
県庁おもてなし課
有川浩
角川文庫
どんな話かと思えば
とても興味深い作品でした。タイトルからして、どんな話なのかと思っていましたが県庁職員の、奮闘の物語。 観光開発の話はあまり目が向けられていない分新鮮でした。有川作品としては移植の題材ですが、応援しがいのある主人公たちが魅力です。
2投稿日: 2014.08.21
アンのゆりかご―村岡花子の生涯―(新潮文庫)
村岡恵理
新潮文庫
アンの翻訳にかけた情熱
最後に読んだのは2年以上前ですが、アンの翻訳の話がとても印象に残っています。 防空壕にまで守るためにアンの原書思っていったという村岡さん。そんな村岡さんの思いが一心に伝わってきます。 村岡さんがいなかったらアンは読めていなかったんじゃないかとまで思いました。 村岡さんは「想像」することが得意ですがアンも想像することが大好き。そんな共通点があるからこそ翻訳できたのではないかと思います。 連ドラの原作になった話でもあるので、ぜひ読んでみてください。
3投稿日: 2014.08.21
青い鳥文庫 赤毛のアン(1)
L・M・モンゴメリ,村岡花子,HACCAN
講談社青い鳥文庫
一番好きな本
私が一番好きな本です。アンの世界が大好きで、シリーズ何回も読み直しています。 幼いアンの成長、葛藤、希望が凝縮されていて読むだけで明るい気持ちになれます!ほかの人の訳もありますが村岡さんの訳はモンゴメリの表現をそのまま表しているような印象で楽しめます。
0投稿日: 2014.08.21
阪急電車
有川浩
幻冬舎文庫
話のつながりがうまい!
ショートストーリーがつながっているような作品ですが、話と話が巧妙につながっていて読んでいて楽しくなります。 自衛隊ものとは違ったほのぼのした話。読んでいてホッとします。 それぞれの話にきちんとまとまりがあり、希望を持たせたり明るい気持ちにさせてくれるいい本だと思う。
4投稿日: 2014.08.21
塩の街
有川浩
角川文庫
程よいラブコメ
ベタベタのラブではなく、塩害という時代を生きていく人たちの生き様のような要素もあるので読んでいてバランスがいいです。 主人公の優しさが、大きなポイントです。自分と関わった人は放っておけない、そんな優しさが生み出しているストーリー。 突然自衛隊が出てきますがしっくりくるのでハラハラした展開でもなじみやすく読みやすいです。
0投稿日: 2014.08.21
偉大なる、しゅららぼん
万城目学
集英社文庫
湖の力
読み終わって、本当に湖には力があるんじゃないかと思ってしまいました。 一冊で終わらせるには勿体無いくらい大きなストーリーです。主人公たちの行く末を見てみたい。 登場人物たちのキャラが話の面白さを加速させていて、面白い話でした。 力のせい?で性格がねじれてしまった人もいるようにこの作品では「湖の力」は大きなテーマだと思います。
0投稿日: 2014.08.21
名無しは一体誰でしょう?(1)
山田鐘人,岡崎河亮
少年サンデー
ミステリアスな雰囲気
青山剛昌先生のおすすめコメントを聞いて、読んでみました。 登場人物はそれぞれキャラが濃く、話も重厚感がありはまります。 主人公たちと、その裏で動く謎の組織…構図はコナンに似ているのですがまた違ったストーリー展開です。
0投稿日: 2014.08.21
Another (上)
綾辻行人
角川文庫
ミステリーとは違った面白さ
今まで綾辻さんの本はミステリーしか読んだことがなかったのでどんな本かと思って読んでみました。 思った以上に怖さやドロドロした展開、意味深な発言などがあり早く下巻が読みたくなりました。 ついつい引き込まれて考え込んでしまったのですがどうしても謎が解けない。 ぜひ読んでもらいたいです。
0投稿日: 2014.08.21
ルーズヴェルト・ゲーム
池井戸潤
講談社文庫
野球だけでなくビジネスの現実感も
プロの話でなく社会人野球で、共感できる部分が多いと思います。 ほかの池井戸作品のようにビジネスに関する描写もあり、自分たちの好きなことに取り組む傍ら仕事も頑張っていくという姿勢に感動します。 ただビジネスの話だけでなく野球の話もあるので読みやすく、「2度目の青春」といった感じがします!
1投稿日: 2014.08.21
銀の匙 Silver Spoon(1)
荒川弘
少年サンデー
リアルな生活と葛藤
農業の話は普段の私たちにとってあまり身近ではありませんが「高校生」「寮生活」といった親近感の沸く題材で書かれているのでとても読みやすく、引き込まれます。 ただただ生活の様子を描写していくだけでなく主人公の成長や葛藤があり、共感してつい主人公を応援したくなります。 さらっと読むことができて楽しい作品です。
0投稿日: 2014.08.21
