
狩られる者たち
アルネ・ダール,田口俊樹,矢島真理
小学館文庫
難解だが面白いあ
なにげに読んだ「時計仕掛けの歪んだ罠」がええ?と言う終わり方でその続編です。 登場人物が多いので最初はなかなか読み進めなかったが後半いっきに進みます。 意外な展開も面白いです。 続編が待たれます。
0投稿日: 2025.09.18
贖罪の奏鳴曲
中山七里
講談社文庫
素晴らしい!
いきなり 雨の中 死体を捨てに行く弁護士登場 最初から最後まで いっきに読まずにいられない本でした。法廷も面白いです。 読んでいる間 私の頭の中 いつも ベートーベンの熱情が流れていた。
0投稿日: 2021.08.15
神坐す山の物語
浅田次郎
双葉文庫
ふざけた内容のようだが実は面白い
浅田さんと同じ年代なので 色々な事柄がそうだそうだとうなづける事が多かった。
0投稿日: 2021.08.15
ラスト・コード
堂場瞬一
中央公論新社
堂場ファンなら
ぜひぜひお読みください。 最後まで飽きさせない展開 懐かしい名前がたくさん登場し 涙が出る程 感動しました。
0投稿日: 2017.03.29
廃墟に乞う
佐々木譲
文春文庫
楽しめる短編でした
休職中の刑事なので 実際に捜査に携わるわけではなく 外周を丁寧に調査している内に 事件が見えてくるという感じの短編。 関係者との会話も 捜査官としてではなく 一個人としてなので柔らかくそれでいて裏もあり面白く読めました。 この方の作品は 初めて読みましたが もうひとつ読もうという気になりました。
2投稿日: 2016.12.30
文福茶釜
黒川博行
文春文庫
古美術にも骨董にも興味がなくても面白く読める本です
なかなかおもしろい本でした。 黒川さんの本も初めてです。 古美術詐欺に関する5作品が収められた短編集。 短編は好きではないので 「しまった!」と 思ったのですが 最初のひとつを読み すっかりはまりました。 内容は 骨董品でひと儲けをたくらむ男達の話 どんなに高い金を出しても欲しいという人がいるから値がつくのでしょうが 私自身は 骨董品は 大嫌いです。 これが何千万と言われても あほくさ!というタイプ 中に出てくる 掛け軸や壺や茶碗などなど 名前も由来も作家もちんぷんかんぷんですが それにも関わらずおもしろおかしく楽しめました。 案を練って練ってだましたつもりが だまされて 5つの短編 それぞれよかったです。 この人の本 他のも 読んでみたくなりました。
1投稿日: 2016.07.17
バレットハート 警視庁特別教導課 心経琴枝
丈武琉
角川文庫
続編が待たれる作品です
読み始めは これが殺人?オカルト? 殺しの手口がみえない 読み進む内に どんどん引きずり込まれていきました。 ひとつの事件は解決したけれど まだ謎は残ったままです。 続きを買おうと思ったら まだ 出ていないなんて。
0投稿日: 2016.07.09
硝子のハンマー
貴志祐介
角川文庫
読み応えありました
1つの物語ですが 完全に2部構成 1部は 密室殺人 完全密室なのか? 外部から侵入し殺す事が出来る可能性があるのか? 防犯コンサルタント(本業は泥棒?)が 可能性を提示するが 詳しく調べていくとその可能性は つぶれる。 次は この可能性 次は この可能性 外部から侵入と殺人が可能な案を次から次へと 提示するが どれもこれも つぶれる。 最初の内は すごい! すごい! よく思いつくと感心しながら 一緒に 考えて 考えて 読み進みました。 楽しかったです。 最後の頃は 多少 少し 飽きました。 飽きた頃 2部に 突入し 内容が がらっと変わる。 2部は 読みやすいです。 もうここで 犯人が判ってしまいます。 が どうやって侵入して? どうやって殺したか? 完全に その謎が解けるまで 読み応えがありました。 そして最後の最後の笑える”おち”が 印象に残りました。
1投稿日: 2016.07.09
楽園のカンヴァス(新潮文庫)
原田マハ
新潮文庫
ぜひにも読んで欲しい本です。
友人の強いお勧めで 手に取りましたが 私の好きなジャンルではなさそうなのでとっつきにくさを感じながら読み始めました。 美術 絵画に 全く興味がないのに 美術館や絵の話が出てきて 最初は ”しまった! これを読んでいくのは きついな” でした。 でも まだ ほんのさわりだしと 読み進みました。 ある絵を 真作か贋作か 調査するために 古書のような本を 1章~7章まで 読むと 古書の第1章が 出てきた時 ”わ~ このまま読み進むのか しんどいなあ!” しんどいなあ! かなり弱気になっていました。 が 不思議に途中で 放り出す気にならず 2章 3章と読み進む 3章が終わる頃には この本にすっかり引き込まれていました。 読み終えた時には そうか!そうだったんだ! すごく感動していました。 そして すべて解き明かされた事実を頭に入れての再読は とても楽しい再読でした。 さわやかな読後感 なんとも不思議な読後感。 出会えてよかった本でした。
1投稿日: 2016.03.31
愚者の連鎖 アナザーフェイス7
堂場瞬一
文春文庫
鉄君 ばんざい!
刑事総務課の大友鉄君 今回の仕事は 黙秘を続ける連続窃盗犯の犯人を取り調べ自白を取るでした。 ずい分 地味な案件で始まった。 鉄君の取調べでも 頑強に黙秘を続ける犯人 地道な捜査で 少しずつしゃべらせることが出来るようになり 小さな窃盗が大きな案件になっていく。 少しずつ明らかになる事柄 いつものように 鉄君の楽しい同僚も登場し 途中で止められない程 楽しく読めました。 アナザーフェイス 6は いまいちで このシリーズも そろそろ終わりかな?と思いましたがその懸念は払しょくされました。 今後の鉄君の活躍が楽しみになりました。 次回が 待たれます。 次は 捜査一課に復帰しているのかな?
1投稿日: 2016.03.30
