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非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講義
佐藤綾子 / 講談社現代新書
コミュニケーションの効果を狙って、あえて間違った文法を使うのもあり!
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コミュニケーションにおいて、言葉だけでなく表情や仕草といった非言語の情報を受け取り判断するといった話はいろいろな書籍が出ており、根幹の部分では本著には目新しいものはありません。
とはいっても、欧米で確…立した学問が、言語も仕草や文化が異なる日本人にそのまま当てはめていいのか?
そういう疑問をもった方には一読する価値はあります。なぜなら日本人を相手にした追試を行われた上で、執筆されているからです。
また、オバマ大統領や安倍首相の演説やSTAP細胞で一躍有名になった小保方氏の謝罪記者会見の分析を行っています。特に、阿部首相は第1次と第2次の比較もしており科学的に分析しています
1次とくらべて2次では格段に身振り手振りや表情の生かし方に磨きがかかており、また言語のほうも「より分かりやすい」言葉と文の構成となっています。なぜなら、コミュニケーションとは、相手に理解してもらうことが大前提なのですから。
この辺は、「同じ内容」の話をする上で「相手」によって「単語」や箇条書きのように話す必要が出てくるということです。
特に最近は「カタカナ」の一言で片付ける風潮がありますので、気をつける必要がありますね。
さて、相手に納得させるには「分かりやすい言葉を使って」理解されることが大事なのですが、もう一つ大事なのが「相手の感情を逆なでない」ことも大切だと説いてます。
相手の感情を損ねないなんて当たり前の話ではないか! と、怪訝に思う人もいるでしょうが、これは謝罪をする場面で多くの人がやってしまっている過ちではないでしょうか。
それは、謝罪の言葉を発したあと申し開き(又は弁明)を行ってしまうことです。
これは、かなりの方は身に覚えがあるのではないでしょうか。少なくとも私は、自分のミスの報告でこの手の失敗をやった覚えがあります。
本著では小保方氏の謝罪を題材にして説明していますが、「謝罪の言葉のあと、直ぐに申し開きを行う」ことは、単純に「言い訳」にしか聞こえないということです。
「申し開き」は、あくまで先方が「謝罪」を受け入れてから行うべきであると、著者は語っています。
ここで、重要なのは「申し開き」を行うことが問題ではなく、「自分は悪くない」という態度だと思われ、「謝罪をしていない」と判断されてしまいます。
また、「怒りの地雷」を避けるために、あえて間違った文法を使うことも推奨されています。
例えば緊急の仕事を依頼された場合。
「分かりました。しかし、この仕事の後に取りかかります。」
「分かりました。そういうわけで、この仕事の後に取りかかります。」
どちらも、緊急の仕事を直ぐに取りかからないのは同じですが、「しかし」を使った正しい文章の方が反感を持たれるそうです。
なぜなら、「しかし」「だけど」「ただ」といった言葉は否定されたと、判断されるからだそうです。
これは本当に有効なのか、変な日本語と突っ込まれないか、試すチャンスが訪れないのが、目下の悩みではあります。 続きを読む投稿日:2016.06.04
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幸せになる勇気
岸見一郎, 古賀史健 / ダイヤモンド社
アドラー心理学は宗教なのか?
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前著「嫌われる勇気」から3年後の話です。
青年が図書司書を辞め、教師としてアドラーの教えを貫こうとしたが、挫折をしました。
やはり、アドラーの教えは間違いであることを認めさせるために、再び青年が哲人の…元に現れたところから物語が始まります。
嫌われる勇気」ではアドラー心理学の神髄を語り
「幸せになる勇気」では、アドラー心理学の実践する上での苦難を語っています。
「アドラー心理学ほど、誤解が容易で、理解が難しい思想はない」
この一言につきます。
青年は「褒めるな」「叱るな」を実践したら、子供達に嘗められて教室が混沌としてしまった現状を嘆きます。
哲人は「子供のことをちゃんと見ていましたか?」と尋ねます。
この場でいうちゃんととは、「一人の人間として対等に、そして尊敬をして信頼していたか?」です。
人間関係においての「信用」と「信頼」の違い。
「信用」とは条件をつけて相手を信じること。
「信頼」とは条件なしで相手を信じること。
『相手を条件なしで信じることができなければ、相手は貴方を信じませんよ。』
ここで、ある漫画が頭によぎりました。
松井優征氏の「暗殺教室」です。
「ある日突然、謎の超生物がある学園の落ちこぼれ教室の担任になった。しかも、生徒達はこの担任を暗殺しないといけない」という突拍子もない設定ではありますが、ストーリーはよくできています。
青年は、子供達を愚劣な愚かな存在として扱っていますが、暗殺教室の担任は生徒とひとくくりにせず、子供達一人一人対等に接していきます。
この担任は子供達から信頼を勝ち得ますが、子供達は「大好きなこの担任を、自分たちは殺さないといけないのか?」と・・・・ 苦悶しながら、自分たちで解答を見つけていく。
作品自体は子供向けなのですが、根底に流れている問題は果てしなく深いので一読されることをお奨めします。
さて、アドラー心理学は全ての悩みは対人関係が原因であると考えています。
対人関係の問題を解決するには、如何にして「人から愛されるか」、「愛されるための技術」を磨けばいいのか?
否、必要なのは愛することが大切だとアドラーは説いています。
しかも、自分にとって都合の相手ではなく、ただ全ての対象を愛することが大切だと。
アドラーは「恋に落ちる」現象をだいたんに否定しました。前巻の「嫌われる勇気」では「トラウマ」を否定してましたが、今度は「恋に落ちる」ことの否定です。
大好きで大好きでしょうがない相手といざ恋人になったら、ぞんざいになるという話は珍しくない。
これは、「相手を征服して、自分の思いのままにしたい」衝動を恋だと勘違いしていると言い切ってます。
「怒り」のみならず「愛」も、自分の意思で出し入れできるものだと言えば、反感をかいアドラーの元を離れる人がでるのも納得です。
ちなみに、アドラーの元へ訪れる人の大半が、恋愛相談だったとか。
「先生、どうすればあの人から愛されるようになれますか?」
「愛されようとは思わず、貴方が愛しなさい」
アチャー、「まさに、話がかみ合わない」状態です。
ユングやフロイトとの心理学とここまで違うのは、人は真の意味で相手をコントロールすることが出来ないからです。コントロール出来るのは、自分のみ。
今、自分が出来ることは何なのか? これが出発点なのです。
アドラー心理学は机上の学問でなく、今利用可能のものを使って実践していくものなのです。
信頼されたかったら、自分から信頼する。愛されたかったら、自分から愛する。しかし、前著の「嫌われる勇気」のテーマであったように迎合する気持ちがあったら駄目です。
相手に気に入られれば、相手は「私」を信頼してくれるだろう、愛してくれるだろうと期待をしているのですから。
「信頼」や「愛」は見返りを求めない、無償の行為でなければならない。
アドラー心理学と宗教の違いは、決して弟子をとらず、自らキリストやブッタ如く、目の前にいる人に無償の愛を与えることであろうか。 続きを読む投稿日:2016.05.07
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仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。
小西利行 / かんき出版
メモは腐るもの、そして未来の自分は今の自分よりモノを知らないと思え。
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メモをとっても、後でそのメモを読んでみてもチンプンカンプン。そんな経験ありませんか?
なぜ、そんなことが起きるのか?
メモを書いてる時は記憶が鮮明なため、記憶を補助する程度の内容でも要は足ります。
し…かし、未来の自分は記憶が曖昧であり抜け落ちているため、記憶の補助を目的としたメモを見ても内容が理解できないといった事態に陥ります。
では? どうやってメモを書けば、そんなことにならないのか?
目的意識とテクニックを本書で紹介されています。
巻末の小説家の伊坂幸太郎氏とのメモ書き対談も、なかなか楽しく読ませて頂けました。 続きを読む投稿日:2016.05.01
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誤解だらけの電力問題
竹内純子 / ウェッジ
電力自由化で目先の利益で電力会社を選ぶ前に、電気のことをもっと知った方がいい。
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本著を読んで、電力神話というものはかなり根深いものだと痛感しました。
電力には「神話」が生まれやすいと論じられていますが、確かに間違った固定観念が植え付けられやすく、思考をするにあたって、間違った情報…を元に判断したら結果は必ず間違うのは当たり前です。
そして、日本と外国とは電力事情が違いますから、外国がこうだから日本もそれに習った方が良いという考えは非常に危険だというのも認識できるかと思います。
今年から、電力業界が自由化されていろいろな企業が参入しています。しかし、実は日本の電力業界の黎明期は今のベンチャー企業に相当する企業が入り乱れていたことを知ってる人はどれくらいいるのでしょうか?
交流電流の周波数が東日本と西日本では異なりますが、これもベンチャー技業が自分に有利になるように好き勝手にやった結果であったりします。
じゃあ、お前は電力自由化は反対なのか? と、問われたら、「競争がない分野は発展しない」と思っていますので基本的には賛成です。
しかし、電力自由化が必ずしも電力料金が下がるとは限らないということも知っておくべきです。
この辺は、電力事情で日本の遙か先を進んでいるドイツの事例で説明されています。遙か先というと「輝かしい未来」を想像してしまいますが、現実は「誰も幸せになれない地獄」となっています。そして、ドイツの失敗と同じ失敗を日本も犯そうとしています。
ドイツの失敗とは?
一つは、家庭で発電した電力を買い取る仕組み(FIT)の問題点をあげてます。著者は実際に「太陽光発電」導入して明細書をあげてます。注目するのは2点、売電での収入とコスト負担の省エネ発電賦課金です。売電の基本金額は年々下げていくのに対して、コスト負担は年々上がっていく仕組みとなっています。初年度はペットボトルのジュース程度の負担が、レストランの昼食の料金まであがっていくのです。
実際ドイツでは、憲法違反と裁判沙汰になっています。この問題点が顕在化していたのに、日本はこれを導入してしまいました。
二つめ、自由化の弊害についてです。
競争原理が働くとサービス向上されるのは確かですが、それは盤石な経営基盤があってこそなんです。特に太陽光や風力発電は晴れなければ発電をしない、風がなければ(風速がありすぎても)発電しないとなれば、補完として火力発電に頼ることになります。特にドイツは再生可能エネルギーによる発電を率先して使わないといけない法律があるため、火力発電所の効率が非常に悪い状態となっています。
また、電力は供給と需要のバランスが非常に大切で、太陽光や風力が頑張りすぎて電気を大量に作られ供給過多になった場合も停電の可能性が高くなるそうです。こうなると電力会社はお金を払って電気を捨てることになり、経営が圧迫しています。実際にドイツでは2000年から2010年の間に電気料金が1.8倍に膨れあがりました。そして、今は、倒産した電力会社もあり税金を投入している現状となっています。
あと本著は、電力事情を歴史を踏まえて完結にまとめられています。各国の産業用と家庭用の電気料金を購買力平価換算や為替レートで比較を行っていたり、環境問題に対しても記述があります。
ーーーーここから抜粋 ーーー
実は日本政府は、日本と相手国政府の2国間で協定を結び、日本の技術を導入して温室効果ガス削減を図る、柔軟で実効性のある仕組みを構築しようとしています。この新たな枠組みには、多くの途上国が興味を示しています。
ーーーー 抜粋ここまで ーーーー
でも、なぜか日本では報道されません。
なぜなら、「日本が孤立の危機」と書かないと、本社のデスクに記事を取り上げてもらえないそうです。
こんなところにも、報道しない自由が蔓延っているとはビックリした次第です。
今後、電力会社をかえるかえないを考える上で、電気ってどうやって作られて、家庭にはどうやって運ばれているのか?
海外と比べて日本は本当に劣っているのか? 電気を安くなるのは歓迎だけど、引き替えに何を失うのか?
この電気のことを考える為の材料が、よくまとめられている良書です。 続きを読む投稿日:2016.04.23
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脳が認める勉強法
ベネディクト・キャリー, 花塚恵 / ダイヤモンド社
勉強のみだけでなく、人類が脳の解明の歴史も学べるところが良いです
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この本の良いところは、勉強法のみならず脳に関わる研究の歴史も学べるところです。
そして、この歴史の部分で何度歯ぎしりしてしまったか。
エビングハウスの「忘却曲線」は有名ですが、一方のバラードの「レミ…ニセンス」はほぼ無名です。
簡単に説明すると「忘却曲線」とは時間が経てば、思い出せる記憶が段々減っていくことを実験でグラフ化したものに対し、「レミニセンス」は「一度忘れたことでも、何もしなくても思い出す」という現象のことです。
このバラードの「レミニセンス」発表後しばらくは、追試されてましたが、「幻想だよ」と数十年放置されてしまいました。そんな話が珍しくありません。
この手の話は、学者の話を無批判に信じるのは危険だなと感じます。そして、そういう考えを持つ人が新しい発見ができるということも、教えてくれます。
この本の構成としては、脳はどうやって記憶をするのか? その仕組みはどうなってるの?から始まり。
脳科学の歴史を踏まえて、勉強法を紹介していくスタイルとなっています。
勉強時間、復習の間隔、勉強をする上での環境、反復練習、小テストの活用方法、考えなくても学べる方法が紹介されてます。これは、学習側のものだけで無く、教育指導していく人たちにも読んで頂きたい本です。
学生時代にこの情報は知りたかったものが一つあります。それは「復習するときは、授業の時にとったノートは最初は見ないで行うこと」です。
いわゆる、記憶を強化するのは「思いだそう」とする時なので、ノートを最初に見てしまうと効果が薄れてしまうのです。
そして、「流暢性の幻想」にも気をつけたいところ。いやゆる、下線を引く、マーカーを付ける、覚えた直後に同じ勉強をする、他人が作ったまとめで理解する。これらは、「自分が簡単に覚えたから、もう知っている」という幻想を抱いて、本番のテストで大失敗する原因となります。
また、絵画や美術の審美眼を鍛える、画期的な方法もこの本に載っています。驚くことに審美眼を鍛えるには考えることは必要がないのです。これも、驚くべき脳の仕組みを利用しています。
今まで、勉強しても身につかなかったのは、けして頭が悪いわけではないのです。原因はたった一つ。
”勉強をして「覚えられない」原因の大半は、勉強方法が間違っていた。”
この本をそれを教えてくれています。
人間、生きている限り、学ぶことをから逃げることができません。したがって、今からでも正しい学習方法を知ることはとても有益なことです。
一人でも多く、この本を手にとって頂けると幸いです。 続きを読む投稿日:2016.04.02
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コトバを変えなきゃ売れません。
齋藤匡章 / サンマーク出版
言葉は無料で使えるからこそ、ちゃん使わないと価値は生まれない
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言葉は誰にでも平等に使え、使用料は無料。だからこそ、ちゃんと使わないと価値のある言葉は生まれない。それどころか、言葉をいい加減に使えば効果をあげるどころか、逆効果にもなりかねない。
価値を生みだすた…めに、「その言葉が自分自身で生みだしたもの」「相手を思いやったもの」が本当に大切だと説いています。
確かに言葉を伝えるためのテクニックは存在します、それがハウツー本が山のように売られています。ハウツー、そうテクニックは必要です。しかし、テクニックだけでは人の心は動かせないが本著の伝えたい内容となっています。
『言葉を伝える』とは、誰に伝えるのか?
そう、言葉を伝える「相手」のことを第一に考えないといけない。言葉とはコミュニケーションの道具なのですから、「相手」のことを第一に考えるの当たり前の話なのですが、テクニックに拘るとこれを忘れがちになります。
特にハウツー本は、「自分をどう相手に伝えるか」がメインになりますから、それが顕著になりがちです。
もう一度、会話の目的意識を考え直すことが必要です。
この本はビジネスを言葉を使ってビジネスを成功させようという話の本です。では、ビジネス秘訣とは何か?
「利益の高さ?」「粗利の確保?」
いえいえ、ビジネスの本質は「人を行動に駆り立てる」とのことです。
人を行動に駆り立てる4つの要素。それは、「好奇心」「信用」「信頼」「安心」これを常に意識して言葉を使えば大きな力になります。ただ、その言葉の通りに行動しないと相手に見破られます。
相手の為に言葉を使うということは相手を騙さないということが大前提です。
次に言葉を伝える相手の話になりますが、商売なんだから不特定多数を想定して文章を書く。これは、100%失敗するそうです。極意は恋愛した相手にラブレターを書くように、商売用の文章も書くことを誰か特定の人をイメージすると良いそうです。特定の人がいなければ、理想のお客さんを作り出してもよいそうです。
「言葉が世界を自分と世界を決定付けている。」
と、書くと大げさに聞こえますが、本書では虹の話で説明しています。日本人なら虹は何色か?と、尋ねられたら「7色」と答えますが、ヨーロッパでは「6色」なんだそうです。
なぜなら、ヨーロッパでは虹の色は6色しかないから。同じ現実世界を見ていても「内的世界」が違えば現実世界も異なって見えてくる。
つまり、「言葉によって世界の見え方が変わる」ということです。
これは、日頃の言葉使いによって自分の世界が変わるという意味でもあります。ポジティブな発言とネガティブな発言。一言一言だけなら対して差はありませんが、長い年月で自分や相手に言葉を浴びせつつけたらどうなるでしょう?
「だって、人間だもの悪口ぐらい口に出ちゃうよ」なら、それを打ち消す為に「人の良いところも口に出して褒めましょう」 これは実体験ですが、人の長所を見つけられる能力を養う訓練にもなりますし、思わず悪口が出ちゃった駄目だ! というネガティブ思考のスパイラルを断ち切れます。
それから、文書の上達はやはり文章が上手い人のマネを行うこと。著者はこんな体験したそうです。
「川端康成や夏目漱石といった文豪の作品をすすめてくれたのは、大学の先生です。
『きみね、外国語をやるんだったら、夏目漱石と森鴎外を読んでおきなさい。昔、日本で一番、英語ができたのが夏目漱石。一番ドイツ語ができたのが森鴎外。そのあたりの文章を読まなくて、どうするんだい?それで本を読んでいる気になっていてはダメだよ」といわれました」
このあと、今更、夏目漱石かよと思いつつも実際に本を読んだら、グイグイと引き込まれて無意識に文章を真似ていたそうです。
文章を上達するためには、文章が上手い人を真似て文を書く。スポーツを上達する為に秘訣と同じです。スポーツよりも敷居は低いですが、こうやって文章を書いてますと、上達するには根気は必要だと痛感しています。
最後に、言葉を使うことで大事なのは「イメージ」すること。自分がイメージできていない言葉には「力」ありません。力のない言葉は相手に伝わらないですし、相手も協力したいと思いません。
そして、人は「同調」しようとする力が絶えず働いています。それは、より力の大きい方へと同調する傾向にあるので、イメージを具体的に持つことがとても大切です。
言葉は、誰にも無料で自由に使えるものです。
ゆえに、ちゃんと使えないと力を発揮できないどころか逆効果になってしまう。
言葉をちゃんと使うためには、誰に言葉を伝えるのかを明確にし、イメージを持つことが大事である。
この本質をちゃんと抑えていないと、テクニックをいくら覚えていても意味がない。
これが、この本の伝えたいものとなっています。 続きを読む投稿日:2016.04.02