SEIJIさんのレビュー
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驕奢の宴(下)
井沢元彦 / 祥伝社文庫
善光寺如来
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賤ヶ岳の戦いを終え実質秀吉の天下へ。そして朝鮮出兵、秀吉の死去までを描いた作品です。
この作品、”信濃戦雲録”の三部作となってて、第一部は30年近く前に書かれた第一部”野望”、第2部”覇者”そしてこ…の第3部”驕者の宴”となるのですが、この三部作を通して信長から秀吉の時代へというのとは別に信濃善光寺の如来像というのが一つのキーポイントとなっています。戦乱の中で信濃国の人にとって大事な如来像の行方がどうなるのかというのも見どころです。 続きを読む投稿日:2018.01.08
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驕奢の宴(上)
井沢元彦 / 祥伝社文庫
信長から秀吉へ
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本能寺の変で信長が死んだ後の織田家の混乱の時期。
今後の織田家を占う柴田勝家と羽柴秀吉の賤ヶ岳の戦いまでを描いた作品です。
信長の時代から秀吉の時代への過渡期とも言える時期で織田家中の力関係など読…み応えのある作品です。 続きを読む投稿日:2018.01.08
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DAYS(25)
安田剛士 / 週刊少年マガジン
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考えない練習
小池龍之介 / 小学館
生き方
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”考えない”というと自由気ままに思いつきで行動するという風に取られそうですが、そういう本ではありませんでした。
正しい生き方というか穏やかな生き方をするためにはどうすればいいのかという感じです。
…普段何気なくしている、”話す”、”聞く”、”見る”、”書く、読む”、”食べる”、
”捨てる”、”触れる”、”育てる”という項目に分かれています。 続きを読む投稿日:2017.12.21
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Mac Fan(マックファン) (2018年1月号)
マイナビ出版 / マイナビ出版
Apple製品好きのための雑誌です
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Macを使っている人、iPhoneを使ってる人、iPadを使っている人
Apple製品を使っている人みんなのための雑誌です。
それぞれの製品についての情報や周辺機器の情報、使っているアイドルや有名…人のインタビューなどとにかく楽しい雑誌です。 続きを読む投稿日:2017.12.10
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アナログ
ビートたけし / 新潮社
恋愛観
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バイオレンス映画ばかりを撮って来た北野武監督が次回作は恋愛ものを撮るのではないかと言われていますが、その北野武監督が作家ビートたけしとして書き下ろしたのがこの作品です。
かつては『あの夏、いちばん静…かな海。』とか『菊次郎の夏』などバイオレンス色の薄い若者たちや子供を主人公とした作品もあったので決してバイオレンス以外も苦手とは思いませんが、恋愛ものとなるとそこには自身の恋愛観が色濃く出る様な気がします。
この、『アナログ』という本の中で主人公の二人は偶然一軒の喫茶店の中で知り合うという状況になっています。
自身が設計に関わった喫茶店とそこに来ていたお客様、という設定でそこには特別なハプニングは何もありません。
お互い名前だけを伝え合うだけで、連絡先を交換することも次の約束も何もないまま別れます。
お互いがその店に来た時相手も来ていれば話をする、という今時中学生でもしないような恋愛です。
こういうところに北野武という人の恋愛観が垣間見える気がします。
その後の展開も主人公の周りの人間がやきもきするような展開が続きますが、
読み終わった後には清々しい気持ちになるエンディングです。
老若男女、誰もが楽しめる作品です。 続きを読む投稿日:2017.12.08