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ソード・ワールドRPGリプレイ集バブリーズ編1 2万ガメルを取り返せ!
清松みゆき/グループSNE, 中村博文 / 富士見ドラゴンブック
ソードワールドは剣と魔法のファンタジー世界です!
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TRPGリプレイの1巻なので、PCのパーティ構成でも紹介します。
アーチ―:人間、男。ファイター2、セージ1。
フィリス:人間、女。ソーサラー1、レンジャー1。
レジィナ:人間、女。ファイター…2、バード1。
グイズノー:人間、男。ファイター1、ラーダプリースト1、セージ1、バード1。
スイフリー:エルフ、男。ファイター1、シャーマン1。
パラサ:グラスランナー、男。シーフ2、レンジャー2、セージ1。
この6人が偶然、街中で人に攻撃魔法エネルギーボルトが使われるという事件の現場に居合わせたことから物語が始まります。4話収録で、シティアドベンチャー3回、ダンジョンアタック1回です。
PCが個性的なのは勿論のこと、1話の依頼人となる賢者の学院の監査委員をはじめ、NPCも濃い面子が揃っています。故買屋、シティアドベンチャーの苦手な冒険者、こすい商人、その情婦他。濃いというより肩書きが胡散臭そうな連中が、それぞれの事情を抱えて登場してきます。
PCたちは口八丁手八丁で痛快に依頼をこなしていきますが、そのうち善意の第三者なんて法律用語まで飛び出したりして。はたして賢者の学院をドロップアウトしたアーチボルトは英雄になれるのでしょうか?
巻末に安田均による解説が付いています。 続きを読む投稿日:2013.12.28
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ソード・ワールドRPGリプレイ集バブリーズ編2 混沌魔術師の挑戦
清松みゆき/グループSNE, 中村博文 / 富士見ドラゴンブック
スケープドールの値段は命の値段?
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シリーズ2巻目です。今回は3話収録で、シティアドベンチャー2回に、ダンジョンアタック1回です。
この巻からパーティに新しい仲間が加わります。フィリスがソーサラー3Lvになったので、猫のデイルがその…使い魔になりました。早速アーチボルトを尾行するのに役立っています。そう、今回はいよいよアーチ―の実家であるウィムジー家がシナリオの舞台となります。なんでも先代の資産で生活しながら学者をやっているそうです。
さらに、このパーティが“バブリーズ”と呼ばれるきっかけとなった事件が起きます。大金が転がり込んだことで行動選択肢が一気に広がりました。実際にこのリプレイで実行した作戦も普通の冒険者ではできないでしょう。しかし、スケープドールの効果を考えると、手元に残す選択肢も充分あり得たのではないでしょうか。まあパーティの性質、性格によるでしょうが。そういった私のPCだったらどうしていたか? ifについての想像を、小説よりも強く喚起させられるのもリプレイの面白いところだと思います。
はたしてファイター4Lvとなったアーチボルトと魔剣アーチブレイドは実家の蔵書“変幻する精霊の書”を守り抜けるのか? そして玉の輿を狙うフィリスはアーチボルトとの仲を進展させられるのか? 続きを読む投稿日:2013.12.29
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ソード・ワールドRPGリプレイ集バブリーズ編3 亡者の村に潜む闇
清松みゆき/グループSNE, 中村博文 / 富士見ドラゴンブック
高レベルのアンデッドはこれがあるからなあ
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シリーズ3巻目。3話収録で、ダンジョンアタックとシティアドベンチャーと……なんでしょう、これは? 無理に分類することもないでしょうが、村が舞台になっているけど、所定の場所に行けばモンスターが待ってい…る形式だから、ダンジョンに近いかな。そうするとダンジョンアタック二つで、この巻は初めてシティアドベンチャーよりダンジョンアタックの方が多いということになります。
相変わらず、20点魔晶石を用いて魔法の達成値や距離を拡大したり、他の冒険者を雇ったりしています。すっかりこのパーティの定番になりましたね。GMもそれを想定してシナリオを作っているようです。ただ、魔晶石は魔法使いしか使わないので、前衛もマジックアイテム欲しいですよね。アーチボルトはもう魔剣を持っているので、レジィナとパラサに。
この巻でスイフリーが使った裏技について。TRPGをプレイしていて、PCの作戦を他のプレイヤーやGMに対して秘密にする意味はないです。ルールをなにか勘違いしているといけないので、むしろ実行する前に話しておいた方が良いのですが、ついやってしまうのですよね。だって格好良いじゃないですか、奥の手みたいで。気持ち良いじゃないですか、皆の驚いた顔を見ることができて。
後味の悪いシナリオについて。もちろん、こういう話もあって良いのだけど、私的には事前に伝えておく方が無難かと思います。シナリオの内容はともかく、重い話であることくらいは。プレイヤー側の心の準備とか、プレイングも変わってくるかもしれませんし。
村人失踪事件の謎を解くため、旅立つアーチボルトたち。今回の敵は怖いアンデッドですよ。 続きを読む投稿日:2014.01.08
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ソード・ワールドRPGリプレイ集バブリーズ編4 バブリーズ・フォーエバー
清松みゆき/グループSNE, 中村博文 / 富士見ドラゴンブック
挿絵もネタ満載です
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シリーズ最終巻。4話収録で、海での冒険1、シティアドベンチャー3です。
冒険の舞台がアノスへ移ったことで、新しいNPCがいろいろ登場しています。前回から引き続いて潔癖な女聖堂騎士や建築家にして音楽…家の貴族をはじめ、血の気の多いマーマンに高レベルソーサラーのテロリスト。そして、いつまにやら国内有数の冒険者となった、いつもの6人と国を揺るがす大事件へと関わっていきます。
今回特に、アーチボルトの浮き沈みが激しい。騎士叙勲を受けて領主になったと思ったら、フィリスには愛想を尽かされ、開き直った挙句に最終話での決断。テーマは愛……なのか? そうか? 続きを読む投稿日:2014.02.26
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新ソード・ワールドRPGリプレイ集1 進め!未来の大英雄
秋田みやび/グループSNE, 清松みゆき, 浜田よしかづ / 富士見ドラゴンブック
伝説の始まり。さあ、冒険に出かけよう!
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リプレイシリーズの1巻ということで、パーティ構成など。
ヒースクリフ・セイバーヘーゲン。人間、男。ソーサラー1、レンジャー1、セージ2。
ガルガド。ドワーフ、男。ファイター1、プリースト(マイリ…ー)2。
マウナ・ガジュマ。ハーフエルフ、女。シャーマン1、レンジャー2、セージ1。
ノリス・ウェストイック。人間、男。シーフ2、シャーマン1。
イリーナ・フォウリー。人間、女。ファイター2、プリースト(ファリス)1、セージ1。
3話掲載、巻末に清松みゆきの解説付きです。
このキャンペーン、ちゃんとゴブリン退治から始まりますよ。そのゴブリンにも個性的なキャラ付けがしてあって面白いです。
2話の依頼人、3話のモンスターもそうですが、良い意味でソードワールドっぽくない、ハイファンタジーっぽくないです。PCもNPCも動機が庶民的で、異世界なのに身近に感じました。
こういった冒険は、いかにも駆け出し冒険者という感じがして好きです。
ちなみに、時系列順に読みたい向きには、5巻に第0話が収録されているのでそちらから。 続きを読む投稿日:2014.06.21