バーミンさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー, 青木久惠 / クリスティー文庫
まさに傑作
2
本作のオマージュである「十角館の殺人」を先に読みました。
上記作品が面白かったため、本作にも手を出しましたが、期待以上の面白さでした。
時代背景がずいぶん違い、携帯がない時代の話なので、そのまま現代で…同じトリックは不可能ですが、そんなことは全く気にならずに読み続けました。
本作を読めばアガサクリスティのすごさがわかります。
これ以後、同作家の大ファンになりました。未読の方は是非! 続きを読む投稿日:2014.09.08
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暗黒館の殺人(一)
綾辻行人 / 講談社文庫
館シリーズ1,2を争う駄作
2
長く、しかも長さに意味がなく、展開も食傷気味でした。
無駄な部分を肉付けして、作品として面白くなる場合はたくさんあると思いますが、本作は明らかに失敗しています。
館シリーズをすべて読んでいたため、本作…も読み切りましたが、正直がっかりしました。
最後で多少すっきりした部分もないわけではなかったので、☆2にはしましたが、☆1にするか悩むほどの駄作でした。 続きを読む投稿日:2014.09.08
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クリムゾンの迷宮
貴志祐介 / 角川ホラー文庫
一気に読んでしまう!
1
いわゆるサバイバルゲームみたいな感じですが、リアリティがあり、本気で怖いです。
しかしながら続きを読みたくなるため、怖いながらも一気に読んでしまいます。
エンディングには賛否ありそうですが、私は大好き…でした。
シリーズ続編が出てほしいと感じる作品です。
ちなみに、携帯ゲーム機の「9時間9人9の扉」や「善人シボウデス」、漫画の「バトルロワイアル」なんかがイメージが近いと思います。
続きを読む投稿日:2014.09.08
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十角館の殺人〈新装改訂版〉
綾辻行人 / 講談社文庫
この本で綾辻行人のファンになりました
0
まさにキングオブミステリー。この作品を読んでから館シリーズにのめりこみました。
途中、犯人が判明する際のくだりが「そうきたか!」と感動しました。
館シリーズ最初にして最大の傑作だと思います。
この本を…読むまでは奥さんの小野不由美さんだけのファンでしたが、夫もなかなか、むしろ夫の方が?などと思うようになりました。
続きを読む投稿日:2014.09.08
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黒い家
貴志祐介 / KADOKAWA
実際にありそうな怖い話
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感情のない人間は恐ろしいとつくづく感じさせられた作品です。
恐怖で気持ち悪くなる部分もありますが、緊張感をもって最後まで読めました。
この作者の作品は、本当に人がたくさん死ぬな(笑)とも感じました。投稿日:2014.09.08
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白ゆき姫殺人事件
湊かなえ / 集英社文庫
実際にありそうなシチュエーション
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他人が自分のことをどう思っているのか?
自分が思っているよりも他人の評価というのは辛辣で残酷なケースが多いのかなと思ってしまいます。
自分では思ってもないことや考えたこともないことが、他人の評価の中…では既成事実として構築されることもあるのでしょう。
犯人と疑われた方、その他登場人物に対する、周囲の無責任な人物評が、ストーリーを面白くしています。
自分自身も他人にこのように思われていたら怖いな、でもありそうだな、などと考えながらあっという間に読んでしまいました。
人間臭い感情の描写が大好きな方にお勧めかと思います。
続きを読む投稿日:2015.11.01