金さんさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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お局美智VII ウイルス感染源を追え!【文春e-Books】
明日乃 / 文春e-Books
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シグナル
関口尚 / 幻冬舎文庫
絶望的な悪意
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気分が悪いです、こんな本読むんじゃなかったと後悔しました。これで評価が結構高めなのが不思議です。
一応その生まれ育った環境から出来てしまったと言い訳がましい説明がある上での、それはそれは絶望的な…悪意が存在します。物語の核心に近づくことはこの悪意と対峙することです。それまでがさわやかで非常に良いできの小説だけに、この落差は受け止めがたい。最初からある程度予想のつくことではありましたが、ここまで酷いとは思いませんでした。
三年間映画館に引きこもらせる為だけの舞台装置として、ここまでの悪意を用意する必要があったとは思えない。
オードブルは美味しいです。
二皿目にちょっと変な味がして「もしかして不味い?」少し疑問が。
三皿目は「うげっ。まずっ!」
そしてメインディッシュ、、、最早食べ物の味ではありません。
シェフを呼ぶと堂々とこう言います。
「あれ?気がつきませんでした。最初の皿からその辺を這い回ってるゴキ●リ入り料理なんですよ。メインなんてゴキ●りをすり潰して作っただけの料理です。ご心配なく。デザートは甘く美味しくなってます。」
本書の構成はこのような感じです。覚悟して読んで下さい。
筆者の経験から来るのか分かりませんが、壮絶な悪意に翻弄されます。
同様なムナクソの悪さでは、さだまさし著「アントキノイノチ」があります。ただしあちらは宝物のような言葉が沢山散りばめられています。読む価値はあります。こちらは得られるモノは映写機の仕組みくらいですね。 続きを読む投稿日:2019.01.28
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僕が電話をかけていた場所
三秋縋 / メディアワークス文庫
「君が電話をかけていた場所」の続編
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「君が電話をかけていた場所」の続編です。順序を間違えて読めません。こちらは後編になります。
人魚伝説、そう言うことなんですね。いろいろあった謎が解き明かされていきます。謎には納得出来、そうだった…のかとは思います。
話としてはありがちだけど、まぁ面白い部類でしょう。
前巻で抱えた「痣」に対する違和感はそのまま最後まで残ります。
「痣」を小道具にしたのがこの小説の最大の間違いだと思います。こういったハンデは受け取る側の人格もあるのでしょうが、随分と半端なハンデで壮大な話しを作ったなと。
容姿にハンデを負った人をバカにしているような、そんな気がするプロットには賛成出来ない。 続きを読む投稿日:2019.01.24
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君が電話をかけていた場所
三秋縋 / メディアワークス文庫
続編の「僕が電話をかけていた場所」に続きます。
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この本で完結しませんから、必ず続編の「僕が電話をかけていた場所」が必要です。
始まりからオカルトなので小説内世界のルールが分かりにくいですが、非現実的な事から始まり、非現実的な事で完結します。その手…のオチが嫌いな人は手に取らないように。
どうにも「顔の痣」程度の事でと言う思いが頭から離れない。生まれながらにしてもっとハンデを持った人も居るだろう。物語の原動力となる小道具として適切だったとは思えない。そもそも「痣」の有る無しだけでこんなに世界が変るのはおかしすぎる。
面白い仕掛けと話しなんだけど、、、「痣」の件に納得出来ないまま、前巻読了。 続きを読む投稿日:2019.01.24
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チョコレート・セレブレーション
星奏なつめ / メディアワークス文庫
続編です。
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完全な続編なので、チョコレート・コンフュージョンから読んで下さいね。
千紗と龍生のカップルが誕生してからの物語ですが、当然ドタバタでラブラブ。
今回も兎に角「おもしれー」です。
ライトなので一気…に読み切っちゃいましょう。 続きを読む投稿日:2019.01.24
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チョコレート・コンフュージョン
星奏なつめ / メディアワークス文庫
北村一輝で映像化して下さい。
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もうハチャメチャドタバタな交互一人称なラブコメです。
龍生のキャラも、千紗のキャラもあり得ないくらいてんこ盛り設定。面白すぎます。
小説を読んでるんだけど、小説じゃないですね。娯楽感はコミックかT…Vドラマです。映像化するとありがちなものになっちゃいそうなんだけどね。
続編とセットで買って下さい。どうせ読んだら買うことになりますから。 続きを読む投稿日:2019.01.24