“意志の弱さ”で片付けない「依存症を考える」。この機会に本で学ぼう -VOL.12-
2019.07.26 - 特集
2019年、世界保健機関(WHO)は、薬物、アルコール、ギャンブル等に加え、ゲームによる依存症を国際疾病分類に認定しました。依存症は、想像しているよりもずっと身近な問題になっています。
特定の何かに心を奪われ「やめたくても、やめられない」状態になる依存症について、自己責任で片づけてしまう前に、みんなで考えてみませんか?
予防のためにも、回復のためにも、求められているのは誰もが「助けて欲しい」と言いやすくなる、誰も一人にならなくていい社会なのだと思います。
ドラッグは、実際にどんなものなのか?
使用すると、どのような感じになるのか?
なぜ、依存してしまうのか?依存しないためには、どうしたらいいのか?
など、薬物依存の過去から立ち直った近藤恒夫氏が、自身の体験を通じてドラッグの真実を伝えるノンフィクション読み物。実体験をベースにした、説得力のある語りにひきこまれているうちに、ほんとうの「ドラッグ」のことを理解することができます。