
乙嫁語り 5巻
森薫
Fellows!
一大イベント
双子の結婚式です。親戚一同総出で、大人も子供も全力で準備!チームワーク抜群です。 宴では大勢のお客様をお迎えし、歌って踊って食べて飲んで・・楽しそう。実際に行ってみたい。 でも一番印象的だったのは、最後にお父さんと別れる時の場面です。 それまで浮かれていた双子が、愕然とする気持ちが伝わってきました。良い家族だったんだな、と思いました。 後半は、アミルさん達の話へ戻ります。日暮歌のような、普通の日常を綴る話も好きです。
2投稿日: 2013.11.09
乙嫁語り 4巻
森薫
Fellows!
アラル海のほとり
元気すぎる双子ちゃん達が繰り広げるドタバタコメディ。 物凄いパワーと勢いで騒動を起こしまくり、面白くて一気読み間違いなし。 双子のお母さんも姉御肌で良いキャラしてます。 花嫁修業はビシバシいってますが、最後の場面では双子ちゃんを大事に思っているのが良く分かり、 ほろりときてしましました(;_;)。
5投稿日: 2013.11.06
乙嫁語り 3巻
森薫
Fellows!
中央アジアを行く
今回は街中の場面がよく出てきますが、中央アジア特有のごちゃごちゃっとした雰囲気が 見ていて楽しいですね。街の人の野次馬っぷりとか、親切な所とか気さくさとかも好きです。 今回はスミスが主役?!でも出会った乙嫁さんとの結末は・・・(;_;) どうしようもないことって、あるんですよね。 最後の時計を投げる場面で、彼は何を思ったのだろう。 何だか、しばらく目が離せませんでした。
4投稿日: 2013.11.06
百姓貴族(2)
荒川弘
ウィングス
農家のあれやこれや
基本エッセイですが、個人的には「日本分割統治計画」 (もしも戦後、日本がドイツのように分割統治されていたら・・)が面白かったです。 そして語られる親父伝説などなど。事実は小説より奇なりとはよく言ったものです。
3投稿日: 2013.11.06
伝える力
池上彰
PHP研究所
最強のスキル
自分の考えや想いを、分かるように相手に伝える。とても重要なスキルですよね。 営業を初めてすぐの頃、この本を購入しました。 国分さん、ゴア元副大統領、爆笑問題・・・など有名・身近な人の例も挙げながら説明してあるので、 とても読みやすいです。 何に気をつけたら良いか、どんなトレーニングをすればよいか、ということも 具体的に書いてあるので、すぐに実践可能。良い本だと思います。
38投稿日: 2013.11.01
乙嫁語り 2巻
森薫
Fellows!
町の問題は、皆の問題!
アミルを取り戻そうとやってきた遊牧騎兵に対し、町の人たちが協力して立ち向かう! ずいぶん熱い展開になりました。カルルクも夫としてよく頑張りました。 布支度の話もとても面白かったです。母から子へ代々伝えていく刺繍、とても魅力的な文化だと思いました。 スミスの解説がカッコいい。絵も最高に綺麗で、何度見ても飽きません。
2投稿日: 2013.10.30
カードキャプターさくら(1)
CLAMP
なかよし
魔法のカード
絵は子供っぽいですが、これはこれで可愛いです。 「ツバサ」との関連もあり、大人になってから初めて読んだのですが、十分楽しめました。 ちょっとした事件が起こるけれども、基本的に平和で楽しい学校生活が舞台なので、 ほのぼのした雰囲気で癒されたい時に、安心して読めます。 登場人物達も、悪い人は出て来ません。皆優しい人ばかり・・この辺がある意味ファンタジー。 世界がこんな風だったらいいですね。
3投稿日: 2013.10.30
夜は短し歩けよ乙女
森見登美彦
角川文庫
偏屈万歳!
冷静になってみれば物凄く馬鹿馬鹿しい話を、真面目に書き連ねるユーモアセンスが良い。 第一章は「そんなに話題になるほどの面白さか?」と思ったものの、第二章に進むとなかなかいける感じに。 第三章の学園祭編はエキサイティングで、抜群に面白かったです。 真面目に馬鹿やるのが青春ってやつですね。学生時代の楽しさを思い出します。 そして不覚にもラストシーンにほろっときてしまいました。こんな阿呆話なのに・・! ファンタジー要素が苦手な人は、三章を先に読むのが良いかも知れません。 こういう、笑えて泣ける活字本って希少だと思います。
3投稿日: 2013.10.28
魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge
森博嗣
講談社文庫
カッコいい形
ついに保呂草探偵も、年貢の納め時(表現が古い)? 殺人犯ではないけれど、別の理由で逃走しつつ宝剣の手掛かりを追います。 Vシリーズはこの5巻目まで読みましたが、これが一番カッコいいです。 タイトルとか、話の筋とか、登場人物とか。 一番印象的で切なかったのは、最後の練無と杏奈のやりとり。 短い場面ですが、二人が生きてきた道が想像できました。
0投稿日: 2013.10.22
スカイ・クロラ
森博嗣
C★NOVELS BIBLIOTHEQUE
純粋な心
最後に話が急展開するまで、戦闘機のパイロット達の日常が、淡々と描かれています。 殺し・殺される世界なのに、そこにいる彼らの感情があまり前面に出てこないので、 読んでいる自分も何だか夢の中のような、漠然とした不思議な気分になりました。 理由も無く生きる。戦う。それではいけないのか。 無理やり理由をつける大人達の不純さ。 純粋な子供の心を失いたくない、と抵抗する気持ちがあれば、色々な部分で共感できる深みがあります。
2投稿日: 2013.10.20
