モクさんのレビュー
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9
このユーザーのレビュー
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Re:ゼロから始める異世界生活 Re:zeropedia
長月達平, 大塚真一郎 / MF文庫J
スマホだときついです
7
前回、総ページ数20ページしかないとレポートしましたが、サポート宛に問い合わせたところ不完全なファイルが登録されていたらしく、回答後に完全版がダウンロード出来るようになりました。
内容はまぁ、普通の…設定資料集。特に珍しい部分はない。資料集部分はスマホだとズームしないときちんと読めないし、ズームしたままだとページ送り出来ないしで、内容云々よりも不便さが気になって読む気になれなかった。
スマホの人にはお薦めしない。
タブレットだとストレスなく読めるかもね。 続きを読む投稿日:2016.11.27
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鍵のない夢を見る
辻村深月 / 文春文庫
辻村作品の印象が変わった作品
2
今まで「僕のメジャースプーン」とか、「ツナグ」のようなどこか暖かみを感じる作品が多い印象だったけれど、こんな人間臭いのもいけるんだ、とかなり新鮮に感じた作品。辻村作品の印象がいい意味で変わった。
短…編の主人公は皆女性で、女性視点でストーリーは進行している。各編のなかで人が日常の中で抱くであろう後悔、嫉妬、依存、執着、焦燥などのどちらかと言うと醜い、逆に言えばそれ故に人間臭い感情を細やかな表現力で描いている。女性のというよりは、女性を取り巻く環境(男性含む)が女性を追い詰め、弱い部分、醜い部分を暴露させている。かと思えば非日常なのにそれを感じさせない強かさも描かれていたり。
後半はミステリ色の強いストーリーになっていて、その内容にぐっと引き込まれて読み進めていた。面白い。ただスッキリとした読後感を狙った作品ではないと思うのでその点だけ注意。 続きを読む投稿日:2016.08.31
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グラスホッパー
伊坂幸太郎 / 角川文庫
期待はずれ
0
映画化作品ということでかなり期待して購読。正直期待外れだった。というか、くっそつまらん内容だった。
主人公が3人っていう理解でいいんだろうか?ちょっと自信がない。何故なら主人公の3人に何も魅力を…感じなかったからだ。
まず鈴木はキャラが薄くて感情移入できない。必死さ、信念、覚悟がない何となくな復讐者?結局何一つまともに動くこともなく、終わる。これ本当に主人公なのか?
鯨は説明を省かれすぎていてスッキリしない。ターゲットを自殺させるっていうのは超能力的なものなのか?まぁ超能力って言われてもスッキリしないけど。自らの罪を清算するために押し屋を狙う?全く意味不明。「罪と罰」を常備してるくらいなら始末したターゲットが見えるくらいでキャラ揺れしないでほしい。
最後は蝉だが、何かいつの間にか死んでたなーって印象。押し屋を殺して成り上がろうってのはいいけど、その後の行動が短絡的すぎて。計画性もないし、プロフェッショナルさを感じない。
ストーリーも特に盛り上がるところもハラハラする部分も予想外な展開になることもなく、淡々と進み、終わった印象。
主人公が3人だからザッピング形式で書かれているけれど、視点が変わることによる新たな発見があるわけでもなく、無駄に行数だけ稼いでいるように感じた。
続きを読む投稿日:2016.03.18