
エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
オースン・スコット・カード,田中一江
ハヤカワ文庫SF
天才の育て方
地球を救う者として見出だされたエンダー少年がバトルスクールなどでの訓練を通して成長していく話の前編です。 教官達がエンダーを孤立させ、エンダーが自力で困難を解決していく様を丁寧に描いてます。新訳になって読みやすくなっており、映画化もされるみたいです。お薦めです。
3投稿日: 2014.01.05Another (上)
綾辻行人
角川文庫
学園物ミステリーホラー
館シリーズでお馴染みの綾辻行人ですがこうゆう小説も書いているんですね。館シリーズのような推理物ではなくミステリーホラーです。特異な設定のためか、ヒロインの能力など少々何でもありの世界になってる感じがしましたが、面白く先が気になって一気に読んでしまいました。ただ自分的にはヒロインがミステリアスな眼帯の少女って所が狙いすぎててなんか嫌でした。
0投稿日: 2013.12.23天使の囀り
貴志祐介
角川ホラー文庫
アマゾン怖い
おぞましい描写が多数あります。文章が良いのか頭の中でおぞましい映像がはっきりと出てきます。堪らんです。でも面白くて読んじゃいます。小説のような生き物が絶対いないとも言い切れない絶妙なリアリティが素晴らしいです。 アマゾンにはまだ発見されてない恐ろしい生き物がいるんだろうなぁ。
0投稿日: 2013.12.23カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
道尾秀介
講談社文庫
このミス6位!
このミステリーがすごいで知って読んでみました。読みやすくサクサクとすぐ読破できると思います。オチに好みが別れると思いますが、私は途中の違和感などがスッキリして悪くないと思います。 関係ないですけど映画版はオチが若干小説と違っていて違和感ありまくりですが、能年と石原さとみが可愛かったので良かったです。
0投稿日: 2013.12.23僧正殺人事件
ヴァン・ダイン,鈴木幸夫
グーテンベルク21
坊さんが殺害される話?
以前から読みたいと思っていたマザーグースの歌に見立てた連続殺人事件の話です。坊さんが殺害される話ではなく、僧正とはチェスのビショップのことです。古い作品の為か途中だれてきましたが、見立て殺人の古典を楽しみたい人はお勧めです。
0投稿日: 2013.12.23月光ゲーム
有栖川有栖
創元推理文庫
学生アリス1作目
主人公たちと他大学のグループの4つのグループが山キャンプで一緒になるが、山の噴火で下山出来ない状況で起こる殺人。クローズドサークル、ダイニングメッセージ、読者への挑戦などミステリー好きにはなかなか楽しめます。登場人物が多く把握しづらい所はあるが、ロジックがしっかりしてて謎に挑戦しがいがあります。
3投稿日: 2013.12.23わたしを離さないで Never Let Me Go
カズオ・イシグロ,土屋政雄
ハヤカワepi文庫
わたしを泣かさないで
3人の人生、青春の話です。序盤は謎が多いが中盤ぐらいでどんな世界なのか段々と判明していきます。皆悩みつつ自分達の使命を受け入れている所が恐ろしい。抗えない運命と分かってて夢を語る姿には泣けてきます。こんな世界にはしたくないものだ。
2投稿日: 2013.12.17月は無慈悲な夜の女王
ロバート・A・ハインライン,矢野徹
ハヤカワ文庫SF
月は無慈悲な馬鹿でなし
片腕の兄ちゃん、綺麗な姉ちゃん、物知りなじいさん、そして人工知能を持った月を制御しているコンピュータが中心となり、地球からの独立を目指すお話です。読みづらさもあって序盤から中盤はきつかったですが、独立宣言をした辺りから面白くなっていき読みづらさも気になりませんでした。遥かに力を持った地球にどう立ち向かうのかが読みどころです。成る程確かに大作だと思える作品でした。
0投稿日: 2013.12.17