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思い出の屑籠
佐藤愛子 / 中央公論新社
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もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること
諏内えみ / ダイヤモンド社
ハンカチ貸すか?借りるか?
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ハンカチは2枚持つ。人に貸すこともあるから湿ったのは具合が悪いでしょう。
30年前に読んだマナー本は3枚で、1枚は手拭き、2枚目は膝に広げたり人に貸す、3枚目は電車などで異臭がした時鼻を覆ったり、目…元をぬぐったり、顔で使う用、とあった。発行年を見ると本書は2021年9月末、既にコロナ禍2年目も終わろうかと言うときに、ハンカチを人に貸す前提の話はどうなんだと思った。
一方で、マスクをしていない人にマスクをしてほしい場合、などというのもあるのだから、わかっていないわけではなさそうだし。
コロナ禍があと1、2年で終わって、あの頃はヒステリックなまでに衛生に気を付けたよねと笑い話になるなら、30年前とほぼ変わっていない、多分いつの世にも通用するマナーの1つかもしれないが、むしろ新しい習慣が根付いて、ハンカチの貸し借りなど、靴下を借りるくらい気持ち悪いことだ、となるんじゃないかと言う気がする。
なんかずれとるなあ、と言う気がして仕方ない。 続きを読む投稿日:2022.04.03
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スキマワラシ
恩田陸 / 集英社文芸単行本
ハズレかな
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フシギ具合は大したことないし、謎解きも怪談ぽさも薄い感じがする。
「蜂蜜と遠雷」が面白かったから期待してたんだけど、もう一度読みたいとは思わないからお金を無駄にしたなと思う。投稿日:2020.09.13
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大正の后
植松三十里 / PHP文芸文庫
久々に一気読み
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いや面白かったわ!
大正天皇のことも、もちろんそのお妃のこともなーんにも知らなかった。
宮妃や華族の自伝評伝が「○○の昭和史」って形で昭和末期に流行ってあれこれ読んだし、明治は明治で面白くて好きだ…けど、正直大正って興味なかった。
大正についての本をもっと色々読んでみたいと思った。
ここに登場するのは、なりたくてなったわけじゃないけれど、その立場になってしまったからには自らの義務に対して最善を尽くす人ばかり。皇室への尊敬が増した。 続きを読む投稿日:2019.11.15
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自由を着る
光野桃 / KADOKAWA
安定の自意識過剰
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Frauで連載していた頃からだから30年くらいこの人の書いたものを読んできたけれど、当初から肩に力の入った構えた姿勢はいっそ「これこそがこの人のスタイル」と言いたくなるくらい全く変わらない。40歳を前…にして頭と気分を慣らしていく、だの若くない女の顔を作る、だの言っていたのが、今度は60歳。
全編通して「力が抜けた」「軽くなった」とちりばめられているけれど、私にはむしろその意識してる様が力が入った重いありように見えて仕方がない。だって私、○○を気にしなくなって、とか○○をやめて、とか、考えたことすらないんだもの。
30年前に「そんなこと気にする?」と思ったようなことに、相も変わらずこだわり続け、そこから解放されたという形でねちっこく意識し続けている。本人も自覚してるみたいだけど自意識過剰だって。 続きを読む投稿日:2019.03.03
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マイバッグ 3つのバッグで軽く美しく生きる
ドミニック・ローホー, 赤松梨恵 / 講談社
あれ、何故そうなる
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こういう本を読むと必ず出てくるのが「どういう生き方をしたいのか」「どういう自分でありたいのか」がはっきりしないと○○は決まりません、というのが出てくるんですが、実はそれが一番難しいのではないかと。正直…、どういうもこういうも、日々をしのげればどうでもいいので…
既に使っていないバッグがたくさんあるのに、バッグの話を読んでいたらまた新しいのが欲しくなってしまいました。必要なものだけですっきりと、という方向性からは完全に逆効果に刺激されちゃいました。 続きを読む投稿日:2019.03.02