ひえりんさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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共喰い
田中慎弥 / 集英社文庫
理解できない
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芥川賞を取るくらいだから、優れた小説なのだろうけれど、私にはその良さ・すごさが全く理解できませんでした。
すごく憂鬱な気分になりましたし、ドロドロした世界に引き込まれたような・・・・考えようによって…は、筆者が作り出した世界に引き込まれたのだから、筆者の力が大きいとも言えるのかもしれませんね。でも、この小説によって何を訴えたかったのか、それを成しえていたのか、私には分かりませんでした。 続きを読む投稿日:2017.06.10
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コーヒーが冷めないうちに
川口俊和 / サンマーク出版
期待しすぎたからかな
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泣きたくて読み始めたわけではないけれど、「泣ける」という評判に、感動を期待しすぎたのか、この作家さんの文章になじめなかったからなのか、全然泣けませんでした。
表現自体も単調で、その小説の世界の中に引…き込まれる感じがなく、先の展開も読めてしまって、ちょっと冷めた感じで読んでいました。同じ作家さんのものは、私はもう、いいかな・・・ 続きを読む投稿日:2017.06.10
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とんび
重松清 / 角川文庫
深い愛情を感じます
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主人公を自分の父親とも、子育て中の私自身とも重ね合わせ、いろんな思い出が甦ったり、現在の思いが溢れたりして、すごく温かい気持ちになりました。
世の中の親みんなが、このような深い愛情を持って子育てして…いけたら、心豊かな人間が育つのに・・・ 続きを読む投稿日:2017.06.10
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異端の人間学
五木寛之, 佐藤優 / 幻冬舎新書
もっと勉強したいな
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佐藤優氏の本は、いろいろ読みましたが、
その度に、知識量と教養の深さに感動します。
この本を読んで、今まで知らなかった事・・・というか、
知りたいと思っている事の範疇になかった事を知ることができ、
…世の中には、まだまだ多くの知らないこと(知ると楽しいこと)があるのだなと思いました。
(佐藤氏ほどの教養を身に着けることなんてできそうにもありませんが、)
佐藤氏のような魅力ある人間になるため、もっと勉強したいなと思わされた一冊です。 続きを読む投稿日:2016.06.09
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その日のまえに
重松清 / 文春文庫
さすが重松さん!
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姉が、癌を患っているため、
この本を購入してはみたものの、怖くてなかなか読み始めることができませんでした。
自分や親族とリンクする部分もあって、最後は涙があふれました。
命の終わりが、すぐそばまで来て…いる事を実感している人間とその家族の思いは、
人それぞれではあるけれど、向き合っていかなければならない現実は、
どの家族も同じなんだと、改めて思いました。
作品の作り方には、さすが重松さん!と唸らせられました。
(あまり書きすぎると、これから読む方に悪いので、書けませんが)
おすすめの本です。
続きを読む投稿日:2016.06.09
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武士道エイティーン
誉田哲也 / 文春文庫
親の目と、高校生の感性で
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自分自身が、中・高と剣道をやっていたことがあったので、
シックスティーンから3冊、一気に読みました。
剣道に夢中になっていた高校の頃の、ひたむきな思いを思い出したのと同時に、
今現在の、親という立場で…、高校生の主人公の成長を楽しめ、
二つの角度から作品を味わえたのが良かったです。 続きを読む投稿日:2015.07.16