じんくれえるさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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美しい彼【SS付き電子限定版】
凪良ゆう / キャラ文庫
めちゃめちゃ可愛らしい!
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いやいや、私も紹介文だけ読んでなんだかつらそうなんで
「これは読まないでおこう」と思いましたが、
レビューを書かれている方の文章を見て、
「あ、それなら…」と気を取り直して読んでみましたら…
面白い!…
可愛い!
明るい(笑)
スクールカースト云々と言うより、ひたすら一途な主人公と、
彼に結局は振り回されて行くキングに、愛情を感じずにはおれません。
確かによくある青春期の友人関係の不安定さを、
ここまで明後日の方向に力強く突き抜けて行く主人公、あっぱれ。
作者の筆力、お見事。
最後のおまけストーリーなんて「くすす」の連続で、
モンブランの上の栗を見る度に微笑んでしまうようになりました(笑)
重そうだな~、と迷うようでしたら、心配ご無用。
爽快な恋物語ですよ。 続きを読む投稿日:2016.10.31
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イエスかノーか半分か【電子限定SS付き】
一穂ミチ, 竹美家らら / ディアプラス文庫
ジェットコースター並爽快感&胸キュン
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一穂ミチさんの作品はどれも本当に半端なく面白く、
これがBLジャンルのみに留まるのはもったいなくて
もっと広く世間に広めたいと焦れ焦れしてしまうのですが、
そんな一穂作品の中でも読み物としての疾走感と…爽快感が群を抜いているシリーズだと思います。
そうそうない、見事なまでの二重人格設定が全く違和感なく、むしろその見事な代わりっぷりに爆笑が止まらず、
そんな俺様な国江田さんが恋に翻弄される様がまたきゅんきゅんで、
そして終盤の「出来る子」っぷりには拍手を送りたくなります。
出会えてよかったなあ、このふたり、と思える素敵な恋物語です。
竹美谷ららさんのイラストがこれまたイメージぴったりで、
作品を更に鮮やかにしてくれていると思います。 続きを読む投稿日:2016.10.31
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まばたきを三回
凪良ゆう / ショコラ文庫
まばたきを三回
凪良ゆう
大丈夫。
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いやー…。泣いたわー…。
基本的に「幽霊もの」は嫌いな私。
だって大抵いつも悲しいし、
ハッピーエンドでもせいぜい「未練なくなってめでたく成仏」で、
涙涙のウツクシイお別れを主人公がしたりして、
そ…りゃ、あんたたちはいいかもしれないけど、読んでる私は置いてきぼりよ、どーなのよ、それ、
って思うことばかりだから、
凪良作品だけどこれは手をつけないでおこう、と思っていたのですが。
…大丈夫だった(笑)
…凄かった(笑)
そーなのー!?みたいな(笑)
全然、想定外。
二転三転どころか、七転八倒ですがな。
現実にはありえない話のようでとても現実っぽく、
ちゃんと地に足がついてて、
ファンタジー苦手な私にはぴったりでした。
ファンタジーじゃなかったよ。
後書きで作者も「初の試み」な仕掛けをしてることを書いていましたが、
まんまとその初の試みにて、大号泣。
もう、話の前半どうでもよくなるくらい(笑)
別の方も書いていますが、こんなにレビュー書きづらい、
「何を言ってもネタバレになってしまいそう」で、
「ネタバレされたらアウト」なドキドキな話もないかと。
読まず嫌いしないで良かった、
あー、泣いた、疲れた。
と、思ったよい作品でした。 続きを読む投稿日:2016.11.10
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犬、拾うオレ、噛まれる
野原滋, 香坂あきほ / ラルーナ文庫
ミステリーなの?ってくらい面白い。
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なんと!と言うくらい、伏線のよめない話で
そんなわけだったのかー!と最後まで大変面白く読んでしまいました。
普通のミステリー小説みたい。
これ、本のタイトル失敗なんじゃないですかね?と思うくらい、
…タイトルで読むのやめてしまう人が多そうで残念です。
はっきり言ってタイトル全然関係ないし。
とにかく主人公紺と、テツローの会話のやりとりが絶妙で、小気味良く読んでいけます。
ほぼ会話で進んでいく感じで。
ただの、「ストーカー青年と阻止を依頼された便利屋」の
ぐずぐず監禁エロエロストーリーかと思って油断して読んでいると
あまりの展開にやられてしまいました。
紺の、淡々とした中に壮絶な決意を秘めている様子と、
どこかとぼけたテツローとのコントラストが絶妙で、
ああ、きっとテツローがいてくれたらこれからも大丈夫だな、良かったな、と
最後はほっとできる、素敵なお話です。
続きを読む投稿日:2016.11.30
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リバーシブルスカイ
沙野風結子, 和鐵屋匠 / リンクスロマンス
リバーシブルスカイ
沙野風結子, 和鐵屋匠
素晴らしすぎてレビュー書けない。
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何回も書こうとして何回書き直しても、
私の文章力ではこの作品のレビューが書けません(涙)。
それくらい、大好き!
この本だけは何回も読み直してしまいます。
あらすじは本の紹介文がほぼ網羅しているんで…すが、
とにかく濃厚で骨太な話で、これほど、
「説明できないからとにかく読んでみて」な本もないかと(汗)
人生、希望、夢、家族、兄弟、友情、嫉妬、愛情、喪失、闘志…
とにかく全部がつまっています。
生きることって何なんだろう。
登る度にもう帰らなくてもいいやと思う陸と、
帰るために登る昇。
登ることなく地上に留まる蒼一。
リバ物ってなんか大々的に説明されてるけど
なんかもうそういうことじゃなくて、生きるために足掻く登場人物たちの闘いって感じなんですよ。
それぞれが口にできないそれぞれの気持ちを抱えて、
それでもそれぞれの頂上を目指して登っていくしかない。
エロいシーンもちゃんとエロいんですけど、
敢えてエロいわけじゃない、ヒマラヤに旅立つ前の、
陸が蒼一の背後から手を重ねて登ってゆくムーヴを重ねるシーンが
無性にエロく感じて何度読んでも悶絶して倒れてしまいます。
…だめですね、やっぱり全然この作品の魅力を伝えられないー!もどかしー!
唯一、紙で購入して本棚に置いておきたい、と思った作品です。 続きを読む投稿日:2016.11.30
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After【電子限定版】
日高ショーコ / 花音コミックス
After【電子限定版】
日高ショーコ
は~~~、やっぱりイケメン。
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一気に全部読みたくて三冊全部大人買いしたことが昨日のようなんですが。
その後が読めるなんて夢のよう!
みんなそれぞれ幸せで良かったなあ。
榊さんはいつも考えすぎてばかりで早死にしそうで心配(笑)…
明るい村上くんが好きです! 続きを読む投稿日:2017.01.13