Mr.kさんのレビュー
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軍師の門 下
火坂雅志 / 角川文庫
不遇の軍師
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豊臣秀吉には二兵衛といわれる、竹中半兵衛、黒田官兵衛といわれる二人の軍師がいました。
この二人がいたからこそ秀吉は天下をとれたのだと思います。
秀吉は、半兵衛のことは信頼していましたが、官兵衛のこ…とはもしかしたらと危惧していました。
下巻は、半兵衛亡き後官兵衛が秀吉の軍師と働きますが、成果を上げるものの大した報酬をもらえず不遇の時代を過ごします。
それでも、秀吉のために働く官兵衛けなげですね。 続きを読む投稿日:2013.09.29
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その女の名は魔女 怪異名所巡り2
赤川次郎 / 集英社文庫
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三毛猫ホームズの怪談
赤川次郎 / 角川文庫
猫の化身
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舞台は猫屋敷。
猫屋敷のお婆さんと猫が11匹殺されます。
その後も殺人が続きますが、その結末は・・・。
主人公の片山義太郎は女性に弱くまた血に弱い。
そんな主人公が、女性に恋される。
その結末もこうご…期待。
続きを読む投稿日:2013.11.04
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目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い
太田忠司 / 角川文庫
真犯人は・・・。
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最初のうちはやっぱり2件の連続殺人の犯人は誰なんだろうと思いますが、
最後まで読んでみるとやっぱりこの人が犯人なんだなという感じです。
ただし、普通の小説と違うのは呪いのようなものを交えているところで…すかね。
本当の真犯人は誰だったのでしょうか? 続きを読む投稿日:2014.01.04
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オーシティ
木下半太 / 新潮社
大阪がえらいことに
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大阪ミナミの町が舞台ですが、何かが違う。
そこは今のミナミとはまったく違う一攫千金を狙う町に変貌しています。
そんな町の中で"耳"という一見なりそうにないものがターゲットになっています。
"耳"に何が…隠されているのか、目が見えないけど聴覚が異様に発達している女の子、普段から漫才をしているような殺し屋の夫婦、主人公が絵本探偵という何とも分からない設定の人物構成ですが、読んでいくうちに引き込まれていきます。
それぞれの人物の視点で物語が進むので話が進んだり戻ったりします。
この作者の小説はこういうパターンが多いです。 続きを読む投稿日:2013.09.27
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パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から
似鳥鶏 / 幻冬舎
最終的には・・・。
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主な登場人物は、自分では警察官を辞職したつもりのパティシエ、その兄で弟想いの飲食店オーナー、警察に連れ戻したい婦警、パティシエに気持ちを寄せる女性弁護士。
婦警は、警察に戻す為に脅しながら(警察が…こんなことしていいのか?)未解決事件をパティシエに解かせていく。
最初は、弟想いの兄が心配をかけないように自分が謎解きを請け負うが、結局は弟が解決する。
次第に、直接弟が表に立って解決していきその間に弁護士といい間柄になっていくがその弁護士の身内にあった事件を解決することになる。
その事件を解決した時ついにその関係が・・・。
各事件あっさりと事件を解決するが、内容は重い。
しかしながら、その心を軽くしようと最後は文字だけでもおいしそうに思えるケーキや紅茶が出すパティシエは幼少期の苦い思い出から人にやさしくできるんですね。
続きを読む投稿日:2015.03.22