凹田さんのレビュー
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784
このユーザーのレビュー
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消閑の挑戦者 パーフェクト・キング
岩井恭平 / 角川スニーカー文庫
完結済み(?)おすすめライトノベル(頭脳系SFバトル...?)
1
このシリーズは1巻完結型です。個人的には3巻が一番好き。
ちなみに私が様々なライトノベルを読むようになったきっかけを与えた作品の一つ(その2)でもあります。
1巻目は大規模サバイバルバトルです。
書…籍説明で結構説明されているのであまり言うことがないような気がしますが、追加するとすれば
・様々な個性を持ったキャラクターが登場。
・特殊能力がゲームシステムのルールの中で付与されるがあくまで情報システム的なものでファンタジーではない。
・1巻ではあくまで天才という感じですが、2巻以降は異能的な側面が強くなる。 続きを読む投稿日:2014.09.02
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円環少女 1バベル再臨
長谷敏司, 深遊 / 角川スニーカー文庫
完結済みおすすめライトノベル(魔法系バトル)
2
私が様々なライトノベルを読むようになったきっかけを与えた作品の一つ。
この作品を好きな理由は大きく3つあります。
(1)世界観、技術の設定がしっかりしている
この作品にはあらすじにある円環大系と神音大…系以外にも様々な種類の魔法が登場し、それぞれ原理が設定されています。
それぞれの体系は異なる世界観に属しているといえば分かりやすいかもしれません。
私が考えた簡単な例で表すと「万物はエネルギーから成り立つ」という体系では万物はエネルギーであることは当たり前なので全てのものを好きなエネルギーへ変換することができる、といった感じです。
(2)インフレしない、絶対的な力関係はあまりない
Aを倒したらより強いBが現れ、さらに強いCが...という安直なインフレ展開ではありません。
条件次第で力関係は変化し、AよりもBの方が強いと言い切ることは困難です。
もちろん、習熟度、戦闘技術などはあるため、伝説クラスの人物に対して同じ体系の子供が勝つことはほぼありえないことではありますが。
(3)状況が変化する
物語が進む中で主人公の周りだけでなく、世界の状況が変化していきます。
その中で各々のキャラクターがどのような選択をし、行動していくのか楽しむことができます。キャラクターが使い捨てにされないのも私好み。
1巻だけでは(1)の部分しか関係ありませんが、新しい作品を読むに当たってその後どういう展開がされるかというのも重要なことなのでシリーズ全体のレビューを書かせていただきました。 続きを読む投稿日:2014.09.02
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×××HOLiC・戻(3)
CLAMP / ヤングマガジン
「戻」が何のエピソードなのか分かる
0
いったい「戻」で何が起きていたのか、この3巻で明らかになります。
このままあと1,2冊で終わるのか、それともここから大きな展開を見せるのか気になります。
このまま終わったら第2部というよりも、おまけ…エピソードなので大きな展開に期待したい。 続きを読む投稿日:2014.08.29
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テラフォーマーズ 9
貴家悠, 橘賢一 / 週刊ヤングジャンプ
やはり鍵を握るのはラハブ?
4
ラハブとは、その遺産とはロシアの思惑が明かされますが...やっぱり何か重要そう?それともラハブという言葉事態無意味だったのか?と少し解釈に悩む内容。
また、アレックス先輩のイケメン行為が明らかに。結果…よければ全て良しだけどもギャンブラー過ぎるぜ先輩。あと6コマ漫画の縦列駐車は意味が分かりにくいけれども、むしろそれ含めてクスっとしました。
ちなみにジョセフが表紙なのでジョセフの登場に期待するも未だ現れず。早く7巻ラストで見せたゴキブリの山を築き上げるような能力は何なのか知りたい(攻撃手段は切断系統だと思いますが生半可な能力では納得しがたい)
今までより少し盛り上がる場面のパンチが弱いと感じた+上記のように気になる点はいくつかあったものの全体としての面白さはまだ持続してるので評価は5のままとしました。 続きを読む投稿日:2014.08.20
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進撃の巨人(14)
諫山創 / 別冊少年マガジン
従うか、戦うか
1
歴史の裏で仕事を続けてきた憲兵団の話、読者的には少し前まで空気だった政府の設定が語られます。
今回登場したのは憲兵団の中でも特殊部隊的位置づけのようですがまさか憲兵団がここまで脅威になるとは思いません…でした。
人同士の戦いという予期していなかった展開になり読者的には「なんでこんなことに...」と狼狽するキャラに同情したいところ。
また、二つの家系に関して新たな設定が明かされます。
そのうちの一つは(確定ではありませんが)リヴァイのファミリーネームに関係するのですが、これは読者に対して隠されていただけなのか、リヴァイにとって何か事情があるのか気になります。 続きを読む投稿日:2014.08.08
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進撃の巨人 悔いなき選択(2)
諫山創, 駿河ヒカル, 砂阿久雁(ニトロプラス), 「進撃の巨人」製作委員会 / ARIA
リヴァイの根源にあるもの
8
バックストーリーとして結構あっさりと終わった印象です。
この外伝からはリヴァイが戦い続ける理由なんて単純なものではなく、行動理念のようなもっと根源的な動機を感じることができました。ついでにエルヴィンの…理念、志も。
この行動理念を知っているかどうかで本編中(特に最新刊あたり)のエルヴィン、リヴァイの行動を深く理解することができるかもしれません。
特に悪い点はありませんが、前述の通り本来は語られないバックストーリーに過ぎない程度のもので、あっさり感が強いので評価は4としました。
書籍説明にもあるとおり、本編中では一般的になっていたあの陣形を初めて使う遠征で大雨が降って信号弾が使えなくなって大ピンチに...という話がありますが、そういえば本編中で雨って降った覚えがないな...と本編の時点ではその点が改良されてるのか少し気になりました。 続きを読む投稿日:2014.08.07