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サイエンス・テクノロジー

虫は人の鏡 擬態の解剖学

    養老孟司(著)
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    ¥2,420

    (税込)

    2021年01月08日配信

    あらすじ

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    カモフラージュ、なりすまし、威嚇、死んだふり・・・虫の面白さは「擬態」にあり。なぜ虫はこんな色と形をしているのか。擬態を考察すると人間がわかる。解剖学者・養老孟司の思想の原点。初心者から本格的な虫好き(虫嫌い)まで、圧巻のビジュアルとともに<自然の見方>が学べる1冊。すべての現代人に贈る珠玉の虫エッセイ! オールカラー。
    「私が虫なら、ヒトを笑う。こういう生き方があることを教えてやりたいよ」
    擬態はゲノムのすることなのに、脳がすることにソックリである。もちろんそれは、神経系の機能の反映だからである。脳はそこに自分の秘密を見る。十九世紀およびそれ以前の科学者たちは、虫がする本能的行動を見て感嘆した。これこそ神の設計にほかならない、と。かれらは進化を知らなかった。だから、本能のほうが先で、神経系がそれに従って形成されたことに気づかなかったのである。かれらは虫を見て、本能を発見したつもりだったが、発見したのは、自分自身の出自だった。いまでもそうは思っていない人は、たくさんいるはずである。脳はなにか特別で、心というはたらきを示す。虫は馬鹿の一つ覚えをくりかえしているだけだ、と。(本文より)

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    作品情報

    ジャンル
    :
    サイエンス・テクノロジー - 生物・バイオテクノロジー
    Reader Store発売日
    :
    2021.01.08
    書誌発売日
    :
    2020.12.19
    ページ数
    :
    216ページ
    ファイルサイズ
    :
    98.8MB
    以下の製品には非対応です
    PlayStation®Vita