
まぐだら屋のマリア
原田マハ
幻冬舎文庫
罪をかかえた人々を受け入れる場所
とにかくお勧めです. 尽果というバス停がある村の崖縁にたつマグダラ屋を中心に,その村に吸い寄せられるように集まる罪を抱えた人々の話が展開していきます.それぞれの事情はもちながらも,暗黙のうちに干渉しないことで穏やかな生活が続いていく.料亭に下働きとして務めていた主人公をある事件が襲い,行き着いたこの場所で出会ったのがマリアという女性だった. マグダラのマリアと言えば新約聖書にでてくるイエスと関係のあったある意味罪深き女性とされています.ここで出てくるマリアは聖母のように全てを受けいれてくれるようでいて,自身も罪深い過去を抱えていたことが明らかになっていきます. どうしたら罪が償えるのか,ふるさととのつながりはどんなものなのか,じっくり考えさせる良い作品です.
0投稿日: 2013.12.15
天地明察 下
冲方丁
角川文庫
伝えられていく想い
悪しき因習と戦いながら,国家としての一大事業を成し遂げる主人公は立派の一言.最後に晴海に想いと託して去って行く人々がもの悲しくもある.
2投稿日: 2013.12.14
天地明察 上
冲方丁
角川文庫
是非原作を
原作を読んだあとに国際線の機上で映画も見ました.映画も悪くはないのですが,話しがはしょり過ぎていてあんまりです.映画を見た人も是非原作を読んでください.
2投稿日: 2013.12.14
有頂天家族
森見登美彦
幻冬舎文庫
楽しい
いつもながらの京都の町が舞台ですが,ちょっと趣向が違っておもしろい.これまでも天狗はたくさんでてきているが,狸がフィーチャーされたこの作品は,「狸鍋になる恐怖に打ち勝って成長していく狸の兄弟の姿」が描かれています.まぁ堅苦しいことは抜きに楽しめば十分です.
0投稿日: 2013.12.14
天使の梯子
村山由佳
集英社文庫
折り合いをつける
決して修復できない亀裂にいかに折り合いをつけられるか.一つの言葉をきっかけに不幸を抱えてしまった3人のターニングポイントを描いています.
0投稿日: 2013.12.14
ヘヴンリー・ブルー
村山由佳
集英社文庫
3部作の一つ
かならず「天使の卵」を読んでからにしてください.また,順番で読んでも重複が多くなりますが,そこはいたしかたないことです.関係する人々すべてが期せずして不幸になってしまう運命を別視点からみたストーリーです.
0投稿日: 2013.12.14
蹴りたい背中
綿矢りさ
河出文庫
共感はむずかしいな
作品としてはおもしろいと思います.ただ,共感はできにくいな.歳のせいか?
1投稿日: 2013.12.14
神様のカルテ
夏川草介
小学館文庫
こういうお医者さんを応援したい
こういう人を応援したいものです.こういう人に医者になって欲しいです.
1投稿日: 2013.12.14
天使の卵 エンジェルス・エッグ
村山由佳
集英社文庫
これはやられた
いや,これは反則です.この後に続くエンジェルシリーズとともにぜひ読んでみてください.
0投稿日: 2013.12.14
博士の愛した数式
小川洋子
新潮社
見守るということ
自分の気持ちを抑えて見守ることに徹するというのもすごいなぁ.
1投稿日: 2013.12.14
