
土産の味 銘菓誕生秘話 第5話 博多通りもん
武喜仁,青木健生
KCGコミックス
以下は本のレビューです お間違いなく
採り上げられているお菓子は、山口県に住む私が九州のお土産でよく貰う物です。 桃山系といえばいいのか、白あんを練り込んだ生地で包まれている饅頭。 他に無い食感でとても美味しいのですが、その秘密はこのマンガで知る事が出来ます。 短く纏められていますが大変読み易く、商品を知っていると更に面白く感じられるでしょう。 余った期間限定ポイントの使い途にピッタリですが、単話ではなく全編もお薦め。
0投稿日: 2018.03.30
ウエンディ
松本次郎
太田出版
らしくない
読み終えるまで、松本次郎先生の初長編だと知りませんでした。 画が若いな、初期の作品かな?くらいの感じで読んでいたので、いい感じの新鮮さでしたが。 内容がまた不思議で、"らしくない"といった感じがそこかしこに。それこそラストが特に。 その理由もあとがきを読んで納得できました。 「べっちんとまんだら」や、「女子攻兵」の持つ "らしさ" を感じられないのはファンからすると 少々の残念さを感じますが、同作家の他作品とは違った物を読みたい人には良いかと。 しかしながら、先述の2作や「フリージア」などが好きで、なおかつ初期の作品を読みそびれてた ファンにとっては若干のモヤモヤ感というか、読後感の物足りなさを感じます。 自分のような薄いファンはそうそう居ないと思うので問題ないでしょう。
0投稿日: 2017.03.31
Astral Project 月の光 1巻
marginal,竹谷州史
月刊コミックビーム
静か
大きく盛り上がるでもなく、かといって極端な中だるみも無い、でも「淡々とした」という表現は使えない 非常に落ち着き払った流れで、しかしながら最後まで読み進める気持ちを萎えさせない、不思議な作品。 友人知人に薦めて回る程でもないが、初刊の時点では確実に面白いと感じる内容。 だけど、掲載誌によっては早い段階で打ち切られるか、連載そのものが無いかもしれないような奇妙な偏った空気。 現時点では4巻まであるようなので、内容同様にゆっくり読み進め、全巻揃えようという気にさせられる作品。 自分にとっては久々に良い買い物だと感じられる物でした。
0投稿日: 2016.04.03
武富健治実話作品集 狐筋の一族 秘境と因習編
武富健治,石井カイジ,山谷行緒,村上和巳,おつゆ内田,渡邊喫茶男,宇佐和通,小池壮彦,栗山栗丘
ナックルズtheBEST
ポイントが余ってるとして
そのポイントで買える他の本を探しましょう。 「鈴木先生」で有名な武富健治先生が画を担当されていますが、中身は中学生が休み時間に話して盛り上がってるようなレベルの物。 タイトルの頭に躍る雑誌名でそれとなく気付けない人は、購入後に後悔しまくる内容です。 夏に旅行した際に耳にした「狐筋」という単語が出ていたので買ってしまいましたが、見事なまでの無駄遣いでした。 ある意味での"勉強"になったといえますが、同シリーズには今後一切近寄りません。
1投稿日: 2015.12.28
