Queen M.さんのレビュー
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もちろんでございます、お嬢様3
竹岡葉月, りいちゅ / ファミ通文庫
そして未来へ
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1巻でニッポン側の事情が、2巻でアングリア側の事情が描かれて、
3巻の終戦記念日でクライマックス。
肩すかしと感じる人もいると思うが、悲惨な過去や激しいバトルより、希望の持てる未来と強く優しい心を描…いた作品としては、みごとな解決と言えるだろう。
とにかく、みんなハッピーエンド。未来に向けて歩き出します。
続きを読む投稿日:2013.10.05
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もちろんでございます、お嬢様1
竹岡葉月, りいちゅ / ファミ通文庫
敗戦国の少年と敵国の幽霊少女
2
個々のネタは見たようなものも多いが、敗戦直後のニッポンという設定が、状況や言動に説得力を与えている。
また、高級ホテルのコンシェルジュ(決してノーと言ってはいけない仕事)という立場と、九郎のまっすぐな…性格のおかげで、殺伐とせず人情話的な作風に。
天恵というのは要するに超能力で、一人ひとり能力は異なる。
ニッポンは天恵を持つ「麒麟児」を戦争の切り札としており、発火能力を持つ九郎も訓練中だったのだが、敗戦で行き場をなくし・・・
バトルも少しあります。
ラブコメ要素はごくわずか。 続きを読む投稿日:2013.10.03
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魁!!クロマティ高校(1)
野中英次 / 週刊少年マガジン
意外にほのぼのナンセンス
2
『坂本ですが?』を読んだら、久しぶりにこっちも読みたくなった。
困ったやつらが多い学校で、秀才君が真面目に妙なことをしているという点ではよく似ているが、私は『クロマテイ高校』のほうが好み。
なんと…いっても、周囲のキャラが個性的で魅力的。
なぜ高校にいるのか全く不明な人たち(人じゃないのもいる)の、愉快な日々。
池上遼一かよという絵柄も、可愛いく見えてくるんだな、これが。
坂本君は孤高のヒーローという感じだが、こちらの主人公はお人好しの天然で、アホな連中と楽しくやっている。
この、のんびり、ほのぼのした感じがいい。
独特のセンスなナンセンスで、講談社漫画賞。
ちなみに、山口雄大監督の実写版映画も最高です。 続きを読む投稿日:2013.09.26