『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』実写映画公開!あなたは知ってる?「吃音」と「聴覚障害」この機会に本で学ぼう。
2018.07.13 - 特集
街を歩けば、たくさん溢れている。コンビニのドアが開く、街頭でティッシュを配る、クラクションが響いて、踏切がおりてくる。呼び込みの人がいて、街宣車が通り過ぎる。スマートホンの着信音が鳴って、誰かが笑って、誰かが怒っている。
今回は、多くの人が不思議に思うことなく、当たり前のように受け止め発している「音」について、気づいていないこと、知った気になっていることを取り上げてみたいと思います。
志乃ちゃんは自分の名前が言えない
本書は「吃音(どもり)」をもつ作者が実体験にもとづいて、同じく吃音でうまく話すことができない大島志乃の学園生活を実体験をもとに描いた一巻完結の漫画だ。
志乃は高校に入学した初日の自己紹介で自分の名前が出てこない。
「お…お…お!お!お!お!」
クラス一同は大爆笑。
志乃は高校生活一日目にしてつまずいてしまう。
この物語のクライマックスで志乃は感情を爆発させる。
「私をバカにしてるのは
私を笑ってるのは
私を恥ずかしいと思ってるのは
全部私だから」
自意識の牢獄に風穴が開き外の世界とつながった瞬間だ。
志乃はありのままの自分を受け入れて生きていく決意をした。
本書は教えてくれる。
もって生まれた特性やどうにもならないことで劣等感を抱いたり自己嫌悪に陥らなくてもよいことを。
今の自分を受け入れ、そこから始めるしかないことを。
志乃は高校に入学した初日の自己紹介で自分の名前が出てこない。
「お…お…お!お!お!お!」
クラス一同は大爆笑。
志乃は高校生活一日目にしてつまずいてしまう。
この物語のクライマックスで志乃は感情を爆発させる。
「私をバカにしてるのは
私を笑ってるのは
私を恥ずかしいと思ってるのは
全部私だから」
自意識の牢獄に風穴が開き外の世界とつながった瞬間だ。
志乃はありのままの自分を受け入れて生きていく決意をした。
本書は教えてくれる。
もって生まれた特性やどうにもならないことで劣等感を抱いたり自己嫌悪に陥らなくてもよいことを。
今の自分を受け入れ、そこから始めるしかないことを。
吃音とは?
吃音(きつおん、どもり)は、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。音の繰り返しや引き伸ばしなどの症状があり、全人口の約1%の方が吃音であると言われています。
「吃音」関連作品
聴覚障害とは?
音が聞こえない、または聞こえにくい状態を聴覚障害といいます。病気、事故などで生じる場合や、生まれつきの場合、加齢による場合などがあります。