大変さに優劣ってあるのかな?「本人にとって大切なこと」。この機会に本で学ぼう -VOL.8-

大変さに優劣ってあるのかな?「本人にとって大切なこと」。この機会に本で学ぼう -VOL.8-

2019.02.15 - 特集

「あの人は、もっと頑張っているよ!」
「もっと大変な人がいるんだから!」

しんどいなぁ…、困ったなぁ…、イヤになっちゃったなぁ…。
そんな気持ちのときに、こうした言葉を耳にしたことのある人は多いのではないでしょうか?
いえ、もしかしたら他ならぬ、自分自身が自分に対して発している言葉という場合も少なくないかもしれません。

第8回の今回は「本人にとって大切なこと」をテーマに取り上げてみました。

「私は今、死にかけています――」。原因不明40℃超えの高熱、サーモンピンクのブキミな皮疹、そしてついには寝たきりに・・・・・・!! アラフォーおひとり様を突如襲った謎の病気「成人スティル病」。彼女はいかに病と対峙し、乗り越えたのか――!? 読むと元気が湧いてくる涙と笑いの闘病一代記!!

私はコレでねこ背をやめました。物心ついた頃から25年来のねこ背の持ち主、はませのりこ。そんな彼女が、ねこ背を改善すべく重い腰を上げた!ねこ背にならない立ち方、歩き方、座り方などを試しつつ、ねこ背の歴史、心理的な影響、ねこ背対策グッズなどなど、ねこ背にまつわることをいろいろな角度でゆる~く検証。果たしてはませのねこ背は改善するのか!?ねこ背改善のヒントがここにあるにゃー!

「夢をかなえるゾウ」「スパルタ婚活塾」などの著者・水野敬也は、醜形恐怖という外見への執着に悩まされていた経験から、見た目に傷やアザなどの症状を持つ方たちにインタビューし、問題をどのように克服していったかを学びました。本書に登場する9人に起きた出来事と、問題を乗り越えて幸せをつかんでいく過程は、感動的な「物語」でもあります。仕事や恋愛、人間関係などの問題を解決する多くのヒントが得られる本です。

ラインナップを見て、「え? これは同列じゃないよね?」と思うことがあるかもしれません。
「ねこ背」「難病」を同じように語ることはできないかもしれないし、本人の努力では変えられないものと気持ち次第と思われがちなものを、隣に並べることが難しいのも確かだと思います。

それでも、そのひとつひとつは、本人にとって大変なことで、同じように本人の人生にとって大切なことだと考えられたらいいな、と思っています。

誰とも比べなくていい。
何とも比較しなくていい。
強弱も優劣も決めなくていい。

ひとりひとりの、それぞれがもっている「私の事情」を大切にすることは、だれかがもっている「それぞれの事情」を大切にすることに繋がっていると考えてみませんか? というご提案です。
是非、いろいろな人の事情に触れてみてください。それはきっと、自分を大切に想うことに近づいていく一歩になると思います。

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