人文・思想・歴史
チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史
¥4,950
2021年07月30日配信(税込)
あらすじ
本書の主軸をなすのは、西洋のラテン・アルファベットを基にして作られた「近代」の象徴としてのタイプライターと、中国語との間にある距離感である。その隔たりゆえに中国語そのものに「問題」があるとみなされ、それを克服するための「パズル」が形作られることになる。常に西洋の「本物」のタイプライターを意識しつつ、この「パズル」を解こうとしていく人々の群像を描いていくなかで、漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった現在につながる技術の起源に至るまで、さまざまな話題が展開されている。タイプライターというモノを起点としつつ、それの単なる発明史をはるかに超える射程を持った本であり、関心や専門を問わず広く読まれるべき一冊である。
目次
謝辞
序論そこにアルファベットはない
第1章近代との不適合
第2章中国語のパズル化
第3章ラディカル・マシン
第4章キーのないタイプライターをどう呼ぶか?
第5章漢字圏の支配
第6章QWERTYは死せり!QWERTY万歳!
第7章タイピングの反乱
結論中国語コンピューターの歴史と入力の時代へ
訳者解説
注
索引
新刊通知
この作品のレビュー
3.0
(2件のレビュー)0 | ||
0 | ||
2 | ||
0 | ||
0 |
作品情報
Reader Store発売日
:2021.07.30
書誌発売日
:2021.05.25
ページ数
:392ページ
ファイルサイズ
:33.7MB
以下の製品には非対応です
PlayStation®Vita