エスパー・小林の大予言
エスパー・小林(著者)
/王様文庫
作品情報
ロシアのウクライナ侵攻、安倍元首相銃撃事件を的中!(『ムー』2022年2月号) 眉間に「第三の眼」を持つ男が米中戦争、首都直下型地震など近未来の世界、そして日本の行く末を大予言!シリーズ累計20万部!この予言をどう読み解くか――「迫りくること」への賢い向き合い方!◇ウクライナ情勢は「第三次世界大戦」へ発展する?◇核兵器――「最悪のシナリオ」はあるか◇次の「アメリカを率いる者」は?◇中国共産党の支配はどこまで続くか◇「米中戦争」――いつ勃発してしまう?◇M8クラスの「首都直下型地震」そのカウントダウン◇「GAFAMの覇権」は今後も続く?◇独裁者と影武者――「背後霊」はごまかせない◇「救国の英雄」が出現する条件そこに待つのは大破局か、それとも希望か――?「未来の記録」が書かれた本!
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商品情報
- シリーズ
- エスパー・小林の大予言
- 著者
- エスパー・小林
- 出版社
- 三笠書房
- 掲載誌・レーベル
- 王様文庫
- 書籍発売日
- 2023.01.27
- Reader Store発売日
- 2023.01.31
- ファイルサイズ
- 10.3MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
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【概略】
「眉間に第三の眼を持つ男」の異名を持つ筆者が、これまでとこれからを「視る」。ウクライナ情勢、アメリカ大統領選、日中戦争、第三次世界大戦、首都直下型地震・・・様々な角度の未来を、見せてくれる…。よりよい未来を創るために、備えよ。
2024年02月04日 読了
【書評】
「喜餅さん、これ、読んでみて」とリクエストされた一冊。
読書に関しては、雑食を貫きたいと思っていて、さらには自分の判断で手に取るもの以外のものも摂取していきたいと思っている。だから人と会うたびにオススメを聞き、Amazon の「喜餅に読ませたい本リスト」に放り込んだりもしてる。自分の中にある「絶対」を絶対的に揺るがないものにするために、絶対的に信じるものにするために、今の「絶対」の外側にあるものを絶対的に取り入れないと。
さて、予言に関する本。雑誌「ムー」にも関係している本。くすぐられるよねぇ。こういった種類の本、大好き。盲目的に信じるか否かは別の話として、ね。
「予言」という言葉への自分の認識は、理屈とか理由とか証拠とかそういったものとは全く関係なく「こうだ!こう見える!」ってものだと思っていたのだけど、この本の読了でちょっと認識違いが。予言に対しての考察や文脈を述べてくれていて。「〇〇だから△△」という、予測のように感じてしまった。そうなってくると、それは人生経験やその分野に対する知識・知見から導き出すものになってしまうよね。予言書ではなく予測書なのではないかなと思ったなぁ。
・・・と、なんか本書に対して文句を言っているように聞こえるかもしれない。ごめんなさい、そんなつもりはなく、そこは普通に「なるほど」と読み進んだよ。だから「ほら、当たった(または当たらない)」ってのは、軍事評論家やエコノミストの予測と同じ目線なのだもの。別に意地悪になる必要はないしね。
「予言」や「霊能力」という点でいうと、ところどころ挟み込まれるコラムのところの方がそれに該当するように思えた。たとえば「死相」なんて、読者の立場の自分には(自分にそういった「視る」力がないから)全く想像ができない。見えてる世界の話を共有しようとしても、聞いてる相手が想像できないという状態は、とってもわかる。そういう世界を、読者の自分としては、想像しながら読むのが、楽しい。
自分で英語落語の噺を創ったり、スピーチを創ったりしている・・・(とても自称できないが)クリエイターの側にいるから、本書内で言及されている「見えている人」については、羨望の眼差しを重ねたうえで、「あるかも」と思ってしまう。手塚治虫先生をはじめ、「どうしてこんな世界を創ることができるのだろう?」と同時に「どうして自分にそういった世界を創り出せないのだろう」という凹んだ発想に襲われる。これを「羨望」という言葉を用いて表現してしまう時点で、「あぁ、見えてる人なのか。それに比べて自分は・・・」と「区分け」してしまう時点で、クリエイターとしては負けなのは自覚してるけどね。「自分だって、創り出せる」という信念を持たないといけないのに。
社長といった立場の人達が、著者のような方達を大事にするってのは、凄くわかる気がする。験を担ぐの延長線上にあるようなもの。あとはその深度がどこまであるかということと、どこまで(精神的にも経済的にも)没入してしまうかというだけ。鳥居のマークのついたところにオシッコをしない・したがらないという点の遠く先にある話だと思う。
自分も(特に海外で)オンライン配信しながら歩いたりするが、「あ、ここから先はヤバい」と感じることがある。背中、首あたりがチリチリする感覚、理屈じゃなく本能の部分、そういったものには素直に従うようにしている。・・・という話を友人知人にしたところで、呆れられる可能性は高いよね。本書の、少なくとも著者の言葉でいうところの霊能力を元にした言及部分は、そういうところだと思う。
読者の側で、どうやって区切っていくか。優劣ではなく、読者の受容力の問題だね。続きを読む投稿日:2024.02.04
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