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妲己さんのレビュー
いいね!された数14
  • ニューヨーク・ニューヨーク 1巻

    ニューヨーク・ニューヨーク 1巻

    羅川真里茂

    花とゆめ

    まさに意欲作

    この作品が連載されていていた頃 同性をパートナーに求める人たちには まだまだ世間の風当たりは強かった TVでの扱いも 理解を示しているようで茶化しているのがありありと分かる その風潮は現在でも変わりはない この作品はラブストーリーである とても純粋で傷だらけで 愛する事と生きる事が同義である男達の物語だ 周囲の心情も取った行動も理解出来る 心と対応のアンバランスに悩む周囲の葛藤や、少数派に寄せる嫌悪も 余すところなく表現されていると思う この物語で感じたことは 当たり前の事をするのが異常に見られてしまうことの恐怖と躊躇いがあり 乗り越える壁の高さに目がくらむ 宗教観念や古くからの慣習もあり受け入れられないという意見を 否定しようとは思わない ただ、そっとしておいてほしい 人はただ生きて死んでいくだけだから ひとつの愛の形として表現し生涯を書ききってくれた作者に アッパレをあげたい

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    投稿日: 2018.05.23
  • 桜の花の紅茶王子 12巻

    桜の花の紅茶王子 12巻

    山田南平

    別冊花とゆめ

    吉乃とサクラの影が薄い

    アッサム方面の話が前面に出てしまい 本来の主人公の影がすっかり薄くなった もーなんでもアリみたいになってきて 誰の話が主軸なのか軸足がブレブレになっている なので☆2 以降はポイントで読むべし

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    投稿日: 2018.05.21
  • 光路郎(1)

    光路郎(1)

    村枝賢一

    少年サンデー

    20年前の学園&兄妹ものです

    時代設定がガッチリ昭和の後半くらいなので 絶滅種のこってこての不良とか今じゃ出来ない描写とか満載です ただ、当時少年誌で連載されていましたが 女子でも読めちゃう絵柄と 内容も意外とシンプルだったので大好きなシリーズでした アメリカ人の父と日本人の母を持つ、外見がアメリカ人の兄が日本に帰って 来るところから物語は始まります。 作中で匂わせていますが、容姿の異なる(外国人であること)は問題では無く 行き違いや、誤解や、張らなくてもいい意地や 現代ではこっぱづかしい事を大声で言っちゃうような  恥ずかしくも、なんか分かるなー的な 兄妹、親子、青春があって 盛りだくさんで、根っからの悪党がいない昭和の名作漫画を どうぞご賞味ください 後半ちょっと早足だったんで 星4ですが 大好きな漫画で作者です

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    投稿日: 2018.05.13
  • 俺たちのフィールド(1)

    俺たちのフィールド(1)

    村枝賢一

    少年サンデー

    サッカー漫画と言えばこれ!

    サッカーを通して少年の成長を追っていく感じ 突飛な技という 某超有名漫画のようなファンタジー要素はナシ この作者は人同士の心情を書くことに秀でていますので 没入感が得やすかったのも一因かと サッカーよく分からなかった自分も楽しんで読んでいました わたしはJリーグが無かったら、サッカーなんて興味も無かったけど この漫画と出会って(出会ったキッカケは忘れたけど) サッカーって面白いんだって思えたし 連載の続きが待ち遠しかったのを思い出しました 勝負にかける思いとか、その年代特有の悩みとか葛藤とか いきなりブッ込む笑いとか(これで何度も噴き出している) 俺フィーからファンになりましたが、間違いなく代表作でしょう 1巻が無料だったらもっと読んでもらえたかなーっと

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    投稿日: 2018.05.12
  • 鬼物語

    鬼物語

    西尾維新,VOFAN

    講談社

    ちょっとお腹いっぱい

    これはお腹いっぱい これまでの話しから大体内容の検討はついてるし わざわざ長尺で読むまでも無かった

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    投稿日: 2018.05.09
  • 宝石の国(1)

    宝石の国(1)

    市川春子

    アフタヌーン

    絵がだめでした

    絵が下手過ぎて話に入っていけませんでした コンセプトは分かるんですが 色々適当すぎる

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    投稿日: 2018.05.09
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 1巻

    吸血鬼と愉快な仲間たち 1巻

    羅川真里茂,木原音瀬

    別冊花とゆめ

    女っ気 MAXでマイナってます 何故かって

    羅川先生ですものw でも、そっちの絡みはないですから 安心して電車とかで読んじゃって下さい 原作が他者の作品で辣腕を振るう日が来るとは思いもしませんでした。 デビューの頃から存じ上げてありますが、心情を表現するのがうまいな というのが第一に思っておりました。 男性出現率の異常に高い作品が多く、趣向の点で読者が分かれるところですが 本作は アルの性格をちょっとアホに見せることで(全然そんなこと無いのですがネ)ゆかいな仲間たちが際立つという なんともナイスな原作が小気味いいです 主要人物が三人出てきますが、あなたの推しは決まりましたか? 自分は 刑事さんですw 日常をベースに進みますが、日々を過ごす(生きる)事において 以外と色んなことが絡みあって、その絡みが綻んでしまうと 日常と言う物が簡単に崩れてしまうことが、悲しく恐ろしく思えました アルの日常は永遠に崩壊しましたが、愉快な仲間たちと過ごす事で 人であることの気持ちを維持出来たらいいなと・・・ 祈らずにはいられません

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    投稿日: 2018.05.08
  • フラジャイル(11)

    フラジャイル(11)

    恵三朗,草水敏

    アフタヌーン

    注意喚起W

    毛色が大きく変わっている巻です 漆黒のメディスンバンパイアこと間瀬パイセンが幅を利かせております レギュラーメンバーは影程度なのでいつもの掛け合いを 楽しみにしている方には あれあれ???ってなるかも 展開が新たな方向に向かったので目次の表示もいつもと違います 次巻では森井くんが暴れそうです(いい意味で) TVから入りましたがキャラが立ちすぎてすっかりハマってます 喫煙場面が多いので気になる方もいるかもですが、そこは生暖かく 見守って欲しいものです(喫煙者同士じゃないと込み入った話が出来ないとか、喫煙者って出来る奴みたいな事じゃないからさ) あくまで演出の一環ですから 相手の意向を読み取り、汲むプロが群がる漫画で(ホント凄い)たまに胸焼けしますがそれでも続巻が待ち遠しい 変に匂わせない話の結びかたも次がわくわくする原動力になる 伏線が乱立しないのがいい 伏線くさくても読み流してしまえる気軽さが好き ☆が3なのは、これまでと大きく展開が変わりそうなので 期待と不安を込めてですが、既巻の分は満足の☆5です

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    投稿日: 2018.04.02
  • 累(1)

    累(1)

    松浦だるま

    イブニング

    表紙絵とのギャップもだけど

    ガラスの仮面劣化版でホラー気味 容姿が極限に底辺で演技力が神レベルの主人公が 異次元アイテムで美しい顔を手に入れてのし上がろうとする話 話しの展開が古いかな、主人公に全く共感出来ない 扉絵がきれいだったけど本の中はちょっとどうなのって 扉絵と中は別の人かと思ったくらいガッカリ 無料立ち読みくらいでちょうどいい

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    投稿日: 2018.04.02
  • マギ(37)

    マギ(37)

    大高忍

    少年サンデー

    こういう終わりかたがあってもいよね

    壮大な物語の根源は遠い昔の遺恨や強い想いが主です 何故なら 人間が起こす事だから 神様が決めたことが全てなら 世界はとてもつまらないと思うから 運命を己の中に受け入れ昇華した少年たちの冒険は この巻で完結します アリババが自分の能力を確信し世界を導いていきます 世界はあらゆる人で作っていく  実世界では詭弁でもこの物語はこれでいいと思わせてくれます 展開がちょっと性急かなっと思ったので☆4でした

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    投稿日: 2018.03.05