味でも悪い意味でも「昭和の不良漫画」です。 主人公は、不良だけれども、魅力たっぷりで良い友人にめぐまれます。 敵は、絵にかいたような悪で、金持ちで権力者です。

本のテーマは、私も大好きな写真家の星野道夫です。 映画の撮影の直前に、アラスカの原野でグリズリーに殺されてしまいました。 龍村監督は星野が生きた痕跡を求めてアラスカまで行きます。 そこで、イヌイットから秘密の儀式を受けて・・・ 魂の直観に導かれて、龍村監督がさまざまな素晴らしい人との出会いを続けます。 そして、「熊の一族」星野と奇跡の遭遇をします。

まず、読み手が何を知りたいのかを知ろう。そのためのツール【OPQ分析】 書く前に、メッセージをわかりやすく整理しよう。そのためのツール【ピラミッド構造】 キーワードは「いったい何がいいたいの？」と思われないよう、so what? を自問すること。 読みやすく、短時間で読めます。

もともと病的な要素があるSF作家P・K・ディックの途方もない問題作です。 古代の秘教グノーシスを始め、さまざまな神秘主義思想が混交されたニューエイジ時代の代表的なSFのひとつとなっている。 油断して読むと、「精神汚染」されるので要注意です。

考古学や進化心理学の最新の知見を盛り込んだ人類史の解説書。 NHKスペシャルで放映された番組の書籍化だが、TV番組というメディアの特性上もりこめなかった興味深い話がたくさんはいっている。 内容 第一章 協力する人・アフリカからの旅立ち　 ～分かち合う心の進化～ 第二章 投げる人・グレートジャーニーの果てに　 ～飛び道具というパンドラの箱～ 第三章 耕す人・農耕革命　　 ～未来を願う心～ 第四章 交換する人・そしてお金が生まれた　 ～都市が生んだ欲望のゆくえ～ 人類史や考古学や進化心理学に興味がある人は必見。

前半では19世紀以来の「無料」ビジネスの歴史について詳しく説明されています。 後半では、現代のITビジネスでの「無料」サービスが述べられます。 前者と後者では、質的に大きく変わった、というのが筆者の主張です。 そして現代では、「フリー」の動向を無視しては自社の商品・サービスを守ることさえ危ういことを踏まえ、本書の一読をお勧めします。

資産家の娘なれど、遺言により、一人前の探偵とならねば遺産を継げず、そのため借家で貧乏な暮らしをしています。 はたして彼女は一人前の探偵になれるでしょうか？ こんなストーリですが、水の都、ベネチアで鶴田謙二の魅力的なキャラクターが縦横に活躍する、というだけで鶴田謙二ファンならずとも、一読する価値があるでしょう。

不世出の「カリスマ」スティーブ・ジョブズは、どのようにして、形作られたのだろう？ １巻から２巻とじっくり読んでいくと、見えてくる。 ジョブズの生い立ち： 幼少時代の養子にだされたことは有名だ。 ジョブズにとっては、「両親にすてられたこと」であり、「養父母によって選ばれたこと」になる。 育った環境、時代： 西海岸の「シリコンバレーの勃興」時代に生まれ育ったこと。 疾風怒濤の1960年代に立ち会ったこと。 ボブ・ディランが大好きで、なかでも「 The Times They Are a-Changin' 」がお気に入りだったこと。 インドを放浪し、日本の禅に傾倒したこと。 禅寺の庭や、バウハウスの設計など、ミニマリズムを信奉したこと。 などなど これらすべてが、ジョブズを形作っていたのだ。 この本はジョブズとともに、あの時代を追体験できる。 すべての人におすすめ。

ビジネス書で古典といえば、渋沢栄一も勧める『論語』だろうか。 時におりページを開けば、確かに含蓄のある古典だ。なにかしら得るところがある。 しかし、それだけでは何か欠けている、と感じたら、老子や荘子をひもとけばよい。 かちこちの道徳人間を笑い飛ばす自由な心や、イマジネーションを遥かかなたにまで広げる壮大な心がそこにある。 いきなり古典に挑戦するのは気おくれがするときには、このような新書の入門書が入口にちょうどよい。

ドラッカーって良く聞くけど、まだ読んだことが無いという方、いると思う。 または、以前に読んだけど、内容をコンパクトに整理したものが欲しいという方も、いると思う。 こんな方々に、この本はとてもおすすめです。 見開き完結の小冊子で、良く整理されています。 図解でよくわかります。 この本を読んで、次のステップでドラッカーの原著も読んでみましょう。 私のおすすめの原著は、以下の順です。 「イノベーターの条件」 「プロフェッショナルの条件」 「チェンジ・リーダーの条件」 「ネクスト・ソサエティ」 現代は彼の生きた時代からは非常に変化しているけど、彼のメッセージ自体の重要性はやはり変わりません。 全てのビジネスマンにおすすめします。