
炭水化物が人類を滅ぼす~糖質制限からみた生命の科学~
夏井睦
光文社新書
理屈からダイエットに入りたい人にお勧め
健康診断でメタボといわれ、脂肪肝と言われたことをきっかけに体重を10kgほど減らし、各種検査値を正常範囲まで落とすことができました。その後に本書を読みましたが、自身の経験からここで書かれていることに多くの点で同意します。ただ、性別年齢普段の運動量等個人によって状況が異なりますので、必ずしも書かれていることをまったくその通りに実践する必要はないと思います。 著者は運動をせずに減量されたと理解しましたが、食事の見直しとともに私は可能な限り運動をした方が良いと思います。 主食といわれている、炭水化物、特に米を否定することは、他の人と一緒に食事をするときになどに気を使います。気をつけないと相手を否定することになったり、米を食べないと力が出ないぞ!と怒られたりします。 本書はダイエット以外にも生命の進化の過程にまでおよぶ広範囲な話題が展開されており、とても興味深く読むことができました。 一方、著者の言い分を突き詰めると、人間にとっては主食として炭水化物を摂取しないほうが良い。→栄養学的には狩猟採取時代の食生活に戻った方が良い。→これでは地球は今の人口を養えない。 となり、どうすることが望ましいことなのか、いろいろ考えるきっかけになると思います。
2投稿日: 2014.10.06
知の武装―救国のインテリジェンス―(新潮新書)
手嶋龍一,佐藤優
新潮新書
インテリジェンス
本書はインテリジェンスについて語られています。本文中でも触れられていますが、日本語にはインテリジェンスの適切な訳語がありません。このことが日本国内でインテリジェンスに関する意識やこれを扱う組織の発展が遅れている原因ではとさえ思われました。インテリジェンスと外交などで必要なことである一方、インテリジェンスに関する知識感性を身についていると、企業間、その他組織間でのやり取りにも役立つものだと思いました。
3投稿日: 2014.09.02
幼年期の終り
アーサー・C・クラーク,福島正実
ハヤカワ文庫SF
追加で一票
良いレビューが既にたくさん書かれているいるので書き足すことはありませんが、強くお勧めということで星5つ。
0投稿日: 2014.08.15
【海外でパケ死しないお得なWi-Fiクーポン付き】スマホユーザーのための海外トラベルナビ ドイツ
海外トラベルナビ編集部
ゴマブックス
ガイドブック
本書は旅行ガイドブックとして読めば良いです。(私は通常の本としての内容を期待してしまっていました。)旅なれた方には既知の情報が多いと感じるかもしれません。
0投稿日: 2014.08.10
ドイツを探る~ロマンとアウトバーンの国~
小塩節
光文社知恵の森文庫
ドイツに関心がある方におすすめ
最近、ドイツとドイツ人に関わりを持つようになり、少しでも相手のことを知るきっかけになるかと思い本書を手にしました。 それと同時にドイツを訪問する機会を得ました。なるほど書かれていることは、現実に目にするドイツの様子と良く一致しており関心しました。著者は文学芸術などにも深い理解をお持ちの様子でこれらについても分かりやすくまた奥行きのある文章で書いておられます。抑えられている紙数や価格を考えてますと大切なことが良くまとめれた良書だと思います。今の私にとっては、良い勉強になりましたが、既にドイツのことをある程度お知りで更に深く知りたいと思う方には物足りないと思います。
2投稿日: 2014.08.10
国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(下)
ダロン・アセモグル,ジェイムズ・A・ロビンソン,鬼澤忍
単行本
国家はなぜ衰退するのか
上巻に引きつづき、発展している国と貧困にあえいでいる国の例をいくつもそして丁寧に調査した結果を元にその理由を述べ、著者らの考え方の裏づけとしている。(著者の考え方に同意するという前提だが)その理由が分かると、現在貧困にあえいでいる国が経済的に豊かになることはとても難しく悲観的になってしまいそうになる。だが、著者らはそれでもあきらめてはいけないと述べている。現在豊かな国々は、それぞれ歴史上の岐路となる時に、いくつかの幸運と偶然が重なり、国が豊かになる政治経済制度に向かって舵を切り始めた結果が今があると述べられていると私は理解した。ここに対して個人的には、その重要な岐路に幸運と偶然以外の何らかの意思や力が働いていることはなかったのかと感じたが、当然私にはその証拠は説明できない。 本書の終盤では、著者らの考えを元に、日本を含む周辺の国々を含め、これから近い将来、国々がどうなっていくかを知る参考になることが書かれていると思う。
3投稿日: 2014.06.28
しない生活 煩悩を静める108のお稽古
小池龍之介
幻冬舎新書
煩悩がたくさんありました
自分なりに煩悩をなくすように心がけていたつもりでしたが、未だ自身の中に108以上!?の煩悩があることが良く分かりました。仏教の考え方を現代の私たちの日常に合わせた分かりやすい説明で書かれており、大変参考になります。また、著者ご自身の失敗談をも多く例として紹介されております。このような点から著者の人柄が推察できます。この本は仏教を志していない方、仏教以外の信仰を持っている方にもお勧めです。そして日常の生活の中で自分でも気づかぬまま、心が疲れていると感じる方、心が折れそうだと感じている方、焦りや不安を感じる方、心を穏やかにするための答えがみつかるかもしれません。また一方、身の回りのことの全てがうまく行っていると感じている方にもお勧めかもしれません。
3投稿日: 2014.06.23
迫りくる日中冷戦の時代 日本は大義の旗を掲げよ
中西輝政
PHP新書
この本が出版されたのは2012年9月
この本が出版されたのは2012年9月、そう日本は未だ民主党政権だった頃です。 その後まもなく、政権が自民党に戻り安部政権発足後現在に至る。その間に起きていることがこの本に書かれていることと良く一致していると感じたのは私だけか?いつものように書籍説明だけを読んで本書を購入、読み進めながら著者の中西氏はいかなる方かを調べる。なるほど保守派の権化・・・。私のような知識のない者が読むと過激とも感じられる、え、そこまで!という記述があるが、前述のように本書に書かれていることのいくつかが現実となっているとするならば、今現実に起きていないことも近いうちに現実に起こるのか・・・・?
2投稿日: 2014.06.10
国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)
ダロン・アセモグル,ジェイムズ・A・ロビンソン,鬼澤忍
単行本
納得させられます
いくつかの国、先進国といわれている国と、そうでない国の両方、を訪れたり居住した経験から、なぜこの国の人々はこのように考え行動するのかという疑問を心の中に抱えていましたが、この本から疑問に対する多くの答えを得られたと思いました。外国語で書かれた原作を日本語訳した本にしばしば見られる読みずらさがあることが否定できないものの、多くの事例を挙げ、他の文献をきちんと引用しつつ丁寧に書かれている内容は、そこを補ってあまりあるものです。 書かれている内容を集約すると、富を独り占めしたいという国の権力者のエゴが、結果としてどれ程その国の発展を妨げ国民を豊かな生活から遠ざけてしまうものかというところに尽きるのでは。 一方で、現在発展している国が発展するにたる制度を持つことになったのは偶然の結果なのか、あるいはそこの何らかの意思が働いていたのか?本の中に既に答えがあるとも言えますが、私としてはその点に関心があります。 これから下巻も読んでみます。
1投稿日: 2014.05.27
人類資金VI
福井晴敏
講談社文庫
おおむね同意します
私より以前にレビューを書いておられる5名の方の感想に同意します。 物語の本筋に進展が少なく正直なところ読むことに努力を要しましたが、ここまで来たら最終巻の発売を待つしかないというところです。
0投稿日: 2014.05.27
