
校閲ガール
宮木あや子
角川文庫
感動的に読みやすい
いわゆる裏方のドラマってのは面白い。 出版物の校正(校閲)をしてくれる人と、一般の読者が接することはない。一般読者にとっては、校正者の存在すら気付くことはない。だが、出版に校正は不可欠だ。 これは、不本意ながら校閲部に配属された女性が中心となったドラマ。ちょっとした謎解きも組み込まれていて、あっという間に読めた。
5投稿日: 2016.09.27
限界集落株式会社
黒野伸一
小学館
元気になるお話。でも、実際には……
テンポよく進むし、読後感さわやかな、良作。 巻末に参考文献一覧が挙げられているし、個別にインタビューも実施したようで、かなりリアルな描写がなされている。 だが、あくまでこれは「小説」(フィクション)でしかないことは、肝に銘じておこう。 実際にはこんな風にはいかない。例えば、限界集落に小学生がいるなんてことは、極めて、マレなのである。 そうは言うものの、実際に限界集落の状況を知っている人でも楽しめるように、丁寧に作られている。
0投稿日: 2013.12.04
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。3
K.Kajunsky,ichida
PHP研究所
これで〆
これが最終巻となるとのこと。いままで楽しませて頂きました。 一見奇抜な行動の背後にも、自分自身(や自分の家族)に通ずるところが見える。そういう温かい笑いを経験させてくれるシリーズでした。
1投稿日: 2013.10.16
昭和元禄落語心中(4)
雲田はるこ
ITAN
せっかく落語のお話なんだから……
ストーリー自体は大変面白い。 でも、せっかく落語のお話なんだから、落語そのものももっと楽しめるようにしてくれると有難いんだけどなぁ。
1投稿日: 2013.10.11
万能鑑定士Qの推理劇 IV
松岡圭祐
角川文庫
スター総出演
このシリーズのスターが総出演。その上、過去の事件のおさらいまでしてくれているので《これでおしまい》感があまりにも強く出過ぎてしまったかな。 とは言うものの、いままでの作品の質が良かったので、自然と期待値が高くなってしまっているのかも知れない。 これはこれで、十分楽しめる。
0投稿日: 2013.10.09
武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―
磯田道史
新潮新書
映画化されて話題になったけど……
この本のポイントは、映画で描かれたような人間ドラマそのものではなく、丹念に史料を読み込むことによってそういったドラマが浮かび上がってくることにあるように思う。 一見退屈な資料の読み込みという作業が、いかに重要で意義深いかを教えてくれる。
3投稿日: 2013.10.08
式の前日
穂積
月刊flowers
ホノボノしつつも、ちょっとした意外性も仕組まれている。
基本的にはほのぼのとした雰囲気のお話。 でも、どの話にもちょっとした意外性が仕組まれてる。それがあまり嫌みにならない程度なのが良い。
2投稿日: 2013.10.08
花もて語れ(1)
片山ユキヲ,東百道
ビッグスピリッツ
スポ根系「朗読」
ストーリーは、スポ根系と言って良い感じ。主人公のハナちゃんが朗読の魅力に気づいていくさまを描く。 最近は黙読ばかりだけど、音読ってのはかなり大事なんだよな。 ペーパーベースではもっと話が進んでいるんだけど、電子版では2巻目までしかまだ出ていないのが残念。3巻目以降も早く電子版で出して欲しい。
1投稿日: 2013.10.07
