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サイエンス・テクノロジー

ゲノム裁判――ヒト遺伝子は誰のものか

    ジョージ・L・コントレラス(著), 上原直子(訳)
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    ¥4,950

    (税込)

    2024年03月15日配信

    あらすじ

    科学技術の発展は、人類にとって歓迎すべきことだが、その利用が重大な人権問題につながる場合もある。嘘発見器による冤罪事件や、警察の捜査に利用されるDNA鑑定技術がはらむ諸問題、遺伝子情報を根拠にした差別的扱いなどが代表的だ。アメリカ自由人権協会(ACLU)科学顧問のターニャ・シモンチェリは、協会が管轄する、科学と人権が交わるこうした問題に、科学的助言を行う立場にあった。そんな彼女は2005年のある日、同僚にこんな相談をする。「“遺伝子特許”には問題がある」。この小さな相談が、世界中の注目を集める歴史的裁判のはじまりだった――。「ヒト遺伝子に特許は認められるのか?」このシンプルな問いに、合衆国最高裁が審判を下したのは2013年。足かけ8年の舞台裏には、がん患者や疾患の遺伝的保因者、研究の自由を求める科学研究者、特許で利益を得るバイオ業界、そして原告・被告双方の訴訟弁護士や特許を承認してきた政府の人間、事件を裁く判事たちのさまざまな思いが交錯するドラマがあった。一私企業がヒト遺伝子利用を独占する。長く定着していたこの慣行に初めて異を唱えた裁判の、手に汗握るドキュメンタリー。巻末に事件の法的意義の著者解説を収録。

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    作品情報

    ジャンル
    :
    サイエンス・テクノロジー - 生物・バイオテクノロジー
    出版社
    :
    Reader Store発売日
    :
    2024.03.15
    書誌発売日
    :
    2024.03.12
    ページ数
    :
    544ページ
    ファイルサイズ
    :
    11.1MB
    以下の製品には非対応です
    PlayStation®Vita