minさんのレビュー
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華竜の宮(下)
上田早夕里 / ハヤカワ文庫JA
下巻、一気読み
3
上巻を読んだ限りでは、ラストはどうなるのだろうと思ったけれど、まさか、彼がそのように選ばれるとは!!
納得のラストでした。
下巻は展開が一気に加速。
読みごたえがある作品でした。投稿日:2013.12.15
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烙印
天野節子 / 幻冬舎文庫
タイトルの「烙印」の意味が深い
1
あまり余計なことを書いてネタバレするのは嫌なので簡単に。
犯人はすぐわかります。
でも、えっ?こんなことがあるわけ?という興味で最後までズンズン読み進めてしまいました。
ある意味、島国日本ではとても…残酷なロマンです。 続きを読む投稿日:2015.11.29
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国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ
河治和香 / 小学館
読書でお江戸
1
歌川国芳の娘の登鯉を主人公にした国芳一門の物語。
江戸の市井の暮らしが生き生きと描かれていて、べらんめい調のいなせな言葉にのせて、その日暮らしに全力な活気にあふれる江戸の町を覗き見しているような楽しさ…があります。
1巻は出だしとしてはまずまず。
時代小説はお侍の話が多く、どこか他人事だけれど、このシリーズを読むと、江戸に暮らす人々に変な愛着めいたものが不思議とわいてきます。 続きを読む投稿日:2015.05.13
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国芳一門浮世絵草紙2 あだ惚れ
河治和香 / 小学館
読書でお江戸 色恋編
1
国芳一門物語の第2巻は、国芳の娘の登鯉とその幼なじみたち、お江戸の町娘の色恋模様の物語。
素直になりたいのに素直になれないもどかしさや、江戸っ子らしすぎる意地の張り合い、身分違いの切なさや、女であるが…ゆえの苦しみが切なく描かれております。
出てくる男はいずれも個性派なれど、各々にいい男。
恋の儚さは人生の儚さ。恋にも人生にもひたむきなお江戸の人々を、やはり愛さずにはいられません。 続きを読む投稿日:2015.05.13
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国芳一門浮世絵草紙3 鬼振袖
河治和香 / 小学館
読書でお江戸 ドタバタ騒動編
1
国芳一門物語の第3巻は、まぁ、あれやこれやの大騒動が巻き起こるドタバタ編。
中でも「市芳」という話は絶品で、読んでいるほうも泣くの笑うのの大忙し。
チビッ子であろうが、これまたいっぱしの江戸っ子っぷ…りは天晴れ。
損得勘定でなく、情で動く競者(きおいもの)たちが大活躍のお江戸はやはり素敵。
個人的にはこの3巻から俄然面白くなりました。 続きを読む投稿日:2015.05.13
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華竜の宮(上)
上田早夕里 / ハヤカワ文庫JA
ウォーターワールドみたいな世界
0
環境の激変に海を選ぶ人類や陸を選ぶ人類。
海の民とともにある魚舟やそれに対する獣舟の存在意義が面白い。
登場人物がのキャラクターが魅力的。投稿日:2013.12.15