やっさん∞さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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火の粉
雫井脩介 / 幻冬舎
展開はオーソドックスですが、まあ楽しめます
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想像すると、ゾーッとするようなシーンもあり、映像化したら怖いんじゃないかと思っていましたが、今、テレビ・ドラマでもやっていますね。
この狂気なイメージがどこまで再現されているのでしょうか。
ストーリー…はわかりやすく、展開も読者を裏切りませんので、最後まで引き込まれながら読むことができる面白い本だと思います。
続きを読む投稿日:2016.04.29
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さまよえる脳髄
逢坂剛 / 集英社文庫
30年前の作品ですが面白いです
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逢坂ファンなので、昔読んだことがあるかもしれないと思いつつ、すっかり読み進んでしまいました。
百舌シリーズと同じように30年前の作品なので、時代背景は古臭い感じも否めません。
スマホや携帯電話なども普…及していませんし、プロ野球も全盛の時代ですからね。
でもこの脳神経に関わるような話は興味的なものがあり、百舌シリーズなどにもつながっていく部分も断片的にはあるのかもしれません。 続きを読む投稿日:2016.04.02
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雀蜂
貴志祐介 / 角川ホラー文庫
サスペンス、サバイバル、ホラー?
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真冬の隔離された別荘という、まあ小説としてはオーソドックスなシチューエーションから、スズメバチという意表な展開ですが、なんとなく冷静に考えると、突っ込みどころが多々あるような・・・・
貴志さんの作品は…いくつか読んでいますが、期待度が高いだけに、若干自分としてはテンションダウンに。
まあ、面白くて、読み進めることはできますので、貴志さんファンであれば一読ですね。 続きを読む投稿日:2016.04.02
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記憶の果て(上)
浦賀和宏 / 講談社文庫
同年代の人には面白いかも
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「お父さん死んじゃった」から始まる物語は、その父のコンピュータの中の女の子との会話、そして小説を読み進むにしたがって、徐々に明かされる事実、ある意味で未来的であるが、ローリングプレイ・ゲームにどっぷり…使った現代人には、今一歩古臭いイメージも感じらなくもない。
上下巻にわたる長編であるが、少し緊張感は持続されない部分は残念であるが、主人公に年齢の近い若い人であれば共感できる部分もあるかもしれません。私は、年齢は上なので、なんとなく冷めた目で物語を追ってしまったので、最後の結末も何となく予感できてしまい、あまり驚きはありませんでした。まあでも、読んでも損はしないという作品ですね。 続きを読む投稿日:2016.04.02
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家日和
奥田英朗 / 集英社文庫
爽やかで、読みやすい作品です
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奥田さんの作品の中でも、爽やかな部類で読みやすく読み終わった後もスッキリとした読書感を与えてもらえる作品です。
ごくごくありふれた日常の中で、なんとなくちょっとした変化を感じて人生を生きていくというこ…とを教えてもらい温かみのある物語だと思います。 続きを読む投稿日:2016.04.02
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顔 FACE
横山秀夫 / 徳間書店
素直に読み込むことができる短編集ですね
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警察、刑事ものとして、読み物としてはスッキリと読むことができます。
平野瑞穂という女性の心の中の葛藤がうまく表現されていて、いろいろな物語の流れの中で、揺れ動いている様が興味深い作品です。
短編集なの…で、あまり時間がなくても、ちょとした時間があるときに読む本としては最高です。 続きを読む投稿日:2016.03.28