cozycozyさんのレビュー
参考にされた数
49
このユーザーのレビュー
-
セトウツミ 3
此元和津也 / 別冊少年チャンピオン
祝映画化♪
0
安定感のある間とツッコミで、3巻も川沿いに座って会話してるだけやのにやっぱり面白い。映画化されるようやけど、この喋りと、間と、表情は、再現が難しそう。「難しいフランス映画観たあとみたいな顔してはります…」「知らんがそんなもん。存在そのものがトリッキーやねん。」「ロックバンド結成してもうてるやん。」「鹿やないか、それ」何のツッコミか気になった人は1巻からこの空気感を楽しんでほしい。 続きを読む
投稿日:2015.05.04
-
コウノドリ(9)
鈴ノ木ユウ / モーニング
ほっこり幸せの巻
0
研修医の行動に、はらはらどきどきしながらも、成長に嬉しくなる。この巻は、これまでの中では一番ほっこりしてて笑いの多い巻。出産予定日を何度も先生に確認する若い父親は今時な感じがした。いつも読んでて、男は…もっとしっかりしろよ、って思ってしまう。毎回毎回、再認識するけども、産まれるって奇跡だし、自分の命をかけて出産する母親は偉大やな。次かその次の巻に入る産後クライシスの話が気になる。 続きを読む
投稿日:2015.09.08
-
萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ
吉永南央 / 文春文庫
郷愁がありながら爽やかな読後感
0
ドラマ化されているのを読んでる途中で知ったけど、ドラマを見てみたくなった。70代の草(そう)さんは、和食器と珈琲のお店を65才の頃に始めるくらい、挑戦精神旺盛でとても強い女性。でも、自分の老いに苛立っ…たり、幼馴染みが徐々にボケてしまうことに悲しんだり、恋心を抱いている男性のことに悩んだり葛藤したりする弱さもある。失礼な言い方をするけど、70代も同じように悩んだり恋をしたり悲しんだりしているんだなと改めて思う。ほのぼのミステリーのような表紙だけど、ほろ苦く郷愁ただよう小説。でも、読後感は重くなくて爽やか。 続きを読む
投稿日:2015.05.04
-
妖怪アパートの幽雅な日常1
香月日輪 / 講談社文庫
いろんな考え方が自然と心に染み入る
0
大人も楽しめるコメディのようで、いろんな学びや気付きがたくさんある。押し付けがましくなく、自然といろんな言葉が心に入ってくるし、何よりも面白い。次の巻が楽しみで、10巻があっという間に読める。
投稿日:2015.07.19
-
コウノドリ(7)
鈴ノ木ユウ / モーニング
「生まれる」ということは全てが奇跡
0
【NICU】新生児集中治療室、って知ってるようで何も知らない。出産に関することって、男は本当に何も知らないな。早産児や低出生体重児、または先天性の病気を持って生まれた新生児を、24時間体制で育てる設備…ってことは、何となく知ってたけど、一般的に、33人に1人の赤ちゃんがNICUに入室するってこともそうやし、そこでどんな生死のドラマがあるなんて全く知らない。普通に母子共に健康で何事もなく生まれるということは、何度も言うけど、奇跡です。感謝です。7巻は、ずっと泣きっぱなしになる名作です。 続きを読む
投稿日:2015.07.19