bandeapartさんのレビュー
参考にされた数
14
このユーザーのレビュー
-
Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2017年 8月号 [動物園と水族館。]
カーサブルータス編集部 / マガジンハウス
動物が媚びない動物園
0
殺風景な檻の中で見せ物のように展示されるより、本来持っている能力を活かせる環境で暮らしている方が見る方も見られる方も幸せだ。
アートディレクターの森本千絵さんは特集のなかで、「動物園で動物は見られな…くていい」と言っていたが同感。息をこらして隠れるように待っているとたまに現れる、くらいの媚びない動物園があったら面白い。 続きを読む投稿日:2017.07.12
-
俺の地元は近ごろ濡れまくり
草凪優 / 竹書房文庫
俺の地元は近ごろ濡れまくり
草凪優
最先端青春エロス
0
2014年にレビュータイトルの触れ込みで発売された本作。
「地方に残る若者」
「都市発信の流行の侵食」
といった社会性のあるテーマを盛り込み、
恋愛ベタな主人公という、
官能小説らしからぬ(…あまりこの手の小説を読んでいないので想像の域なのだが)性的にもたついたストーリー展開は斬新といえるのではと思った。
表紙は『インディヴィジュアル・プロジェクション』を思い起こし(そのあとすぐやっぱ違うと突っ込んでしまうけど)、今後のKN小説の起点になるのではと、可能性を感じると共に楽しく読めました。 続きを読む投稿日:2017.07.03
-
駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿
首都圏鉄道路線研究会 / SB新書
住めば都
0
本書は東京都内を中心に、首都圏の“駅”をランキング化。
乗降人員、乗り換え利便性といった定番のお題から
“駅前横丁指数ベスト5駅”“駅名と地名がリンクしない駅”など、
なかなか思いつかないような…テーマや豆知識まで
多方面から駅の魅力を調査しています。
また「対決! ライバル駅」と題し、
三軒茶屋と下北沢のように個性が似ている駅同士を比較検証するなど、
ライトながら盛りだくさんな内容です。
登場する駅の殆どが東京都内なのですが、
個人的には出身に近かった“所沢の凋落”(全盛期はいつだったのか…汗)を
ハラハラしながら読みました。頑張って欲しいなあトトロのふるさと。 続きを読む投稿日:2017.06.30
-
色即(しきそく)ぜねれいしょん
みうらじゅん / 光文社文庫
夏になると読みたくなる、永遠の童貞小説
0
夏休み、高校生、親元離れ、離島に男女
童貞にとっては1000円払って10000円お釣りが返ってきたような最強のシチュエーション。
何も起きなかったけれど、何かが変わったような気持ちになる男たち…の甘酸っぱい夢物語。 続きを読む投稿日:2017.06.29
-
荒ぶる季節の乙女どもよ。(1)
岡田麿里, 絵本奈央 / 別冊少年マガジン