Y-sukeさんのレビュー
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サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている
西内啓 / マイナビ新書
ロジカルでスーっと入ってくるサラリーマンの愚痴に対する解決策
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この本は、社会科学的な見地でサラリーマンのよく聞く愚痴・不平不満に対して解決方法がで述べてられています。
解決法は、よく自己啓発本で述べられる内容だったりしますが、その過程でのべられる裏付けの経…済学の話が面白いです。文系的な理屈で論理だって書かれています。
著者の西内啓さんの頭のよさを感じる本です。
「なんで、お金が貯まらないんだろう?」
「どうやったら、出世できる?」
「仕事がうまく回らない・・・」
など不満を日頃感じている方に是非、オススメの本です。何となく、納得感の得られる回答が見つかります。
個人的に一番気に入った解決方法は、
Q:家族とよい関係を持ち続けるには?
A:感謝の気持ちを持ち接する
です。
何事においても「感謝の気持ち」を忘れずに生きていきたいと思っています。
是非、オススメの一冊です!! 続きを読む投稿日:2018.06.27
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勉強ができる子どもの家庭は何をしているか
安河内哲也 / 中経の文庫
小学生の子供に対する育児本
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予備校で英語の講師をしている安河内先生の本です。小学生の子供に対する育児本です。
予備校で実績をあげている先生だけあって、全体的に納得感のある内容になっています。
幸せな人生を送るのに大切…な力として
・学ぶ力
・人間力
【人間力①】 がんばる力
【人間力②】 他者と共存する力
の大切さを掲げています。
また、子供との関わり方として、管制官として見守る大切さをを述べています。
「ここで親がやるべきことは、「飛行機」がきちんと離陸できるように、また、「パイロット」がその操縦をまちがわないように、遠く離れた管制塔から適切な環境整備をしていくことです。」
子育て中の方にピッタリな育児本になっています。
是非、読んでみて下さい!! 続きを読む投稿日:2018.06.09
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「超」入門 失敗の本質
鈴木博毅 / ダイヤモンド社
分かりやすい言葉、解説で読む「失敗の本質」のエッセンス
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第二次世界大戦における6つの作戦(ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海戦、沖縄戦)についてなぜ日本軍は破れたのかを分析した名著「失敗の本質」。この本のエッセンス…版になります。
6つの作戦での敗因となった組織的な問題を改めて提示し、現代にも通じる現代も抱えている課題であることを解説しています。
「失敗の本質」から学び組織作り・運営をしている会社は多く存在していると思います。ただ、逆に何も学ばず同じミスを犯し続けている会社も多く存在していると思います。
また、戦時中の失敗の原因でもあった「空気」に支配され誤った方向に集団として向かってしまう傾向も今なお多くの組織が抱えている問題だと思います。
第二次世界大戦時の軍隊と同様の組織になっているのであれば、同様の失敗の結果に繋がっていきます。
改めて、結果を出す組織にするにはどうしたら良いか、どんな組織的な課題があったか勉強するのに良本だと思います。
また、組織論だけでなくリーダーとしてのあるべき姿について本著では言及しています。ここら辺の説明も大変分かりやすかったです。リーダーとしてのあるべき姿も本著を通してイメージするのも良いと思います。
すでに「失敗の本質」を読んだ方だけでなく、読んでない方にもオススメの本です。
是非、読んでみて下さい❗ 続きを読む投稿日:2018.06.07
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グーグルに学ぶディープラーニング
日経ビッグデータ / 日経BP
「ディープラーニング」を学ぼうと考えてる方にオススメの一冊
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「ディープラーニングって結局何が出来るの?」
を具体例をつかって説明しており、理解しやすい本です。
はじめに、Googleのエンジニアの賀沢秀人さんが、
「人工知能・ニューラルネットワー…ク・ディープラーニング」
について解説してくれています。
具体的な例を使いながら説明してるので分かりやすかったです。
「ディープラーニング」と言われると
何か凄いことができそうな感覚に襲われますが、
得意不得意もあり、何でも出来るという訳ではないと認識しました。
グーグルのディープラーニング研究の責任者のインタビューもありました。
AIを難しい手の届かない技術に仕上げるのでなく、皆で使って活用してほしいという想いを感じました。
自分も、自分の仕事の中でAI活用考えてます。テンソルフローちょっと勉強してみます☺️
「ディープラーニング」を学ぼうと考えてる方にオススメの一冊です❗ 続きを読む投稿日:2018.06.02
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合本 この国のかたち【文春e-Books】
司馬遼太郎 / 文春e-Books
因果関係を意識しながら学べる「この国のかたち」
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司馬遼太郎さんのエッセイ「この国のかたち」最終巻です。全体を通して、色々な時代の日本の出来事・思想が書かれています。
司馬遼太郎さんの知識の元、日本の歴史を細切れに学ぶのでなく、縦の関係(時間軸…)と横の関係(国の繋がり。地域の繋がり)が明快でどんな因果関係かを理解しながら読むことができます。
深堀して知りたい好みの時代も出てくると思います(自分は、明治〜大正〜昭和初期)。
司馬遼太郎さんの何とも言えない飄々とした語り口。随筆ならではのリズム感。
また、我々は、どんな出来事にせよ、先人の努力の元に生きている事を感じられる素晴らしい本です。是非読んで見てください❗ 続きを読む投稿日:2018.05.24
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この国のかたち(六)
司馬遼太郎 / 文春文庫
俯瞰的に知り、学べる「日本のかたち」
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司馬遼太郎さんのエッセイ「この国のかたち」最終巻です。全体を通して、色々な時代の日本の出来事・思想が書かれています。
第6巻では、海軍について多くのページが使われています。日本の海軍は、帝国主義…時代の防御ようとして増強されましたが、気がつけば統帥権を武器に歯止めの効かない大きな組織になっていました。歯止めの効かなくなった組織の恐ろしさ、行く末について学ぶことが出来ます
司馬遼太郎さんの知識の元、俯瞰的に歴史が書かれているので、世界との関わりや時間の繋がりを感じながら読むことができます。
深堀して知りたい好みの時代も出てくると思います(自分は、明治〜大正〜昭和初期)。
司馬遼太郎さんの何とも言えない飄々とした語り口。随筆ならではのリズム感。是非読んで見てください❗ 続きを読む投稿日:2018.05.24